はじめに — 「さっきの議論、どこへ行った?」問題 Claude Code で長時間の設計レビューをしていると、ある瞬間に文体がすっと変わって、会話の前半で詰めていた論点が曖昧に戻っている、という経験をした方は少なくないと思います。筆者も、2 時間ほどアーキテクチャの議論を重ねた後に「さっき結論が保留だったデータベースの選定はどうする?」と聞いたら、保留だったはずの話題が「議論済み」として要約されてしまっていて、結論がすり替わっていた、という場面に出くわしました。 これは Claude Code の auto-compact(自動会話圧縮)の副作用です。コンテキストウィンドウが埋まると、Claude Code はバックグラウンドで過去の発言を要約しながら席を空ける動きをします。この要約は便利な一方で、結論未確定の論点や、議論の途中で棚上げした課題が、要約プロセスの中で「解決済み」の体で潰さ

