50年近くにわたって数々の名勝負の舞台となった、東京の「将棋会館」が、老朽化のため、近くのビルに移転し、8日、新たに完成した対局室などのお披露目が行われました。 日本将棋連盟の本部がある「将棋会館」は、1976年に東京 渋谷区千駄ヶ谷に建設され、数々の名勝負の舞台となってきましたが、老朽化のため、現在の会館からほど近い、JR千駄ヶ谷駅近くのビルの1階に移転することになりました。 日本将棋連盟の設立から100年の節目となる8日、新しい将棋会館のお披露目が行われ、羽生善治会長らがテープカットを行って完成を祝いました。 羽生会長は集まった人たちを前に「この場所を将棋界の総本山として、多くの将棋ファンのみならず、多くの人たちが訪れて楽しんでもらえる場所にしていきたい」とあいさつしていました。