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2017年7月30日のブックマーク (3件)

  • 偏差値30の高校は、間違いなくジャパリパークだった

    ジャパリパークは個性を認め合う社会だ。人間と違って野生動物はできることよりもできないことのほうが多い。大抵の動物は泳げないし空も飛べないし足も大して早くない。だからこそ、擬態がうまいとかジャンプ力が高いとかとか、できることが光る。できないことはできなくてあたりまえ。でも、できることはすっごーいと褒め合う。この多様性を認め合う姿勢こそがジャパリパークの素晴らしさだ。 中学生の時、勉強の大変さからやる気を無くして不登校になった俺は、そこしか行けるところがなかったから偏差値30の高校に通った。今思うと、偏差値30の高校は、間違いなくジャパリパークだった。周りは不良や元不登校ばかりだった。俺も含めて皆親が貧乏だったし、勉強も進学校と比べるとおままごとのようなレベルだった。でも、だからこそできることが光った。皆個性が強かった。 アルファベット26文字すべて書ける人はすごい、分数の割り算ができる人はす

    偏差値30の高校は、間違いなくジャパリパークだった
  • 『原因を推論する』で『ビジョナリー・カンパニー』を斬る | odahajime.jp

    文献購読という授業で受講生1名を相手に久米郁男(2013)『原因を推論する』有斐閣,をゆるゆると読んでいたのだけど,その中で出てきた『ビジョナリー・カンパニー』批判(『原因を推論する』第6章,元ネタはローゼンツワイグ『なぜビジネス書は間違うのか』)に受講生が関心をもったので,授業の最後の回ではビジョナリー・カンパニーを読みながら,どのような方法論的批判が可能かを考えてみるという内容にした。 ローゼンツワイグはハロー効果による批判をしていたのだけど,それ以外にも,いろいろと突っ込みどころが多くて1回の授業では足らなそうな雰囲気だった。主な議論の内容は以下の通り。 従属変数によるサンプリングをすると,標全体とは違った傾向がでてきてしまうことがあるよね(『原因を推論する』第8章)。 最初のところではMost similar systems design(『原因を推論する』第9章)に近いこともし

    『原因を推論する』で『ビジョナリー・カンパニー』を斬る | odahajime.jp
  • 大魔王からは逃げられない | odahajime.jp

    ドラゴンクエストのような和製RPGの特徴のひとつに,最初のムラの近くのフィールドには弱い敵がいて,段々後半に行くに従って強くなっていくというような設定がある。 大学も,高等教育研究機関とはいえ一応は学校なので,発達段階に合わせて「がんばればできそう」ぐらいの課題に調整することが求められる。学生のモチベーションが維持されるように調整しようとすると,段々簡単な課題になりがちだったりする。学年差よりも個人差が大きいのでなかなか調整がむずかしいこともある。これ以上難度を下げると上位層が退屈してしまうので,下位の学生には無理に思える課題を突きつけることになったりする。 そのような大学の入り口である大学入試も少子化や進学率の上昇,入試制度の多様化を受けて,段々競争的でなくなってきていて,簡単になっていく傾向は続くだろう。 ところが学校を卒業した後の社会というのは能力に応じた問題が目の前に出てくるとは限

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