枝野幸男行政刷新担当相は10日、さいたま市で講演し、独立行政法人(独法)を対象にした23日からの事業仕分け第2弾の結果を踏まえ、独法である「大学入試センター」の民営化を検討する方針を表明した。理化学研究所など計34の研究開発関連の独法に関しては5法人程度に再編できるとの見通しも示した。 同センターが大学の共通入学試験である「大学入試センター試験」を実施していることを踏まえ「受験生だけでなく、試験を利用する大学からも金をもらえば、独立採算で回る可能性が十分ある。試験問題のレベルに国が関与する必要はない」と述べ、民営化が適当と指摘した。