自民党総裁選公開討論会で話す(左から)河野太郎氏、岸田文雄氏、高市早苗氏、野田聖子氏=東京都千代田区の同党本部で2021年9月20日、いずれも宮武祐希撮影 毎日新聞が行った自民党総裁選(29日投開票)の党員・党友票情勢分析では、下馬評通り河野太郎行政改革担当相(58)=麻生派=がトップとなりそうな勢いだ。続いて岸田文雄前政調会長(64)=岸田派=と高市早苗前総務相(60)=無派閥=がつばぜり合いを展開し、野田聖子幹事長代行(61)=無派閥=が追う。ただ、国会議員票も含めた各陣営の「勝利の方程式」には乱れも生じ、それぞれが立て直しを迫られている。 河野氏 頼みの党員票伸び悩み 毎日新聞の分析で、党員票でトップの4割強を獲得するとみられる河野氏。地方の最大の期待は、とかく国民への説明・PR不足を指摘された菅義偉首相からの変革だ。「何かしてくれるという期待が持てる」(富山県連幹部)、「歯切れが良