メロスは激怒した。というのはもちろん太宰治の短篇(たんぺん)「走れメロス」の最初の一行。日本の小説の有名な書き出しを挙げるなら、漱石「吾輩は猫である」、川端康成「雪国」あたりとともにベスト3に入るにちがいないが、しかし実際には、――なんで名文なの?と思う人も多いのではないか。「吾輩は猫である。名前はまだ無い」ならわかる。人間ではない、名前もない存在がすらすら一人称の人語をあやつる設定は当時
ずっとKindle一辺倒だったんだけど、Kindleにないものが他にあるケースも多く、最近はいろいろな電子書籍を利用している。 そんな中、プラットフォームによってすごく価格が違うこともあるのにとまどったりもする。 陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫) 作者: 伊坂幸太郎 出版社/メーカー: 祥伝社 発売日: 2013/03/22 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る たとえば『陽気なギャングが地球を回す』。これ、Kindle版なら275円だ。一方KinoppyないしReader版は594円。倍以上違うんだな。 ぼくの世代にとって、おそらく本の値段は「どこでも一緒」なのが普通。そのうちに、本の価格を調べないというのは「おやじ属性」として認識されるようになるのかもしれない。 同著者の『マリアビートル』(傑作だと思う)もずいぶん価格差がある。Kindle版は592円、Ki
『三省堂国語辞典』は四版、六版、七版と持っている(六と七はAndroid版)。カピバラに興味をもったのはこの辞書のおかげ。 この語釈を見るために『三省堂国語辞典』第七版を買う人もいるのではないか。「ねむそうな目と、間のびした鼻の下をもつ」=カピバラ #国語辞典 #辞書 #動物 pic.twitter.com/pbdkESLIro — maeda hiroaki (@torisan3500) 2014, 2月 5 この『三省堂国語辞典』の編纂者が書いているのが『三省堂国語辞典のひみつ』。辞書が好きな人ならぜったいに興味をもつはず。購入の背中押しに目次を書いておこう。 三省堂国語辞典のひみつ 作者: 飯間浩明 出版社/メーカー: 三省堂 発売日: 2014/02/13 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (2件) を見る はじめに ― 国語辞典の魅力と楽しみを 第一章 『
ブルーバックスはレイアウトが崩れると内容がわからなくなるものが多くて、電子化はいろいろ難しいかもしれないな。 ブルーバックスの「電子書籍」は、文字サイズの変更も文字の選択も文字の検索も何もできないもの多し(できるのもあるのか知らない)。海賊版かと思った^^ #電子書籍 pic.twitter.com/QEPpA79lVy— maeda hiroaki (@torisan3500) 2014, 3月 9 上は表示を拡大したときのGalaxy SIII上での様子。ずっと上下左右にスクロールし続けなくてはならず、「読書」にはほとんどならない。 AmazonなどでのKindle版の販売ページには次のような注意が書かれている。 この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使
There is nothing better than a good ghost story. It might be tempting to pop in one of your scarier movies when you want to get into the Halloween spirit, but there are plenty of novels sure to keep you up for just as many nights. [seealso slug="photographer-past-present"] Just be careful if you read these titles in a public place. You might mistake the woman who just wants your extra chair as you
表示 件 ヒット件数:0件 検索語:[] P. 1 / 1 表示件数:30 [前ページ][次ページ] タイトル 著者/作者 出版事項 キーワード (主題) ヒット件数:0件 検索語:[] P. 1 / 1 表示件数:30 [前ページ][次ページ]
ぼくはリズムなしでそのまま覚えた中国歴代王朝。 その「殷」を使った「殷賑」という熟語があるのを知りませんでした。出会ったのは本日(2013年5月13日)の日経新聞読書欄。 15世紀から16世紀前半までのヴェネツィア共和国は、東方交易で膨大な富を蓄積し、「アドリア海の女王」と謳(うた)われ、ヨーロッパの三大メガポリスの一つとして殷賑(いんしん)を極めたのだった。 紹介されている本は『そのとき、本が生まれた』。紹介者は法政大学名誉教授の川成洋。 そのとき、本が生まれた 作者: アレッサンドロ・マルツォマーニョ,Alessandro Marzo Magno,清水由貴子出版社/メーカー: 柏書房発売日: 2013/03メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 「『愛書家(ビブリオマニア)』にとって、たまらない一冊である」と結論付けられている本書は面白そう。ただ、今の問題はそこではな
「世界本の日」に街頭で読書イベントを行うチュニジアの学生たち(2012年) 世界図書・著作権デー(せかいとしょ・ちょさくけんデー、英: World Book and Copyright Day)は、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)によって制定された「読書・出版・著作権(知的財産権)保護の促進」に関する国際デーで、毎年4月23日(国によって異なる場合もある)。 「世界本の日」(せかいほんのひ、英: World Book Day)とも呼ばれる。日本語では「世界本と著作権の日」(せかいほんとちょさくけんのひ)とも訳される。 1995年のユネスコ総会で制定され、1996年から実施されている。「書籍とその作者たちに敬意を表する」記念日であり、「読書の楽しみを特に若い人々に伝えるとともに、人類の文化的・社会的進歩に果たした人々のかげかえのない貢献への敬意を新たにすること」を目的とする[1]。この日
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