スタート以来、日経クロステックの名物コラムとなった「テクノ大喜利、ITの陣」。今回はその第33回だ。毎回、複数の識者に共通のお題(質問)を投げかけ、識者にはそれに答える形で論陣を張ってもらう。お題は日本企業のIT利活用の問題点やIT業界の構造問題、そして世間の耳目を集めたIT絡みの事件などだ。 第33回のお題は「日本企業のDXにとって中間管理職は『敵』か『味方』か」。答える識者の2番手は、アイ・ティ・アール(ITR)のアナリスト甲元宏明氏だ。日本企業では「現場リーダーが優秀」であって「中間管理職が優秀」ではないとする甲元氏は、管理職が変革の足を引っ張る構造的要因を指摘した上で、DX(デジタルトランスフォーメーション)の担い手へと管理職を巻き込んでいく方策について指南する。(編集部)
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