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四海鏡さんのエントリーで江頭2:50が映画本を出している事を知った*1。四海鏡さんは前書きから一節を引用し、『批評する側に立った人間が、こんなにもハッキリと「批評することは簡単だけど、創ることは難しい」と言うのには、本当に勇気がいるんじゃないかと思う。』と褒めてらっしゃるのだけれど、ボクにはイマイチそれが褒めるに値しないのではないか?と思ってしまった。 以下、四海鏡さんが引用した江頭2:50による前書き。 でも、みんなにこれだけは言っておきたい。 例え、どんなにつまらない映画があったとしても、批評するオレより映画のほうが上だ! もし、その映画がウンコでも、オレはそれをエサにしてしか生きていけないハエなんだ。 批評することは簡単だけど、創ることは難しいぜ!そこだけは心して読んでくれ。 一応、本屋で一通り立ち読みしてみたのだけれど、文脈上も四海鏡さんがおっしゃっているように、創作者へのリスペク
先週2月28日に放送されたNHKドラマ「白洲次郎」の録画を見た。 白洲次郎 | NHKドラマスペシャル ドラマ自体より驚いたのは、ドラマ公式サイトにあったイメージボード。なんじゃ、この描き込みの度合いは!?描いたのは「イメージボードアーティスト丹治匠さん」って人らしいが.... イメージボード公開1 | NHKドラマスペシャル 白洲次郎 ■描いたのは「秒速5センチメートル」の美術監督さん > ■第1回「カントリージェントルマンへの道」編 映画?と見間違うほどの場面設定で展開する「白洲次郎」。超・こだわりのカメラワークとカット割りを決めた重要な要素が「イメージボード」。これまでNHKドラマでイメージボードをここまで作り込むことはありませんでした。イメージボードアーティスト丹治匠さんの渾身の作品を公開! また、そのシーンの本編からの映像も掲載いたしました。ぜひ、比べてご覧下さい! < ●イメー
いやあ、いよいよドラゴンボールを称する何かが劇場公開となったが、「賛否両論」という評価自体がJAROに訴えられるべきものじゃないかとぞくぞくしているところである。 だいたいテレビの予告編からして異様きわまるものであって、主役が2秒ぐらいしか出ていないところや、アルマゲドンやID4みたいな10年前の映画CGより劣化したような映像が登場したり、「主題歌、浜崎あゆみ!」と関係ないところをむやみに強調してたり、そもそもクリエイターなどという人種の人が「いいんじゃないっすか」とすかしっ屁みたいな褒め方をするという前代未聞な作られ方(とっぽいねーちゃんどもが「もう涙が止まりません」と劇場の入口でめそめそしている姿を撮った宣伝と同様にしょうもなくて笑える)がなされていて、まあここまできたら、駅前の1万円ソープと同じで「にいちゃん、これであれこれ文句つけるとは、ええ度胸してるのお」と胸ぐら掴まれても仕方が
何年か前からお笑い芸人さんのネタが書かれた本は流行っていましたが、今年は劇団ひとり氏の小説がベストセラー化したと言う事もあり、様々な芸人本が出版されましたね。吉田豪さんなんか、何年か後の仕事に使えると今からウハウハなんじゃないでしょうか。 こんな○○は××だ! pocket1 鉄拳作品集新編集 陰日向に咲くしかし書店で芸人さんのエッセイなんかを試しに立ち読みしてみると、いつものトーク番組でひな壇に座って喋ってる様な事が書き綴ってあるだけで、これならテレビ見た方が早いんじゃないかと思えてしまうのも事実。麒麟・田村裕氏みたいに、芸人さんの皆が皆、それだけで本一冊のネタになるエピソードを持ってる訳じゃないですからね。もともと文章を書く仕事をしている人達ではないので、読み物としても微妙な物が多かったりしますし。 ホームレス中学生 そんな芸人本ブームとも言える中、2007年も終わりに近づいた12月
ぼくの知り合いにアニメ好きの女の子がいて、この子の誕生日に何かプレゼントを贈ろうとなった時、それならぼくの好きな新海誠の「秒速5センチメートル」のDVDをと考えた。聞いたところ、それはまだ見たことがないということだったからだ。ぼくはアニメにはちっとも詳しくないのだが、新海誠の「秒速5センチメートル」が好きだ。特にその背景が素晴らしい。新海誠の描く景色は、ぼくにぼくの子供の頃住んでいた場所を強く想起させる。きっと彼は、子供の時にぼくの見ていたものを見ていたのではないか?――と、そんなふうにさえ錯覚させられるほど、それはぼくのノスタルジーを強く刺激する。既視感を強く惹起させられるのだ。それで贈ったのだけれど、これはどうやらあまり喜ばれなかったらしい。感想を聞いてもぼんやりしたものしか返ってこなかった。何でも彼女は彼女の兄と一緒にそれを見たのだそうだが、兄の方が夢中になっていたということだった。
「ヤッターマン」鑑賞。 ドクロのキノコ雲が村上隆によってアートにされた事でも有名な竜の子プロ人気シリーズアニメ実写映画版。 オープニング、渋谷と思わしき見慣れた街が無惨に崩壊し、その瓦礫の中に「みなしごハッチ」が四つん這いになった銅像がある。 『ハッチ公前』 なんというか、こうも贅沢にくだらない事をされるとうれしくなってしょうがない。 「映画秘宝」の三池監督インタビューによると、元々「ガッチャマン」映画化の打ち合わせの席で「ガッチャマンよりヤッターマンの方がイイですよ!」と、推して今回の映画となったそうだ。 本編上映前に「キャシャーン」キリキリによる新作「GOEMON」の予告が上映されていたのだが、上記のような話を鑑みるとプロデューサーが「ガッチャマン」の企画をキリキリに持っていかなくて本当に良かったなぁと安堵してしまう。これがキリキリなら待ってましたと「ガッチャマン」を黒ずくめの集団にし
■ 空中キャンプ: 映画『おっぱいバレー』の結末を提案します! 何も語らず、ただAVのジャケを並べるだけで感情を表現するという高度な新文法を開発したので、試してみた。分かる? 分かるよね。分かるはず!期待される映画のエンディング。試合後の体育館。中央に正座している綾瀬はるか。もちろん全裸。それを輪になって取り囲む中学生男子。やはり全裸。チンコを握り締めてスコスコ……。綾瀬はるかの顔のアップ→真上からも写す→生徒の中から外からデ・パルマ風の回転カメラ。これを交互に6回くらい繰り返す。音楽はハンス・ジマー調。中坊が全員同時にフィニッシュ。美しい放物線を描いて飛んでいく精液。撮影はバレットタイム。そこに試合の回想なども重ねて(白い液が白いボールに……で回想スタート)、0.5秒を5分間かけて描写する。綾瀬はるかにぶっかかる寸前で暗転。体育館の隅から見守る仲村トオルの「ナイスザーメン!」で締め。今年
まもなく公開される、綾瀬はるか主演の映画『おっぱいバレー』。試合に勝ったらおっぱいを見せてあげるという約束で、バレーボール部顧問の綾瀬はるかが中学生をがんばらせるという内容である。とはいえ、わたしたちもいい大人。現実をまっとうに認識する能力がいささかなりとも備わっていれば、もちろん、綾瀬はるかがこの映画で、ほんとうに観客におっぱいを見せるようなことは起こらないと理解できます。あたりまえである。見せるわけがない。 では、われわれをきちんと納得させるエンディングがあるとすればどのようなものなのかについて考えてみたい。わたしはこの映画の原作となる小説を読んでいないので、どのような結末が準備されているのかはわからないのですが、この映画の結末には、ふたつのエンディングが考えられます。すなわち── 試合に勝った生徒たちにおっぱいを見せる 試合に負けたのでおっぱいは見せない のいずれかであり、今回は1の
すごいものを読んでしまった。漫画アクション誌で連載されていたころから話題になっていたが、それも納得の大傑作。新刊「ワイルド・ナイツ」は古泉智浩の最高傑作だろう。代表作といえる。 毎度狂おしいDT力を炸裂させて、伊集院光や銀杏ボーイズなど、個性あふれる有名人から熱い支持を受ける彼だが、今回も行き場のない煮えたぎるような男の苦悶が濃厚に描かれる。今回は童貞などではなく、主人公は隠し子がいて、見たことのない子供のために毎月の養育費に追われる三十男という、ちょっぴり大人な設定(それが自伝的コミックというのだから……作者もいろいろあったのだなと思う)だが、これまでの古泉作品と同じく、男はセックスの欲望にとりつかれていて、婚約を解消し、せっかく別の彼女とつきあってもセックスのことしか頭にないためにけっきょくそちらからも捨てられる。テレクラ通いや合コンをいくらやっても心は渇ききったままで、現代地方風俗の
「少年メリケンサック」鑑賞。 脚本家、宮藤官九郎/クドカンの監督2作目。 ボクは監督の前作「真夜中の弥次さん喜多さん」は大好きだ。やけくそに真面目な事は一切やらないと心に決めたのっぴきならない旅と、その旅に呼応するように一切を真面目にやらない映画。 公開初日、映画が終わり、客電のついた瞬間の衣擦れの音さえ響くあの空気は本当に素晴らしかった。テレビの人気脚本家が、自分のファンの大多数を切り離すような先鋭的で切実な映画を作ったのだ。本当に痛快だった。 そのクドカンの2本目だ。しかもパンクが題材だ。いろいろと嫌なウワサは聞いていたのだが、そんなのは趣味の違いだろうと劇場へ行った。 ダメでした・・・ この映画の感想をいくつか見て廻ったのだが、「パンクはよく解らないけど、映画は良かった。」というような事を言っている方がいて、大変納得してしまった。 少し前なら『メガネ男子』。今は『草食系男子』などなど
「ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー」鑑賞。 アクション娯楽映画には『フォーマット』と呼べるような物がある。ゲームを元にしていようと、コミックを元にしていようと、主人公のキャラクターが『熱血の正義漢』でも『世をすねたペシミスト』でも、フォーマットのくびきから、そうそう外れる事は無い。 たとえば、近々公開される「ドラゴンボール エボリューション」だが、原作は主人公/孫悟空の少年から青年、子供を持つ親になり、そして死と、死からの帰還までもが描かれる数十巻におよぶ大長編である。 現状での映画版の情報から推測されるのは、原作で少年期にあたるレッド・リボン軍/ピラフとのドラゴンボール争奪戦、牛魔王やチチあたりのエピソードとホカホカパンティまでは要素のみ抽出して大部分はオミット。中心になるのはピッコロ大魔王との戦いだが、おそらくピッコロと神様の関係は全く新しい設定となっているっぽい
若気の至りってやつは、実に途方もなくおそろしいものである。わたしはなぜ、あのように恥知らずな言動ができたのか。同じ自分のふるまいだとはおもいたくない。かつて自分のさらした、さまざまな醜態。自分があのとき、あのタイミングでいったこと、やったこと。それらをおもいだしただけで、「う、うわーっ」と叫びながら、誰もいない山奥に逃げて、そのまま隠遁生活をはじめたい衝動にかられる。 数多くの人びとがそうであるように、わたしの記憶内部にもまた、過去におけるいくつかの醜態がしっかりと残っており、なかでも+Aランクに恥ずかしいのは、二十五歳のころのあれと、二十七歳のころのあれで、そうした過去をおもいだしただけで、わたしは本格的に具合がわるくなってくる。これらは、あまりにも破壊力のありすぎる記憶なので、脳もかなりしっかりと封印してくれているのだが、ほんのちょっとしたきっかけ、たとえば人間関係の悪化、仕事の失敗と
いっしょういっしょにいてくれや〜 ノワール小説の帝王、アメリカ文学界の狂犬、ジェイムズ・エルロイ先生の「獣どもの街」を読んだときに思い出したのは三木道三の(聴いてて気持ち悪くなる)歌だった。読んだの1年前ぐらいだけど。 http://movies.foxjapan.com/fakecity/(フェイクシティ ある男のルール) ちなみに明日公開のキアヌ主演「フェイクシティ」が超愉しみ。脚本とストーリーを直接手がけたのがエルロイ先生なのである。ハリウッドの勧善懲悪をくつがえすダーティな話になることだろう……と信じたい。丸腰のメキシコ野郎をいきなり撃ちぬき、死体となったその手にぐぐっと拳銃を握らせるLAPDの白人刑事(エルロイ小説における基本アクション)。こういうノリでいっちょ頼むという感じ。これでこそコーラとポップコーンもばくばくと進みに進むというもの。人助けの役人や医者が活躍する作品なんかも
今回は自分にも言い聞かせるつもりで。 というのは、先日「FACTA」誌を読んでいたのだが、そのなかに池田大作の「新・人間革命」がどうも売れていないらしいという興味深い記事があった。どうやら10万部ぐらい(まあ普通にベストセラーだけど)ではないかという。巨大団体トップの大本命というべき著書の販売がはかばかしくないようで、世帯数800万を謳ってるけど、そこんとこ果たしてどうなのよ、という話であった。 「へえ、10万部程度ねえ。ふーん、意外としょっぱいもんだな」 と、思ったけど、まあけっきょくはよくわからないのであった。 創価学会という団体は、ご先祖様を大切にしようという従来の仏教の教えとは違い、地方から出てきた孤独な都市在住の次男坊や三男坊とかに向かって「信じていれば生きている間に裕福になれるよ」と現世利益を説いた高度成長期の機運にぴったりの宗教だった……と思う。「裕福になろうじゃないか」と資
東京の人口が未だに増え続けているという。もうすぐ1300万人を突破するとか。 仕事を追い求めて地方の人間がぞくぞくと集まっているのであろう。しかしそれだけではなく、リタイヤした高齢者もけっこう東京に向かっているのではないかと思う。仕事ほしさだけで人は上京するわけではないようだ。 先日、TBS系の深夜ドキュメント番組「ドキュメント・ナウ」を見た。この番組はわりと好感が持てて、大衆の現状というものを過剰に(古舘の過剰に深刻ぶった面にはうんざり)伝えることがない。テンポよく淡白にやるから鼻につかない。 先日は札幌における高齢者の集団生活の姿を追っていた。さまざまな理由で田舎で暮らせなくなった高齢者らが、札幌の元学生寮に集まって、スタッフとともに共同で生活するというもの。半介護施設といった感じだろうか。若者の減少によって空いた都会の学生寮に、地方で住めなくなった老人が集まるという姿が大変おもしろか
原題:装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ 劇場版 公開:2008年日本 時間:118分 分野:アニメーション,ロボット 原作:高橋良輔/OVA「装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ (1) [DVD]」 監督:高橋良輔 出演:郷田ほづみ,長嶝高士,江川央生 矢部雅史,後藤哲夫,石塚運昇 大塚周夫,銀河万丈 脚本:吉川惣司,五武冬史 音楽:乾裕樹,前嶋康明 評価:(ファン限定) 「装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ 劇場版」あらすじ:アストラギウス銀河を二分する百年戦争は終末期を迎えていた.片やバララント同盟,そして片やこれに抗するギルガメス連合.アストラギウス暦7207年.ギルガメス連合のヨラン・ペールゼン大佐(大塚周夫)は私兵集団レッドショルダー部隊を創設.しかしネハルコ参謀総長(渡部猛)はその闇の姿を暴き出し,大佐は拘束されて軍事法廷にかけられる.情報省のフ
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