トップ > 特集・連載 > 東日本大震災 > ふくしま便り > 記事一覧 > 記事 【ふくしま便り】 原発批判の旗手 安斎育郎さん 「学者の責任」福島通う Tweet 2015年3月17日 放射線量の高い地面に座り込んで原因を探る安斎育郎さん=福島県南相馬市で 安斎育郎さん(74)は東日本大震災直後から毎月、京都から福島に来ている。安斎さんは東大原子力工学科の一期生。今は立命館大名誉教授で、国際平和ミュージアム名誉館長だ。若いときから原発政策を批判し続けてきた。先月末、福島県南相馬市での活動に同行した。 時折、冷たい小雨が降る寒い日だったが、安斎さんは赤いおしゃれな服を着て、笑顔で迎えてくれた。仲間は桂川秀嗣・東邦大名誉教授、佐藤理(おさむ)・福島学院大教授ら。昨年末、特定避難勧奨地点から解除された同市深野地区を調査した。まだ放射線量の高い場所があり、帰還していない人が多い。 民家に着くと