STAP細胞問題をめぐり、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB)は22日、若山照彦山梨大教授がつくりCDBに保管されていたSTAP幹細胞とされる細胞の遺伝子解析結果を訂正すると発表した。若山氏が6月の会見で述べた解析結果は誤りで、「STAP細胞は自分の研究室に存在しないマウスからつくられていた」との主張が成り立たなくなった。 若山氏も同日、同様の訂正文書を研究室のホームページに掲載した。 STAP幹細胞は、若山氏が提供したマウスを元に理研の小保方(おぼかた)晴子氏が作製したSTAP細胞を、若山氏が改変したもの。若山研究室とCDBに保管されていた。若山氏とCDBは6月16日、残っていた幹細胞は目印になる遺伝子が15番染色体にあったと発表した。若山氏は「若山研究室では15番染色体に目印があるマウスは飼育したことがない」と説明し、STAP細胞は若山研究室が提供したマウス由来ではない