ブックマーク / coldsnapbookworms.hatenablog.jp (59)

  • 感動のメカニズム 心を動かすWork&Lifeのつくり方 - 密林の図書室

    著:前野 隆司 感動のある人生は豊かである。モノ中心から人間中心に考え、製品やサービスを開発する際にも人を感動させられるものを開発するようにすべきという観点から、感動について語っている。 ニーズ志向、顧客満足重視、人間中心設計、ユーザのフィードバック重視、アジャイル開発、デザイン思考、ユーザエクスペリエンス、ユニバーサルデザイン、インクルーシブデザイン。昨今のこのようなトレンドには、すべて、モノありきではなく人間ありきの思想がある。 「コモディティから製品、サービス、そして経験へと進化するのが経験経済の質」 B・J・パインIIとJ・H・ギルモアの「経験経済」(2005年)は、経験経済を作り出す質的な手法として、「4Eフレームワーク」を提唱している。それは、以下のものであり、これらのいくつかが組み合わさってひとつの経験を作っているものが多いとしている。 ・娯楽(Entertainmen

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    torus1 2020/08/02
  • ちょっとした暴露ネタもご愛敬。野村監督らしい鋭い視点。「あぁ、監督 ――名将、奇将、珍将」 (角川oneテーマ21) - 密林の図書室

    「著:野村 克也 先日亡くなった、プロ野球の元名選手で、数多くの逸材を育て、再生させた名監督でもある野村克也氏が生前書いたのうちの一冊。 気軽に簡単に読める。プロ野球の監督という基テーマからいくつかのサブテーマを決めて、それぞれのテーマについて野村監督が自在にしゃべっているのをまとめてにしたような感じだと思えばいい。 とにかく、実在の人たちの名前がたくさん出てくる。かならずしも、いいことばかり書いてあるわけではない。古田元監督は自己中心的でその証拠に自分に年賀状一枚送ってこないとか、広岡元監督は人望がないうえにケチというのはご愛敬。まあ、プロ野球界としても、重鎮の野村監督なんだから好きに言わせておくしかない、という感じなんでしょうね。古い時代の名監督たちもたくさん登場する。 個人的には、派閥の話とか、ブレーザやスペンサーに考える野球のポイントをいろいろ教わった話は、なかなか一般人から

    ちょっとした暴露ネタもご愛敬。野村監督らしい鋭い視点。「あぁ、監督 ――名将、奇将、珍将」 (角川oneテーマ21) - 密林の図書室
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    torus1 2020/02/12
  • あなたも今日から教祖様。「完全教祖マニュアル」 - 密林の図書室

    著:架神 恭介、辰巳 一世 「教祖は決して難しいものではありませんし、特別な才能や資格も要りません。たとえば、ベツレヘムで生まれた大工の息子も、30歳を過ぎてからのたった3年間の活動で、世界一有名な教祖としてサクセスしたのです!しかも、彼には書『完全教祖マニュアル』はありませんでした。書を手にした皆さんは、彼よりも遥かに有利なスタートを切ることができるのです。自覚して下さい。あなたのサクセスライフは、書を手にした今このとき、既にはじまっているのです!」 タイトル通り、「完全」教祖マニュアルである。「思想」と「実践」の重要性を掲げ、読者の前に輝かしい教祖様への道を開いて見せる。 教義は既存宗教の焼き直しでよい。教えを簡略化して、現世利益をうたう。救済を与え、物制限によってコミュニティに共同意識をつくる。記念日を設定する。あえて義務を与える。権威をうまく使う。 弱っている人を探す。お金

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    torus1 2020/01/08
  • 網羅性が広く、バランスよく書かれているブロックチェーンの解説書。「図解即戦力 ブロックチェーンのしくみと開発がこれ1冊でしっかりわかる教科書」 - 密林の図書室

    著:コンセンサス・ベイス株式会社 ブロックチェーンの。網羅している範囲が広いことが特徴である。このため、「知識0からでもわかりやすい!」という副題は若干無理があるかもしれないが、詳しくないけど入門レベルのことはある程度わかっているという人にとっては格好のである。 目次構成は以下のようになっており、さらにそれぞれの章の中もテーマ別に小分けになっている。そのため、必ずしも全部ベタに読む必要はない。例えば、最初の方のビットコインの仕組みなどは仮想通貨ブームのときに学んだという人は、そういうところは流し読みでも問題はない。 第1章 ブロックチェーンの基礎知識 第2章 ビットコインブロックチェーンの仕組み 第3章 ビットコインブロックチェーンを支えるコア技術 第4章 ブロックチェーンを支える周辺技術 第5章 スマートコントラクトとDApps 第6章 ブロックチェーンの技術的課題 第7章 ブロック

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    torus1 2019/12/08
  • 目標達成のために書いてみることの重要性。「非常識な成功法則【新装版】」 - 密林の図書室

    著:神田昌典 「新装版」といっても、だいぶ古いである。一定の熱狂的な支持者がいる神田昌典氏の出世作。キャッチーな言葉が並び、ところどころため口で、いかにも自己啓発系。信者にとってはたまらないかもしれないが、そうでない人には率直に述べて胡散臭さがするなので、若いときは読まなかった。 ただ、古いであるにも関わらず、起業した知人が勧めていたので、こちらも丸くなってきたこともあり、じゃあ、読んでみるかと思って古でお安く買った。 「やりたくないこと」を書く。人生から消し去りたい、嫌なことをできるだけたくさん。ちゃんと、紙に書く。正直に、できるだけたくさん。 それから、今度は「やりたいこと」をたくさん書く。何も制限は加えない。やりたいと思うことを全部書き出す。実現しそうもないことでも大丈夫。夢みたいなことでも自分の能力以上と思われることでもOK。 そして、「やりたくなこと」「やりたいこと」の決

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    torus1 2019/11/26
  • 自らが学習機能を持った「ラーニング・オーガニゼーション」となること。「最強組織の法則」 - 密林の図書室

    著:ピーター・M. センゲ、訳:守部 信之 「これから当の意味で抜きんでる組織は、あらゆるレベルのスタッフの意欲と学習能力を生かすすべを見出した組織となるだろう」 「リーダーが持つべき戦略の核心はごく単純なものだ。自分がモデルになるのである」 個人と組織が相互に良い影響を及ぼしあい、成長する方法について様々な啓示をくれる、ピーター・M・センゲの一冊。特に、マイクロワールドの話やリーダシップ、サービス業における組織的な知識の習得とそのフィードバックの構築に関する記述は、鋭く、優れている。 知識が産業の中心的な役割を果たす時代が来たことが叫ばれて久しい。一方で、効率化やコスト削減の圧力が高まっている。 このような中で、堅固なチームワークと長期的な視点での人材育成を得意としてきた日の伝統的な会社組織は余裕を失いつつあり、今までのやり方の良さを生かしたままより時代のスピードに適した方法へ変革す

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    torus1 2019/11/19
  • つながりをネットワークとして科学する。「私たちはどうつながっているのか―ネットワークの科学を応用する 」 - 密林の図書室

    著:増田 直紀 人や社会におけるつながりのネットワークについて科学的な理論に基づいて解説した。2007年出版のであるため、ところどころ古さを感じるが、基的な考え方についてはむしろSNSがより生活に浸透した今の方がより説得力と重要性を持って理解できる感じがある。 数人の少数のコミュニティはクラスターと呼ぶ。人と人のコミュニケーションの最小単位は2人であるがコミュニティとしての機能は3人以上が基。よってクラスターの最小単位も3人(3角形)である。 6次のつながりと様々なクラスターによって構成されたネットワークを「スモールネットワーク」という。ネットワークでは近道できるコミュニケーションのラインが1あるだけで距離は近くなる。 各点が維持できるネットワークのラインの数は時間的な制約などで限られる。インバウンドは相手が一方的に知ってくれるだけなのでまだいいが、自らひとつひとつの相手とつな

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    torus1 2019/11/04
  • 三木谷浩史、楽天を語る。「楽天流」 - 密林の図書室

    著:三木谷浩史 楽天の創業者が、起業家として楽天を作った理由、世間で大きな話題となった英語社内公用語、楽天文化楽天市場のコンセプトをどうしてあのような形にしたのか、経団連脱退、海外進出、プロ野球の楽天イーグルスやサッカーのヴィッセル神戸を所有することになった理由といったことについて書かれた。 元々は英語海外向けに書いたものを、日語に訳したものだという。原著が出版されると、欧米のメディアの取材を受けたり、Googleなどのインターネット企業のセミナーに招かれたという。 「エンパワメント」を中心とした楽天主義と呼ぶべき企業カルチャーや、お店ごとにネット上に制約の少ないカスタマイズ可能な自由な形で出店できることの意義について、強調してあるところが多い。 英語公用化も、社内や世間の批判を覚悟で進めて、実際、最初の役員会議は4時間かかったそうだが、トップダウンで押し切ったことでグローバル化

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    torus1 2019/10/31
  • 優れた発想はなぜゴミ箱に捨てられるのか? 限界を突破するTOCイノベーションプロセス - 密林の図書室

    著:岸良 裕司 「ザ・ゴール」で有名になったTOC(Theory Of Constraint)をベースにイノベーションを起こす「E4V」という手法について説明した。以下のような3つのステップで成り立っている。 1.価値を作る ・価値を見つける3つの目 ・WOW!カタログ ・WOW!ロードマップ 2.価値を伝える ・変化の4象限 ・市場の教育 3.実現への道のりを創る ・仮定の検証 ・ミステリー分析 ・ODSC ・バックキャスト工程表 ・断れない提案 ワークショップの手法として実践されてきた内容をまとめている。進行には以下のようなワークシートを使ってゆく。 マイナス・マイナスの「顧客の目」ワークシート (1)顧客は誰ですか? (2)顧客にとって重要なマイナスは何ですか? (3)取り除くとWOW!という重大なマイナスはどれでしょうか? (4)それは今までのどんな限界を取り除きますか? プラス

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    torus1 2019/10/03
  • SDGs入門 (日経文庫) - 密林の図書室

    著:村上芽、渡辺珠子 近年、日でも浸透をみせているSDGs(持続可能な開発目標)について説明し、社会貢献の伴うビジネスやイノベーションの例を紹介したである。新書サイズで、一般向けに書かれており、特に前提知識が無くても読める。 SDGsは、貧困を終わらせ、地球を保護し、すべての人々が2030年までに平和と繁栄を享受することを確保するためのアクションへの普遍的な呼出しとして、2015年にすべての国連加盟国によって採択された。以下の17のグローバル目標と169の達成基準より構成されている。 1:あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる 2:飢餓を終わらせ、料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する 3:あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する 4:すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する 5:ジェンダー平等を達成し

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    torus1 2019/09/13
  • 海上自衛隊「いずも」型護衛艦 増補改訂版 (新シリーズ世界の名艦) - 密林の図書室

    F-35Bを搭載して固定翼機を運用することが決まった海上自衛隊の誇るヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」と同型の「かが」について解説した。過去の「世界の名鑑」などの記事を中心に再編成されており、ムックサイズ。写真が多く掲載され、白黒ページもあるが、カラー印刷のページの方が多い。 「いずも」型は「ひゅうが」型に続く空母型のDDHである。海上自衛隊の過去最大規模の艦艇で、哨戒ヘリコプターが14機搭載できる。大型化の背景としては、ロシアの脅威だけでなく、中国の軍事大国化がある。中国が独自に定めて周辺国の軋轢の原因となっている九段線のある南シナ海との連携や、インド洋での友好国との連携といった任務も期待される。 7層構造の艦内、連続した3区画の広い格納庫、2基の大型のエレベーターと多用途小型エレベーター、拡大された飛行甲板と2か所の発着スポット。レーダー、対空設備、対潜設備。 DDHの対潜戦闘の概

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    torus1 2019/09/04
  • TECHビジネス大全 (日経BPムック) - 密林の図書室

    編集:日経 xTECH フードTechファッションTech、リテールTech、FinTech、物流Tech、生産Tech、農業Tech、畜産Tech、水産Tech、インフラ・建設Tech教育Tech、インシュアTech、医療Tech、スポーツTech、交通Tech。こういった、なんとかTechの事例をたくさん集めて、一冊のにしたもの。ムックサイズ。 ネタはすべてITの雑誌である「日経コンピュータ」に掲載されたものである。ただ、2017年後半からの記事なので、それほど古くない。また、すべてオールカラーで、写真や図解が多い。 関係者のインタビューも適時入っていて、国土交通大臣、クボタ社長、富国生命保険社長、横浜DeNAベイスターズ監督、日交通会長などが登場する。「日列島AI改造論」というものもある。 ひとつひとつが雑誌の記事として取材され編集されたもので、読みやすくわかりやすい。ど

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    torus1 2019/08/25
  • Uberなどの投資で成功を収めたエンジェル投資家が赤裸々に語る。「エンジェル投資家 リスクを大胆に取り巨額のリターンを得る人は何を見抜くのか」 - 密林の図書室

    著:ジェイソン・カラカニス、訳:滑川 海彦、高橋 信夫 「10億ドルの会社を選ぶのではない。10億ドルの創業者を選ぶのだ」。 「誰も実現性を信じなかったプロジェクトに対して小切手を書くのがエンジェル投資家としての私の仕事だ。これ以上スリルのあるギャンブルは世界中探しても存在しないだろう」。 「この世界には2つのビジネスがある。とてつもなくスケーラブルなビジネスとそれ以外だ」。 「ウソで始まった関係は必ず涙で終わる。妄想なら受け入れていいが、ウソには絶対に近づくな」。 よちよち歩きのスタートアップ企業への投資は普通の投資とは全く違う。リスクは非常に大きく、多くが失敗する。投資先200社のうちの1社がリターン全体の99.9%以上を生み出す世界である。 スタートアップの創業者は苦難に直面しているのが普通なので、おカネを出すだけではなく、適時サポートもしてやらなければいけない。著者の場合、週の99

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    torus1 2019/08/09
  • 古代史散策ガイド 巨大古墳の歩き方 - 密林の図書室

    監修:大塚 初重 日には20万とも25万ともいわれる古墳があるそうだが、百舌鳥・古市古墳群をはじめとした日の代表的な古墳とその歴史について一般向けに解説した。143ページ中110ページまでがカラー印刷。 古墳とはどういうもので、どのような種類があり、全国各地の代表的なものとしてはこのような古墳があるといった紹介、古墳が作られた時代の説明といった内容である。 今城塚古墳。藤ノ木古墳。埼玉古墳群。高松塚古墳・キトラ古墳、西都原古墳群。虎塚古墳のように、内部に赤い装飾が施されているものもある。 率直に言って、それほど深い内容のではない。ただ、世界遺産で盛り上がっているが、実物は、巨大古墳は近くに行ってみてもよくわからない。なので、このようなガイドは意味があるとはいえる。同様なはいくつか出ており、可もなく不可もなく、といった内容である。古墳研究で有名な学者が監修者として名を連ねている。

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    torus1 2019/07/29
  • 韓国のみならず、視野を大陸まで広げることで当時の日本への理解にも役立つ。「韓国併合への道 完全版」 - 密林の図書室

    著:呉 善花 書は、李朝末期の朝鮮の歴史をまとめたものである。日韓併合はその終着駅である。この頃の朝鮮半島の歴史を扱った、特に韓国人が書いたものは歴史に関しての複雑な感情が絡んで情緒的な解釈が目立つものもあるのだが、書は比較的冷静に書かれている点に特徴がある。 長い歴史を持つ李朝が、以下のような点で、完全に末期症状になっていた様子がよくわかる。 両班の増大 硬直しすぎた中央集権 縁故主義の蔓延 派閥のいがみあい 行き過ぎた文人優位 また、日と違って朝鮮は清の属国でその支配下にあったことも、大きな足かせになっていたことがわかる。 そのような背景において、帝国主義が席巻していた世界の中の当時の朝鮮は、機能不全に陥ったまま、清、ロシア、日に文字通り翻弄されてしまったといえる。この三国の勝者が朝鮮半島を勢力圏に収めたのは時代の流れだったという見方もできるだろう。 また、このを読んで、ひ

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    torus1 2019/07/18
  • MaaS モビリティ革命の先にある全産業のゲームチェンジ - 密林の図書室

    著:日高 洋祐、牧村 和彦、井上 岳一、井上 佳三 MaaS(Mobility as a Service)。移動が関係するすべての要素を統合的なサービス基盤として見立てた概念である。 自動車産業における代表的な4つの技術的革命を指すCASE(Connected, Autonomous, Sharing, Electricity)とも密接な関係があるが、MaaSは自動車だけでなく、列車・バスといった公共交通も含まれるし、スマートシティとも関係がある。もちろん、スマホやクラウドといったITは欠かせない。 自動車産業、交通機関、運輸業界、自治体、市民生活、観光、通信業界、FinTech、小売り、医療、介護、エンタメ、UberやLyft、GAFAGoogle, Apple, Facebook, Amazon)様々なものが密接に関係し、その広がりは移動体だけにとどまらない。 書は国内外のユースケ

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    torus1 2019/06/25
  • 具体的で丁寧な解説。『カラー図解 最新 Raspberry Piで学ぶ電子工作 作って動かしてしくみがわかる』 - 密林の図書室

    著:金丸 隆志 Raspberry Piをキットとネットの情報を頼りにいじっていた。ただ、Raspberry Piの方は元々Linuxの知識があるのであまり困らなかったのだが、電子回路とその制御に関してはどうも知識が十分でなく、やはり一冊買って読んでおく方がよいかな、と思い直してKindle版を買った。 結論から言えば、悪くないだった。一切コンピュータを触ったことがないという人はさすがに苦しいだろうが、それほどコンピュータは詳しいわけではない、電子回路も詳しいわけではない、という人に向けて書かれてあって、ひとつひとつの解説が丁寧である。以下のような目次になっている。 1章 Raspberry Piとは何か 2章 Raspberry Pi用のOS のインストール 3章 電子工作の予備知識およびRaspberry PiによるLEDの点灯 4章 プログラミングによるLEDの点滅 5章 タクトス

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    torus1 2019/06/19
  • 縮む世界でどう生き延びるか? - 密林の図書室

    著:長谷川 英祐、イラスト;いずもり・よう 「生物は様々な要因により、あることを実現すると別のことを実現できないという関係(トレードオフ)に縛られており、その許す範囲でしか環境に適応できません。このような不自由さが、生息可能な空間は生物が適応可能ないくつもの区分(ニッチ・生態的地位)に区切られているという結果をもたらしました。各種の生物が持つ形態は、それぞれのニッチに適応してそうなっているのです」。 特定の生物の数が増えたり減ったりすることと環境がどのような関係にあるかを説明した。人口減少社会を迎えた現代日と重ね合わせながら解説している点に特徴がある。著者は生物学者。 生態系は特定の種が環境の変化によって増えたり減ったりをしている状態が自然。そして、生態系が膨らむのに適した環境に変化したときには短期間で数を急激に増やす方が有利に働く。 成長は必ず環境による限界があり、飽和に達したり環境

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    torus1 2019/05/16
  • 米中摩擦の背景のひとつ。そして、これは実はすべて日本にも当てはまる。「中国の産業スパイ網 世界の先進技術や軍事技術はこうして漁られている」 - 密林の図書室

    著:ウィリアム・C. ハンナス、アナ・B. プイージ、ジェームズ マルヴィノン、訳:玉置 悟 おそらく多くの人が薄々わかっているつもりでいるだろう。しかし、ここまで組織的に、大規模に、徹底的に、しかも堂々と、行われているとは思わなかった。 中国アメリカをはじめとした先進国の技術を根こそぎ漁っている現状とその極めて組織的な仕組みについて解説したである。 「中国が非公式に先進技術を入手しようと手を伸ばしている相手はアメリカだけではない。すべての先進国がこの問題に直面している。その筆頭は、中国のすぐ隣の国だ。書が書いてきたことはすべて、日にもあてはまる」。 アメリカ中心に書かれているなので日については終盤で数ページにまとめられているだけだ。しかし、もちろん日中国の重要なターゲット国になっていて、中国アメリカでやっていることは、すべて日にも当てはまっているという。 書を読んで

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    torus1 2019/05/14
  • 成城石井の創業 - 密林の図書室

    著:石井 良明 「私が語るのは、10年以上前の経営です。…(中略)…しかし、今も昔も変わらない、経営の原点というものがあります。それはいかに情報を得、いかに情報を価値に変えることができるかということです。これこそが、商売において最も大事なことだと考えています」。 著者は、実家であった『石井料品店』を継ぎ、『成城石井』というユニークなスーパーマーケットの形態を築き上げ、店舗数が34店になった2004年に会社を売却して引退している。書は、その過去をざっと振り返るとともに、どのようなコンセプトと戦略で経営していたのかを語ったものである。 「一番良いものを売る」という明確なコンセプト。コアターゲットは年収2000万円の人。しかし、「お金持ちはケチです。お金持ちに物を高く売っても、売れません」という。『成城石井』が支持された理由は、「高い品質のものを抑えた価格で販売しており、コストパフォーマンス

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    torus1 2019/05/06