【読売新聞】 新潟市東区の金型メーカー「坂井精機」社長坂井良宏(45)は、もう一つの顔をもつ。新潟名物・ささ団子色のコスチュームで人気を博す覆面レスラー「スーパー・ササダンゴ・マシン」だ。コロナ禍で会社が苦境に陥り、「まさにギブアッ
【読売新聞】(前編から続く) ――アニメ映画『メアリと魔女の花』では、魔女を描いている。ジブリの鈴木敏夫プロデューサーは宣伝がすごく上手で、西村さんはその人の下で勉強してきた人ですね。今回、宣伝コピーで「魔女、ふたたび。」と付けて
受験生向けの参考書などを出版する旺文社(東京都)が、過去の入試問題をPDFで電子データ化して保存していたのは著作権法に違反する恐れがあると外部から指摘され、先月、全て削除したことがわかった。 削除対象は大学、高校の入試問題で、延べ約4000校分に上る。紙の著作物を私的使用以外で電子データに複製することが同法で禁じられているためで、企業が保管スペースの節約などのために行う「PDF化」に、意外な課題が浮かび上がった。 同社によると、全国の大学や高校約500校から毎年、入試問題の問題用紙の提供を受け、一部は権利処理をして出版物に転載したり、出題傾向の分析に使ったりした上で、提供された原本を社内の倉庫で保管していた。ただ、場所を取る上に経年劣化も生じることから、2007年度以降はPDF化して同社管理のサーバーで保存し、原本は廃棄してきた。
【ニューヨーク=吉池亮】ニューヨーク・マンハッタンで発生した爆発事件で、発生から2日余りの「スピード解決」をもたらしたのは、爆弾が入っているとは知らずにバッグなどを持ち去ろうとした「窃盗犯」の存在だった。 「容疑者は、通りにバッグを放置していったが、その後、不審な2人の男が圧力鍋でつくった爆弾を取り出し、バッグだけ持ち去った」 ニューヨーク市警は19日の記者会見で、街路に設置された防犯カメラの映像の解析結果を紹介した。チェルシー地区で見つかった二つ目の爆弾は、窃盗犯が触れた際に配線などが偶然はずれ、「不発弾」になった可能性があるという。 18日にニュージャージー州エリザベスの駅近くで見つかった爆弾は、放置されたリュックサックを持ち去ろうとした男らが中をのぞいたところ、鉄パイプに配線を施した手製爆弾を発見。路上に投げ捨て、あわてて警察に通報したという。
日清食品ホールディングスは1日、東京・新宿の本社に新設した社員食堂「カブテリア」を報道関係者に公開した。 「株価連動型社員食堂」と銘打ち、自社の株価が上がれば豪華な食事を味わえるが、逆に下がれば学校給食のような質素なメニューに格下げとなる仕組みだ。 月末の株価の終値が前月の株価の平均値を上回ると、翌月に2日間「ご褒美デー」を設け、マグロの解体ショーを催したり、「世界三大珍味」を使ったメニューを提供したりする。逆に下回った場合は2日間を「お目玉デー」とし、メニューはアルミ製の食器に盛られた揚げパンや冷凍みかん、牛乳などになる。役員が社員への配膳も行うという。 1日に入社した男性(22)は、「先輩方に質素なメニューを食べさせるわけにはいかない。僕らが新戦力として会社を支えていけるようになれれば」と気を引き締めていた。
世界遺産・原爆ドーム(広島市中区)近くの元安川にカキ料理を提供するカキ船が移転、営業を開始したことを受け、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の諮問機関「国際記念物遺跡会議(ICOMOS=イコモス)」の幹部らが1日、現地を視察した。 グスタボ・アローズ会長は「この場所は聖なる場所。飲食する場はその意味を破壊する」と懸念を表明した。 移転を巡っては、市民らが「世界遺産としての価値を損なう」などと今年6月、河川の占用許可をカキ船の運営会社に出した国を相手に、許可の取り消しを求めて地裁に提訴している。 10月末に福岡市で開かれた年次総会にあわせて来日した一行はこの日午前、平和記念公園や原爆ドーム、営業中のカキ船を視察し、関係者から説明を受けた。 イコモスは2006年、原爆ドーム周辺で高層マンションの建設が始まったことを受け、規制を設けるよう勧告。カキ船の移転についても、日本イコモス国内委員会が今
香川県立琴平高(琴平町)で17日、今年の全国高校総体で団体と個人を制したなぎなた部(女子)と、同総体に出場した剣道部(男子)による「第6回異種武道大会」が開かれた。 全校生徒や地元の児童、園児ら約700人が見守る中、剣道部が2年ぶり2回目の勝利を果たした。 武道が盛んな同高で約20年前まで毎年行われていた行事で、武道場改修を記念して2008年に復活。体力差を考慮し、なぎなたの「スネ」を採用する一方、剣道の「突き」は禁じ手とする特別ルールで5対5の団体戦を繰り広げた。 なぎなたの長さをいかし、面を狙うと見せてスネを攻めるなどした女子に対し、男子は二刀を構えたりジャンプしたりして対抗した。 剣道部が1勝4引き分けで勝利。前主将の3年、安西凌さん(18)は「現役最後の大会。5人で協力し、勝って終われて良かった」と話した。
3日午前11時30分頃、東京都練馬区の「としまえんプール」で、従業員がイルカ型遊具「ロボドルフィン」(長さ1・3メートル)の遊び方を女児(8)に説明しようとスイッチを入れたところ、同遊具が突然破裂した。けが人はなかった。 運営会社の豊島園によると、ロボドルフィンはポリウレタン製で、モーターとバッテリーでスクリューを回し、水面を時速約2キロで進む米国製遊具。子どもがつかまって遊ぶことを想定し、昨年夏に導入された。 同園は、破裂した原因を調べている。ほかに7台あるが、貸し出しは当面中止する。同園は「二度とこのようなことが起きないように努めたい」と話している。
富山県が昨年末に富山空港の手荷物受け取りのターンテーブルに設置した巨大なすしのオブジェに対し、賛否両論が巻き起こっている。 ネット上では「発想が面白い」などと好意的な書き込みがある一方、26日の県議会農林水産委員会では大野久芳委員(自民)が「気持ちが悪い」とばっさり。県観光課は「握り直したい」と再制作を検討している。 オブジェは縦40センチ、横80センチの木製の台の上にブリやズワイガニなど長さ20~30センチ程度の樹脂製すし10貫が盛られたもの。富山湾で水揚げされる魚介類を使った「富山湾鮨」を全国にPRしようと観光課が制作した。 大野委員は「私のもとには『グロテスク』『清潔感がない』という声が寄せられている。富山湾鮨の品格が問われる」と痛烈に批判。「観光課の意欲は買う」とした上で事前に農林水産関係の各課に相談がなかった点を「縦割りの弊害。一体感を持って進めることが出来ていない」とも指摘した
静岡県で2010年に起きた信号柱の倒壊。内部の鉄筋が破断してコンクリート製の柱が2か所で折れた=警察庁提供、画像を一部修整 全国に設置されている信号機約20万基のうち16%が、電気系統機器の耐用年数を過ぎても使われ続けていることが、警察庁のまとめでわかった。 故障も起きているが、管理する都道府県の財政難で信号機の改修は進んでおらず、このままでは20年後に半数が“期限切れ”となる恐れもある。老朽化した柱の倒壊事故もあり、同庁は改修費用の一部を負担することを決めた。 信号機の電気系統をコントロールする信号制御機の耐用年数は19年とされ、同庁が昨年、全国調査を行ったところ、約3万3000基が耐用年数を過ぎていたことが分かった。すぐに問題を起こすとは限らないものの、故障が起きやすくなるという。 同庁によると、全国で2011年度、制御機の不具合が原因とみられる故障は約1100件起きていた。信号が消え
安倍首相は5日に東京都内で行う講演で、自らの経済政策「アベノミクス」の成長戦略の実現により、10年後には国民総所得(GNI)が年3%を上回る伸びとなり、1人当たりのGNIを現在の水準から150万円以上増やすとの目標を掲げる。 首相の成長戦略に関する講演は、4月と5月に続き、5日が「第3弾」で、今回が「総仕上げ」の位置付けだ。 成長戦略の目玉政策として、「国家戦略特区」を創設し、世界中から技術、人、資金(投資)が集結した国際的なビジネス都市をつくる方針を表明する。 国家戦略特区内では、建物の容積率、外国人医師の診療許可、インターナショナルスクールの設置要件などの規制を大胆に緩和し、「ロンドンやニューヨークといった都市に匹敵する国際的なビジネス環境をつくる」との決意を表明する。 社会基盤(インフラ)整備の方向として、老朽化で大規模な改修が必要とされている首都高速道路の更新などのため、民間の資金
マイクロソフトの基本ソフトウエア(OS)「ウィンドウズXP」のサポート期間が残り1年となり、北海道内の自治体が更新作業に追われている。 後継OSの「ビスタ」以降に更新しないと、サイバー攻撃にさらされた場合、住民の個人情報が漏えいしかねない。XPを多く導入している自治体では、切り替えに多額の費用がかかり、期間内の更新が間に合わないという声も出ている。 「ウイルス感染の危険が高まるといっても、使い続けるしかない」 道南地方のある自治体の担当者はあきらめ顔だ。職場のパソコンのうち、半数以上がXPを使っている。パソコンの買い替えやOSの更新には多額の費用がかかるため、更新は「できる範囲で進めていくしかないが、具体的に何も決まっていない」という。 XPのサポート期間は2014年4月9日に終わる。以降、最新のウイルス対策ソフトを入れていても、サイバー攻撃に対処できなくなる。自治体には住民の個人情報など
「ストライクが取れたら僕と結婚してください」――。22日に札幌ドームで行われたプロ野球の北海道日本ハム―ヤクルト戦で、始球式に登場した男性が、交際相手にプロポーズするイベントがあった。 婚約指輪販売会社「プリモ・ジャパン」(東京)と日ハムが企画。夏の甲子園大会に出場したこともある白樺学園高校で野球部だった北海道帯広市、会社員水野圭太さん(28)が、同市の会社員中野有喜さん(25)を驚かそうと内緒で準備を進めてきた。 2人がグラウンドに入ってくると、イベントを告げるアナウンスが流れ、水野さんはマウンドへ。打席に立った日ハムの増井浩俊投手への1球は、緊張から外角に大きく外れたが、増井投手が空振りするアシストでストライクコールが響いた。その後、水野さんが指輪を手渡すと、球場から大きな拍手がわき起こった。 日頃から「映画みたいなプロポーズならOKするかも」と話していた中野さんも大興奮。「びっくりし
堺市堺区の民家で昨年11月、装備を含め約100キロの重さの大阪府警堺署員が、暴れていた女性(当時40歳)の背中に正座のような格好で乗って押さえつけ、意識を失った女性が5日後に死亡していたことがわかった。 死因は呼吸不全などで脳に酸素が行き届かなくなる低酸素虚血性脳症だった。府警は署員の制圧行為に行き過ぎがあったとみて、業務上過失致死容疑で書類送検する方針。 同署によると、昨年11月9日午前7時頃、同区の女性方で「女性が暴れている」と家族から110番があった。この署員が同僚らと駆けつけると、女性が物を投げたり、叫んだりしていた。 署員は約20分後、女性を玄関先の地面にうつぶせにして同僚らと手足を押さえた。
安倍首相がすべての上場企業に対して女性を役員とするように求めたことで、今後、産業界で登用の動きが加速するとみられる。 ただ、製造業を中心に「役員適齢期」の女性社員がいない企業も多く、難しい対応を迫られそうだ。 日本航空は4月1日付で、客室乗務員(CA)出身の大川順子氏(58)を取締役専務執行役員に昇格させた。6月の株主総会後の取締役会で正式に決まるが、日航で女性が常勤取締役に就くのは大川氏が初めてだ。 伊藤忠商事は4月、茅野(ちの)みつる氏(46)を大手総合商社では初めて女性執行役員に登用した。茅野氏は米国の弁護士資格を持ち、2000年の入社後、法務部門で活躍してきた。伊藤忠は「全社的に女性の積極登用を進めていきたい」と話す。 世界の主要520社を対象にした調査では、女性役員が多い企業ほど利益率が高いとのデータもあり、女性登用による産業界の活性化に期待感も出ている。 一方、特に困惑の声が出
島根県奥出雲町が昨年夏に公園などに設置したダビデ像とビーナス像が、思わぬ問題を引き起こしている。 町出身者が町に寄贈した大理石製の彫刻で、町は「一流の芸術作品として教育的価値がある」と説明するが、巨大な裸像を目にした町民らは「子どもが怖がる」「教育上ふさわしくない」と町議に苦情。町議会でも取り上げられ、山あいの町で論争が続いている。 像は、ミケランジェロのダビデ像やミロのビーナス像を模してイタリアの著名な彫刻家エンツォ・パスクイニ氏(故人)が制作。台座部分を除いた高さは約5メートル。同町出身の元建築会社社長、若槻一夫さん(広島市)が購入して、故郷への恩返しのために昨年4月、寄贈した。 町は「本物の芸術作品を鑑賞できる。ありがたい」と感謝。美術商や若槻さんの意向に沿いながら設置場所を決定。力強いダビデ像は、スポーツ選手が集まる三成運動公園に。愛と美の女神・ビーナス像は、子どもを見守るよう三成
ご飯やパンなどの炭水化物の摂取が、長期にわたって少ない人は、多い人よりも死亡率が高まる可能性があるとする調査結果を、厚生労働省の研究班がまとめ、科学誌プロスワンに発表した。 炭水化物の摂取を極力控えるダイエット法に一石を投じる成果として注目される。 国立国際医療研究センターの能登洋・糖尿病代謝内分泌科医長らが、米国と欧州で、70代~30代の男女20万人以上を26~5年にわたり追跡した住民健康調査などのデータを解析した。その結果、総摂取カロリーに炭水化物が占める割合が40%以下と、低い人の死亡率は、炭水化物の摂取割合が高い人(同60%以上)の1・3倍だった。 炭水化物を抑えた食事は、短期的には血糖値が下がり、コレステロールの値が改善するなど、心疾患のリスクを下げるとの報告がある。ところが、今回の解析では、長期間の低炭水化物食が、心疾患のリスクを下げる傾向は見られなかった。能登医長は「低炭水化
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