少し前にマネージャ層にアジャイル開発事例を話す機会がありました。皆さん「アジャイル」という言葉に抵抗があるようです。さてさてどうやって伝えたらいいものか。発表資料を作りながら悩んだことをここに書いておこうを思います。 アジャイルを語ると胡散臭い 前にもちょっと書いたんですが、アジャイル開発を話す人は胡散臭いです。 たとえば、アジャイルサムライの著者をお呼びしてトレーニングをしたときに思ったんですが、本のファン以外の人にトレーニングの価値を伝えにくかった感触がありました。おそらく「有識者」と名乗る見ず知らずの人(しかも外国人)の話を「信じてください」には無理があるんでしょう。 そのほかにも、別の誰かの話をしだす人は胡散臭いです(海外では〜、○○社では〜、書籍には〜)。これはリーンソフトウェア開発の提唱者メアリー・ポッペンディークさんの本が顕著です。すぐに3Mの話をしだすし具体的な要素が少ない