世の中には「錯視」、つまり「目の錯覚」を起こさせる図柄や幾何学模様が存在し、このような図面を意図的に用いてアート作品を制作する研究者やアーティストがいる。立命館大学の北岡明佳教授もその1人で、これまでにさまざまな「錯視」アートを制作している。 今回、北岡教授が作成した「錯視」のアート作品が11月6日に日本で先行発売されたレディー・ガガの新アルバム『アートポップ』の盤面やトレイ下部分に採用された。全世界での発売が予定されており、全世界に北岡教授の作品が発信される。 今回採用された錯視の作品は、2008年に北岡教授が発表した「ガンガゼ」というもので、放射状に描かれたウニの刺のような静止画が、錯視の効果で浮き出てくるようにガクガクと動いて見えるのが特徴(実物はコチラ)。今回のアルバムのアートワークを担当したジェフ・クーンズ氏やガガさん側から9月に「作品を使用したい」と、北岡教授へ使用の依頼があり