公立小中学校の教職員の長時間労働が問題となるなか、「勤務時間の上限規制を設けるべきだ」と求める署名がインターネット上で始まっている。1日に開始し、これまで2万筆以上が集まった。6月に松野博一文部科学相と、塩崎恭久厚生労働相に届けるという。 署名を集めている「教職員の働き方改革推進プロジェクト」は12日、東京で記者会見を開いた。呼びかけ人の一人で石川県白山市議の山口俊哉さん(52)は昨年、公立小学校教員だった妻の聡美さん(当時51)が職員会議中にくも膜下出血で倒れ、亡くなった。 山口さんによると、1年生の学年主任だった聡美さんは自宅にも仕事を持ち帰り、土日もたびたび出勤していた。パソコンの使用記録などを調べた結果、亡くなる前は月100時間ほどの時間外労働を繰り返すような労働環境だったと判明した。山口さんは「大変しんどかったと思う。教員の労働時間をしっかり把握してほしい」と語った。 樋口修資(
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