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  • 徳川吉宗の享保の改革と徳川宗春の尾張藩政改革 | Kousyoublog

    アベノミクスは、江戸時代に一度「大失敗」していた!(河合 敦) | 現代ビジネス | 講談社(1/2) こんな記事を読んだので、 以前書いた記事 から享保の改革と徳川宗春についての部分を切り取って再掲しておこうかなと。比較してお読みいただければ幸いです。まぁあちらは仮にも歴史の先生、こちらはただの素人が趣味で書いたブログ記事なので温い目線で軽い気持ちでお読みください。 享保元年(1716)、徳川吉宗が将軍に就いたときの日は転換点を迎えていた。十七世紀の大開発時代が終わり耕地面積は頭打ちとなり、人口も十七世紀の百年で二・五倍と急増したあと、十八世紀初頭から幕末までほぼ3200万人前後で横ばいに転じる。森林資源は枯渇して各地に禿山が見られ始め、元禄バブルを最後に経済成長の鈍化とともに幕府財政は急速に悪化し、「米価安の諸色高」とよばれる米の供給過剰と米以外の産品の供給不足による物価の乱高下で

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    toronei 2016/09/15
  • 【江戸時代の身分制度論】士農工商から身分的周縁へ | Kousyoublog

    2016年五月の初頭ごろだったか、Twitterで士農工商という表記が教科書から無くなっているという話が話題になっていた。そう。もう江戸時代の身分制を「士農工商」として表記することは退けられて久しいのだ。少なくとも一九七〇年代初頭に疑問が呈され、九〇年代にほぼ否定され、その結果として二〇〇〇年代半ば以降、教科書から消えはじめた。 かねてから近世身分制社会について個人的にまとめたいと思っていたので、いい機会と思い改めて研究書籍や論文を読み直したり、新規に関連文献を読んだりして一気にブログ記事としてまとめてみようと思いたったのが運の尽き。なんだかんだで書き終えるまで三か月ほどかかってしまい、かつ三万三千文字オーバーの超長文記事となってしまった。誰が読むんだ。 というわけで、長文を読みたくない人のための簡単なまとめ ・士農工商は職能分担を表す言葉で、社会通念として身分体系を意味するようになるの

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    toronei 2016/08/02
  • 江戸幕府末期の財政状況がわかる図 | Kousyoublog

    う~ん… 内容豊富も目次粗放、索引なし あくまでも受験用の参考書だな 目次不備、索引なし、内容豊富だが問題点も 上は享保15年、下はその約100年後、江戸幕府末期の天保14年の幕府財政状況です。 享保15年は徳川吉宗による享保の改革の真っ只中。吉宗が将軍就任の前の時点は、幕府は五代綱吉のころの米価下落と綱吉から七代将軍家継までの間に膨らんだ財政赤字、さらにとどまるところを知らない物価上昇などによってそれまでの蓄えをい潰してしまっているという状況でした。 そこで、将軍就任後、倹約と増税(年貢を五公五民にする、定免法による年貢収入の定率化など)による財政再建を行い、成果を出し始めたのがこのころ。農民への年貢取立ては苛烈を極め、「胡麻の油と百姓は絞れば絞るほど出るものなり」とは享保の改革で辣腕を振るった勘定奉行神尾春央の有名なセリフですが、当然、増税に対して一揆なども頻発していたと言いま

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    toronei 2015/09/24
  • 2015年夏アニメ「六花の勇者」1~5話感想 | Kousyoublog

    2015年夏アニメ、「六花の勇者」5話まで見た感想です。個人的に楽しく見ている作品のひとつだけど、ハッカドールでも全然感想記事上がってこないしネット上でもほとんど話題になってなさそうだぞ(笑) あらすじは簡単。世界を滅ぼす魔神が定期的に復活するのでそれを倒すために六人の勇者が復活の都度選ばれて魔神と闘うが、今回はなぜか七人の勇者が集まってきた。しかし、仕組み上七人選ばれるはずがなく、ということは誰か一人だけが勇者のふりをして魔神に与する偽物だ。では誰が偽物なのか?というファンタジー+密室ミステリーサスペンス作品。 自称「史上最強の男」アドレット・マイアを中心にして物語が進み、四話までじっくりと七人の勇者が集結する過程を描き、七人の勇者が結界に閉じ込められて五話から格的に謎解きが始まっている。 映像の美麗さは夏アニメでも屈指、アクションも非常に動きまくっていて楽しいし、登場人物もそれぞれ個

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    toronei 2015/08/11
  • 賢者は歴史に学ぼうとして偏った歴史の類推に執着する | Kousyoublog

    米国の歴史学者アーネスト・メイ(1928-2009)は、1973年の著書「LESSONS OF THE PAST : The Use and Misuse of History in American Foreign Policy(「歴史の教訓 アメリカ外交はどう作られたか」(中央公論社1977年刊、2004年岩波現代文庫より再刊))」で、アメリカの外交において、政策決定者たちはその決断の際に過去の歴史から類推して参考にし、多くの場合その類推は誤用であったということを解き明かしている。それは以下の二つの特徴として現れるという。 1) 外交政策の形成者は、歴史が教えたり予告したりしていると自ら信じているものの影響をよく受ける。(序文iiiより) 2) 政策形成者は、歴史の中に類推を求める時、自らがまず思いついたことに囚われてしまいがちである。彼らは、歴史の類推例を広範囲にわたって探し出そう

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    toronei 2015/01/06
  • イギリス重商主義時代の貧困観 | Kousyoublog

    封建制の崩壊 十四世紀中葉までに進んだ様々な社会的経済的政治的変化――農耕地から牧場地への転換、マニファクチュアの成長、地中海貿易の拡大、十字軍やフランスを中心とした欧州全土を巻き込む戦争、ペストの大流行による人口の激減と村落共同体の崩壊など――によって封建制度が崩壊すると、民衆へ対する領主(貴族・教会)の支配力が低下、労働者の自由な移動が可能となり、雇用者と労働者の関係は賃金の支払いに対する労働の提供を約する雇用契約に基づくのが一般的となった。 この変化は一方で富裕な自営農民らが領主層に次ぐ資家階級へと浮上する機会となったが、他方で生産手段を失った農民や手工業者が資家に雇われる労働者になる、二極分化の社会を作りだすことともなり、その底辺として貧困・浮浪者層の大量発生が欧州全土で見られるようになっていく。特に貧困・浮浪者層増加の大きな要因となったのが、十五世紀から十六世紀にかけての人口

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    toronei 2014/11/02
  • 怪獣名によくある「〇〇ゴン」の由来? | Kousyoublog

    「ゴン」の起源? – Living, Loving, Thinking 「カネゴン」以来? – Living, Loving, Thinking 〈☆☆ゴン〉といえば怪獣の名前だというコンセンサスはある筈なのだが、その「ゴン」の起源は? と、sumita-m先生が書いておられるが、たぶんドラゴンのゴンだと思う。以下、とりあえず10分ぐらいググった程度の特に裏付けは無い薄い記事。 「ウルトラQ」のカネゴンを挙げておられるが、そういえばラゴンという怪獣の名前も聞き覚えがあったなとググったらこれもウルトラQ登場の怪獣だった。ということで、「ウルトラQ」の登場怪獣(「ウルトラQ – Wikipedia」「ウルトラQの登場怪獣 – Wikipedia」)を確認してみると同作品における〇〇ゴンという名の初出は第三話に登場の「火星怪獣 ナメゴン」であるようだ。で火星怪獣ナメゴンの項「ウルトラQの登場怪

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    toronei 2014/07/23
  • 明治政府のフーコー的臣民観 | Kousyoublog

    ちょっと引用中心のメモ。 『明治の指導者たちは、人々を単なる支配の対象(object)ではなく、知識をもった自己規律的・自律的な主体(subject)として、つまり、フーコーのいう二重の意味での主体――「支配と依存」に服従させられた臣民(subject)であると同時に、「良識と自意識」によって自身のアイデンティティをもった存在としての主体(subject)――へとつくりかえてゆこうとしていたといえるのである。 この支配に関する新しい考え方こそが、高度に規律化された国民共同体と、統合的・全体包括的な国民文化へと一般民衆をとりこんでゆくことをねらった様々な政策を生み出したのであった。国家当局者の手によって正しい信仰のありかたが教示されるいっぽうで、地方の神社を破壊・統制したり、シャーマンや祈祷師やいわゆる淫祠などを迷信のたぐいとして規制し、民族宗教を攻撃するといった、啓蒙という名の一種の文化

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    toronei 2014/06/03
  • 伊藤博文の「皇太子は操り人形」発言と明治国家の儀礼の創造 | Kousyoublog

    先日の記事「近代日、海水浴の誕生」で明治時代に日の医療制度の確立に多大な影響を与えたドイツ人医師エルウィン・フォン・ベルツについて紹介したが、そのベルツの日記に、彼が侍医を務めた皇太子嘉仁(後の大正天皇)の結婚に関するエピソードとして、伊藤博文の発言が紹介されている。明治三十三(1900)年五月九日の日記より。皇太子の結婚は翌日五月十日のこと。 『一昨日、有栖川宮邸で東宮成婚に関して、またもや会議。その席上、伊藤の大胆な放言には自分も驚かされた。半ば有栖川宮の方を向いて、伊藤のいわく「皇太子に生れるのは、全く不運なことだ。生れるが早いか、到るところで礼式(エチケット)の鎖にしばられ、大きくなれば、側近者の吹く笛に踊らされねばならない」と。そういいながら伊藤は、操り人形を糸で躍らせるような身振りをして見せたのである。――こんな事情をなんとかしようと思えば、至極簡単なはずだが。皇太子を事実

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    toronei 2014/05/10
  • バンダイチャンネルで「狼と香辛料」「狼と香辛料II」が見放題に | Kousyoublog

    「狼と香辛料」 | 【アニメ】はバンダイチャンネル 「狼と香辛料II」 | 【アニメ】はバンダイチャンネル バンダイチャンネルで「狼と香辛料」の第一期、第二期が五月一日より有料会員見放題になっています。未見でしたが原作が中近世欧州の経済・商業を丁寧に調べてある面白い作品という噂は聞いていて観てみたいと思っていたのでとてもありがたい。早速三話まで見てみたところですが、とても面白い。貨幣の含有量と改鋳の噂を巡るやり取り・駆け引きが渋い。 そういえばちょっと前に欧州における狼文化についてちょっと調べたりしていたんですけど、その欧州の狼に対する観念も反映されているような気がする。以前読んだでメモっていた部分を軽く紹介しておくと。 『オオカミは禍いをもたらすものと同時に縁起のよいものの両面性の象徴である。つまり、太陽と月、光りと影、天国と地獄、それに盗みと償いなど、それぞれのイメージをもっている

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    toronei 2014/05/04
  • メドベージェフ「テレビなんて誰が観るんです?」プーチン「・・・・・・」 | Kousyoublog

    2008年4月、コンドリーザ・ライス米国務長官(当時)がロシアのソチを訪れた際のエピソード。 ライス国務長官がロシアの若手企業家たちとの会合で、ロシアの主要テレビ局は実質国有化(チャンネル1(国営)、NTV(半国営企業「ガスプロム」のグループ子会社)、ロシア1(国営企業「全ロシア国営テレビ・ラジオ放送会社」運営))され、政権の影響下にあるという点でソ連時代と変わらないことについて意見をもとめ、参加者の一人が肯定しつつこう語った。 『この国のニュースはこんな感じです。まず最初に、かの偉大な人物(プーチン)の動向が伝えられます。第二に、農業生産が好調だという話が来ます。第三に、今日もアメリカが無辜の民を殺したというニュースがあり、最後に、かの偉大な人物の後継者に選ばれた人物の動向が伝えられます。』(ライス著「ライス回顧録」P613) そのあと、ライスはドミトリー・メドベージェフ露大統領(当時)

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    toronei 2014/04/06
  • バンダイチャンネルで「機動警察パトレイバー」シリーズが全て見放題に | Kousyoublog

    バンダイチャンネルでパトレイバーシリーズの初期OVA版「機動警察パトレイバー アーリーデイズ」とTVアニメ版「機動警察パトレイバー ON TELEVISION」が日3月28日から全話見放題になってます。 続いて4月4日からは「機動警察パトレイバー NEW OVA」「機動警察パトレイバー 劇場版」「機動警察パトレイバー2 the Movie」「WXⅢ機動警察パトレイバー」が全て見放題になる予定とのことで、4月5日から公開予定の実写版「THE NEXT GENERATION パトレイバー」にあわせて、過去作品が一気に見れそうです。 マンガの方はちょっと読んだことがあるんですが、アニメは観たことないのでこれを機に観て行こうかなぁと思います。 wikipediaを参考にすると 「機動警察パトレイバー アーリーデイズ」 「機動警察パトレイバー 劇場版」 「機動警察パトレイバー ON TELE

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    toronei 2014/03/31
  • 袴田事件再審、BBCもトップニュースで報じる | Kousyoublog

    袴田事件の再審開始決定、BBCでもトップページでの表示順位はエジプトの政局に次いでおり、トップニュースで報じられていますね。 BBC News – Japan man granted retrial after 46 years on death row 記事の中で、日の司法制度の構造的問題点も指摘されています。 Japan’s justice system relies largely on confessions from suspects. Rights groups have cited long hours of interrogation, lack of access to lawyers and physical mistreatment as reasons why suspects end up confessing to crimes they did not co

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    toronei 2014/03/27
  • ウクライナ混迷の社会的背景についてのメモランダム | Kousyoublog

    最近のウクライナ情勢の背景をよく理解するためにいくつか関連書籍を読んでいる。その中の一つ、元ゴルバチョフ政権で外交の実務を担当していたドミトリー・トレーニン氏の「ロシア新戦略――ユーラシアの大変動を読み解く」が充実の内容でとても参考になる。2012年のです。 ウクライナについても、示唆に富んでいる。 二〇〇〇年代央ウクライナにおける政治的な変容は、ロシア、そしてそれぞれの差はあっても旧ソ連諸国のほとんどで存在していた統治形態からは、明確に差をつけていた。悲しいことに、こうした貴重な財産は、二〇〇五~〇九年に浪費されてしまった。オレンジ革命の立役者だったユシチェンコ大統領とティモシェンコ首相の間に権力闘争が起きたからである。既得権益奪い合いのなかで、ウクライナを改革するという事業は後景に退いてしまった。二〇〇四~〇五年の過程で大統領になりそこねたヴィクトル・ヤヌコーヴィチが、二〇一〇年の大

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    toronei 2014/03/10
  • PC遠隔操作事件・片山祐輔被告の保釈について | Kousyoublog

    パソコン遠隔操作事件 元社員保釈 NHKニュース 「自由というのは眩しいものだな」PC遠隔操作事件・片山祐輔被告が保釈会見 | ニコニコニュース この事件については、以前も何度か紹介した十八世紀イタリアの法学者チェーザレ・ベッカリーアが当時の欧州司法制度を批判して書いた「犯罪と刑罰」(1764年)の以下の部分を引用するだけで足りると思っている。 『拘禁は、訴追をうけたある市民が有罪かどうかの判決を受けるまでの間、その身柄を確保しておくための手段にすぎないのであって、ほんらい、なさけない、ざんこくな手法なのだから、その期間はできるだけ短く、またできるだけそのきびしさを緩和してやるようにつとめなければならない。逮捕された市民は、審理の手続きに必要な期間以上留置されるべきではない。また先に逮捕された者から裁判に廻すべきだ。 拘禁中の被告人の身柄の拘束は、彼が逃亡し、証拠を隠滅することをさまた

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    toronei 2014/03/07
  • クリミア・ウクライナ問題を黒海周辺諸国とリンクして俯瞰するまとめ | Kousyoublog

    ウクライナ情勢が緊迫の度を増してきた。次々と報道される内容に基づくと、ウクライナの親ロ政権が倒れたことでウクライナ内でもロシア系住民が多いクリミア自治共和国の親ロ勢力が軍を掌握、ロシアに支援を要請し、ロシアロシア系住民の保護を名目に軍の出動を行う方向で議会の承認を得て調整に入っているという。今後どのように事態が展開するか、専門家たちの間でも意見が割れているし、今後の情勢を見守るしかない。 ここでは現状を追いかけることから少し離れて、ウクライナ情勢を理解する背景として黒海周辺諸国に視野を広げてをもう少し歴史的に俯瞰してみる。なぜ俯瞰するのか、その理由としては、ウクライナがEUとロシアとを繋ぐガスパイプラインの中継点であることから周辺諸国への影響が大きいこと、元旧ソ連構成国で反ロシア傾向が強い点で南コーカサス諸国と同様の経緯があること、クリミアの実効支配の行方を理解するのに、反ロ共和国内親ロ

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    toronei 2014/03/06
  • 中世欧州の処刑・拷問具「鉄の処女」は実在せず後世の創作という説 | Kousyoublog

    現在放送中の深夜アニメ「ウィッチクラフトワークス」のエンディングで流れる欧州の拷問をまとめた記事を書こうかと思っていたらすでに「ウィッチクラフトワークスEDに登場する拷問とは (ウィッチクラフトワークスエンディングニトウジョウスルゴウモンとは) [単語記事] – ニコニコ大百科」にまとまっていたので、同記事や鉄の処女 – Wikipediaにも触れられているように結構定説化しつつある話だが、ヘヴィメタルバンド「アイアン・メイデン」の名前の由来にもなった有名な中近世欧州の処刑・拷問器具「鉄の処女」は実は後世の創作で実在していなかったという説について簡単にまとめておこうかなと。Wikipediaと参考書籍同じなので概ね似たような内容です。 浜隆志著「拷問と処刑の西洋史」でビーレフェルト大学ヴォルフガング・シルト教授の「鉄の処女、詩と真実」(ローテンブルク犯罪博物館叢書第三巻)という論文を元に

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    toronei 2014/02/27
  • 1920-30年代日本の失業問題と失業対策を断固拒否した財界人の意見まとめ | Kousyoublog

    公開日: 2013/08/16 : 最終更新日:2014/02/13 カテゴリー:歴史・宗教 タグ:世界恐慌, 労働, 吉川弘文館, 大正, 日史, 昭和, 第一次世界大戦, 経済, 近代, 関東大震災 最近読んだ加瀬和俊著「失業と救済の近代史」で、1920~30年代に社会問題化した失業問題についての当時の財界を代表する人々の発言がとても興味深かった。まずは背景として1900年~1930年ごろの日経済情勢概観を簡単に。(参考書籍は記事下の加瀬、浜野、伊藤、松元著)政府財政は発足時から慢性的な財政赤字を抱えており、1895年の日清戦争の賠償金で一息ついたものの、1899年の恐慌、1900年の金融危機、日露戦争の戦費負担、輸入超過による正貨流出問題、地方振興・インフラ整備のための財政支出の拡大など構造的問題をいくつも抱えており、文字通り財政危機にあった。と、ここで山積する諸問題に一つ一つ

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    toronei 2014/02/26
  • 石原慎太郎「下品だからこそ大衆の支持を強く集めるのだ」 | Kousyoublog

    最近BSで偶然見た、おそらく地上波の再放送番組であろう故美空ひばりの特番に都知事時代の石原慎太郎が出ていて、美空ひばりと田中角栄を自身が生涯で出会った最高の人物の二人として称賛しつつ、うろ覚えだが「二人とも御世辞にも上品とはいえない。言い方は悪いが下品だ。でも、だからこそ大衆の支持を強く集めるんですよ」とかなんとか概ねそういった趣旨のことをにやりと笑いながら語っていて、妙に心に残った。(家族が見ていたものを偶然見ただけなので番組名や元番組の放送時期など不明、発言内容も不正確です。) 一つには、どうにもその論評が、自身も含んでいることを言外に表そうとしている、というか二人の論評に見せかけて石原慎太郎自身の自己顕示的な側面の方が強いと感じた――自身をその二人と並ばせようとする自己顕示欲と同時に、ある種のエクスキューズのようでもあった――からであり、もう一つには、政治家石原慎太郎の、賛否両論を巻

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    toronei 2014/02/11
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