多くの場合、開発者はコードを記述するだけでなく、コードがアプリケーション環境で適切なスケーラビリティを持ち、適切に動作することを保証しなければなりません。本稿では、スケーラビリティテストとゴールテストの違いを取り上げ、手動テスト向けの擬似コードテストハーネスの例を紹介し、実際にQuest SoftwareのToadという自動テストインターフェイスを使用してOracleプロシージャのテストを行う例を示します。
最新の開発プロセスおよびテクノロジの大規模導入のコンサルテーションを行うValtech Skill Developmentの上級顧問。主にエンタープライズJava開発およびアジャイル手法を行うチームを指導している。アスペクト指向プログラミングからEJB 3.0に至るまで各種の話題について数本の記事を執筆。現在はオクラホマのJavaユーザーグループのモデレータを務めながら、頻繁に講演を行う。 Countrywide Financial Corp. のエンタープライズアーキテクト。メンター、コーチ、アーキテクト、マネージャ、開発者、トレーナー、開発方法論者、オープンソース信者など、さまざまな肩書を持つ。著者、プレゼンター、技術校閲者としてさまざまなプロジェクトに携わり、まもなく共著『EJB3 In Action』(Manning刊)が出版予定である。 また、Oklahoma City Ja
はじめに このシリーズではWPF、WCF、WFについて、Visual Studio 2005 Extensionsを用いたプログラミングを紹介していきます。シリーズ第2回となる本稿では、前回構築した環境を使い、WPFを用いたプログラミングについて説明します。 WPFの概要、インストール方法などについては、前回の記事を参照してください。過去の記事WPF(Windows Presentation Foundation)+XAML入門 前編 対象読者 本シリーズでは、C#でプログラミングを行ったことがある方を対象としています。特に本記事は、Windows Forms、ASP.NET開発経験があるならば、より内容を理解しやすいでしょう。WPFを利用したアプリケーション その1 では早速WPFを使ってプログラミングをしてみましょう。スタンドアロンWindowsアプリケーション 最初はボタンを押すとメ
.NET Framework 3.0とは Windows Vistaがいよいよ発売となりましたが、Vistaで追加されたさまざまな機能の土台となっているのが.NET Framework 3.0です。.NET Framework 3.0(旧称 WinFX)は、.NET時代のOSが提供する新たなAPIセットで、以前のWin32 APIのような関数指向のモデルではなく、オブジェクト指向の.NETライブラリとして提供されます。 .NET Framework 3.0の実体は、.NET Framework 2.0をベースとし、それにWPF(Windows Presentation Foundation)、WCF(Windows Communication Foundation)、WF(Windows Workflow Foundation)、WCS(Windows CardSpace)を追加したものと
メルマガを「いずれ消すもの」として扱い、迷惑メールフォルダに振り分ける記事が話題になりました。Thunderbirdでフォルダに振り分けるのが苦にならなければ、自由にメールを残す日付を決めたり、一度読んだメールは常に消すという設定も可能です。 みなさんは何種類のメルマガを購読していますか。最近はメルマガも過去ログを公開したり、ブログと同じ内容を配信したりしているので、特に時事性の強いメルマガについては、長期的に保存する必要が薄れているようです。 GmailやThunderbirdを使って、メルマガを“いずれ消す”管理法 このようなメルマガは「いずれ消すもの」とし、迷惑メールとして扱ってしまうすることで1種類ずつ登録することなく処理する方法を紹介したのが、記事「メルマガを“迷惑メール”として管理する」です。記事の趣旨は、メルマガを「迷惑メール指定」することによって、細かいフォルダ分け等をしな
プロジェクトマネジメントを考える上で、Apple、はてな、Googleという3つの企業の事例を紹介しましたが特殊事例だったかもしれません。今回は、もっと身近な事例を考えてみましょう。 前回、失敗しないプロジェクトマネジメントを考える上で、Apple、はてな、Googleという3つの企業の事例を考えてみました。はてなブックマークでも、多くの方からコメントを頂きましたが、やはり「そうは言ってもね」というのが正直な反応だと思います。 そこで今回は、プロジェクト管理の「負のスパイラル」を脱出するために、もう少し身近な事例を参考にしてみたいと思います。 ちょっとだけ、失敗しないプロジェクトに近づくための3つのヒント 短期ではなく、長期で考える 遅い人ではなく、早い人に注目する 大きく始めず、小さく始める 短期ではなく、長期で考える 通常のプロジェクトでは、前回紹介したAppleのように「締め切りを事
“ちょっとメモ”に使いたい、小型で携帯に便利なペンが各社から出ている。以前なら、ペンの“定位置”はスーツかYシャツのポケットだったが、ビジネスウェアのカジュアル化に伴い、ペンの大きさと持ち歩き方が変化しているようだ。 仕事中に自席から離れた場所でメモを取る場合、どこからペンを取り出すのだろうか。スーツにYシャツのビジネスマンなら、ペンはスーツかYシャツのポケットに入っているのが普通だろう。ペンの大きさも一般的なサイズで十分だ。 しかし、ビジネスウェアのカジュアル化に伴って、これらペンの“定位置”が変わってきているようだ。かばんの中で見失わないように携帯電話につけておく、という人もいれば、ズボンのポケットに挟んでおくとすぐに取り出せて便利、という人もいる。また、携帯に便利なペンの小型化も進んでおり、ストラップがついていたり、クリップでポケットや書類に挟みやすいペンなど、工夫をこらしたものを各
もう1つ、近年気になるのが、社会的格差の問題。書店でも目に入るのは、「下流」だ「負け組」だと、陰鬱な活字ばかり。本書『下流志向』も、あまり景気のいいタイトルとはいえない。 しかし、ちょっと待ってほしい。著者の内田樹さんをご存じだろうか。 いわずと知れた2000年代の超売れっ子であり、フランス現代思想を専門とする元祖・大学教授ブロガー(?)である。そんなウチダ先生による待望の「教育」本が、面白くないわけがない。しかも経営者セミナーでの講演がもとになっているので、昨今の教育問題をビジネスマンの視点から手早く理解するには、格好の1冊だ。 ウチダ先生がまず着目するのが、子供は勉強を、若者は労働を、自らの「意志」によって避けているという点である。それは「逃走」というより、積極的な「自己決定」だとさえいえるほどに。 そこから、サブタイトルの「学ばない子供たち」と「働かない若者たち」には、共通の根がある
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