「多くの若者が、あまりに多くの時間を無駄遣いしている。インターネットや携帯電話でチャットをしたり、ドラマを見たり……」。ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は5日、若者たちの「ネット漬け」に警鐘を鳴らした。 法王はこの日、ドイツで司祭の補佐に就く青年5万人にスピーチした。「聖職者の務めと、個人的な活動のバランスを取ることの難しさは理解しています」と述べつつも、「進歩した技術は、時に本当に大事なことから注意をそらしてしまう」と語り、より生産的なことに時間を充てるよう求めた。 法王自身、ツイッターによって九つの言語で発信し、フォロワー数は計1480万人にのぼる。インターネットについては「神からの贈り物」とも評した。一方で、ソーシャルメディアについて「回線だけではなく人間同士のネットワークを結ぶように」と求めたこともある。(ローマ=石田博士)
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