全国有数の生産量を誇る三浦市特産の青首大根が“黒い集団”に狙われている。出荷作業が追い込みを迎える中、収穫直前の大根がカラスに食い荒らされる被害が相次いでいるのだ。大根の食害は一昨年の暮れごろから急増。専門家は「このような事例は聞いたことがない」と首をかしげる。学習能力が高く、警戒心の強い難敵に悩まされている農家は「三浦の大根がうまい証拠、と冗談は言っていられない」と困惑している。 農家の鈴木克知さん(33)は一昨年の冬、知人からカラスによる被害に遭ったと聞き、「そんなことあるはずない。カラスが大根を食べるなんて信じられない」と一笑に付した。 しかし、自分の畑でも、黒い姿を何度か目撃するようになった。12月下旬には100本以上の被害が出た。スイカやメロンなど夏作の被害はこれまでもあったが、大根の食害は初めてのことだった。 畑の周囲にテグス糸を張り巡らし、カラスが飛来しにくいよう工夫し
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く