ブックマーク / honeshabri.hatenablog.com (24)

  • 「競女」のルーツを文化的な視点から探る - 本しゃぶり

    『競女!!!!!!!!』は荒唐無稽な作品である。 しかし、「競女」という競技自体は日文化的に正しく、実際にありえてもおかしくない。 記事では「競女」の歴史について解説する。 2016年秋アニメから 数ある2016年秋アニメにおいて、最も注目すべき作品が『競女!!!!!!!!』である。何しろ2016年どころか、アニメの歴史100年の中でもトップに君臨する*1のだから当然であろう。 1話の時点での評判はそれなりにいいが、感想を見ると引っかかる点がある。それは、技や演出のみならず「競女」という競技そのものについても荒唐無稽でバカげている、というものだ。あの競技は完全にフィクションであるのだ、と。 それは間違っている。「競女」という競技は、日文化を知っていれば実在していてもおかしくないと思うはずだ。しかしアニメでは尺の都合上、競女の歴史について語られることは無いだろう。だから俺が解説する。

    「競女」のルーツを文化的な視点から探る - 本しゃぶり
  • ヒストリエからの古典9選 - 本しゃぶり

    今週のお題は「最近おもしろかった」ということで、こいつを取り上げる。 ヒストリエ(9) (アフタヌーンKC) 作者:岩明 均講談社Amazon 最新刊が発売された『ヒストリエ』の主人公にしてアレクサンドロス三世の書記官である、カルディアのエウメネス。とは言っても今回紹介するのはマンガではない。お題のとおり、俺が読んだエウメネス関連のをつらつらと紹介していく。ただ何でもかんでもというのは面白く無いので縛りを2つ設けた。 俺が読んでいる 古典である 9巻を読み終えて10巻が待ちきれないという人向けにオススメだ。なお、ヒストリエの先の展開が含まれるかも知れないが、問題はないだろう。なにせ今から2300年以上も前の話だ。気にするほうがどうかしている。 エウメネスが登場する まずはエウメネスが登場するである。基的に彼のことについてはディアドコイ戦争以前、特にマケドニアに来る前のことについて

    ヒストリエからの古典9選 - 本しゃぶり
  • 豊かな生活を求めた結果にゃんぱすー / “里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く” - 本しゃぶり

    [asin:4041105129:detail] 都市ではなく、里山のある田舎に住む者が賢いという時代が来ているのかもしれない。 のんのんびより 1 (MFコミックス)より このは現在の日を支配している都市的な考え方 = マネー資主義だけに頼るのではなく、田舎的考え方である「里山資主義」を取り入れることが人々の生活を豊かにし、更にはエネルギー問題の解決にも繋がるのではないかと主張している。 なぜ「里山資主義」とやらで豊かになれるのか。これを理解するには、終了時に多くの難民を産んだと言われる『のんのんびより』を見ればわかるだろう。その描写の素晴らしさは二期が決まっただけのことはある。 都市とマネー資主義の問題 切れたら終わり 田舎の良さを語る前に、まず都市の問題からこのは始める。田舎より都市のほうが効率的で優れているはずだ。人々を一箇所に集めることで無駄な移動を減らし、一つ

    豊かな生活を求めた結果にゃんぱすー / “里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く” - 本しゃぶり
  • 小学生の心を掌握する方法 - 本しゃぶり

    たまには人の役に立つような記事を書こうかと思う。きっかけはTwitterを見ていたら「小学生が言うこと聞かねえ」みたいなのがあったので。参考資料としてこれを使う。 私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!(2) (ガンガンコミックスONLINE) 作者:谷川 ニコスクウェア・エニックスAmazon もこっちの行動は、基的に真似したら人類として終わっているようなことばかりだ。だが、どんなクズにもいいところがある。2巻に収録されているこの話。 喪16「モテないし挽回する」 この話で、もこっちは男子小学生の心をわし掴みしていた。俺はこれを読んだ時にとても感心した。なぜならこれは俺の経験と一致していたからだ。作者は男子小学生の行動形態をよくわかっている。教員志望の人間がいたらよく読んでおけ。 俺は数年前に小学校で理科支援員のバイトをしたことがある。簡単に説明すると教材の作成や実験の準備などで、

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