タグ

ブックマーク / hokke-ookami.hatenablog.com (8)

  • 『君たちはどう生きるか』 - 法華狼の日記

    喪失感をかかえた少年が、家族につれられて田舎へやってくる。そこは少年にとって優しくも、どこか表面的な世界。やがて少年は周囲に出没する鳥を気にするようになり、危険な行動をはじめていく…… 宮崎駿の原作脚監督による、2023年7月14日公開のアニメ映画。吉野源三郎による同名の書籍やコミカライズは未読だが、物語を追うことに支障は感じなかった。 www.ghibli.jp まず公開されていなくて気になっていた映像だが、予想よりも劇場作品らしい絵コンテ、緊密なレイアウトになっていた。 窓枠や柵をこえて回廊をすすむカットの多用が、平面なはずの手描きアニメに世界の奥行きをもたらし、異界にむかう主人公のドラマとも一致する。 『ハウルの動く城』以降、描線が太く溶けていった宮崎駿作品には良くも悪くも年齢を感じていた。しかし田雄が単独作画監督として入った今作は、キャラクターの全身が連動して動いて肉体の上を衣

    『君たちはどう生きるか』 - 法華狼の日記
    toya
    toya 2023/07/16
  • 上野千鶴子氏のいう「おひとりさま」は、社会から孤立するススメではなく、家族以外の選択肢も増やすことのススメ - 法華狼の日記

    上野氏が2年前に結婚しており、その相手となる男性が死去したことを文春が報じて話題になっていた。 “おひとりさまの教祖”上野千鶴子(74)が入籍していた | 週刊文春 電子版 フェミニズムの旗手にして、おひとりさまの生き方についてベストセラーを著してきた上野。2年前、彼女は、ある男性を介護の末、看取る。「結婚という制度がイヤ」と公言してきた上野は、彼と密かに入籍していた。 この報道に対して、西村ひろゆき氏や飯山陽氏や唐沢俊一氏のような著名人もふくめて、上野氏が言行不一致という反応が少なくない。 おひとりさまの生き方についてを書いて「結婚という制度がイヤ」と公言してきた上野千鶴子さんが結婚してた。 嘘を書いてにして情弱からお金を取ってたわけですね。いやはや。。。https://t.co/V6gHbSTj0j >独身を貫く上野氏は“おひとりさまの教祖”として女性たちから絶大な人気を誇ってき

    上野千鶴子氏のいう「おひとりさま」は、社会から孤立するススメではなく、家族以外の選択肢も増やすことのススメ - 法華狼の日記
  • 「表現の不自由展・その後」を批判したいらしい深津貴之氏と田中雄二氏は、従軍慰安婦問題において朝日捏造論者らしい - 法華狼の日記

    noteを運営するピースオブケイクでCXOをつとめる深津氏が、下記のようなnote記事を公開していた。 「表現の不自由展」の不自由さについて|深津 貴之 (fladdict)|note 僕は慰安婦像置くのは、(表現の視点としては)よいと思うけど、どうせなら慰安婦像とライダイハン像と青線問題のアートを並べておいて欲しかった。そこまで並べてしまえば、「歴史と政府と性暴力と事実認識」に純化したメッセージが出せるのに、慰安婦像だけだと「我が国の体制批判」というメッセージ性が乗っかってしまう。 しかし「表現の不自由」がテーマである以上、その不自由をしいている「我が国の体制批判」は、今回は「歴史と政府と性暴力と事実認識」より優先されるのはしかたないのではないのか。 そもそも深津氏があげた題材で、日が世界全体で抑圧している表現と比べて、それほど抑圧されている表現があるのだろうか。なぜ具体的な表現を示さ

    「表現の不自由展・その後」を批判したいらしい深津貴之氏と田中雄二氏は、従軍慰安婦問題において朝日捏造論者らしい - 法華狼の日記
    toya
    toya 2019/08/10
  • 『エスパー魔美』の名言は、批判を忘れておしまいにしようという主張ではない - 法華狼の日記

    表現の自由から批判の自由が話題になる時、よく『エスパー魔美』から引用される頁がある。「くたばれ評論家」で、主人公と父親が会話する場面だ*1。 公表した表現が批判されることを覚悟すべきこと。批判することも反発しかえすことも自由であること。 そうした表現の自由にまつわる主張が、表現者である父親の人格とともに描かれ、この頁だけでも普遍性をもっている。 しかし、この頁だけがひとりあるきしていることは残念だ*2。 物語が知られていないのはしかたないとしても、書かれていない主張が読みとられることまでいいとは思えない。描かれているのは絵画への批判なのに、政府や司法への抗議と同一視する主張すらある。 誰が靖国に英霊を公表したのか - 法華狼の日記 そのように批判を自由にさせることと抗議を放置することを混同してしまえば、とるべき責任まで消されてしまう。 まず、父親は「おしまい!!」といっているが、批判を単純

    『エスパー魔美』の名言は、批判を忘れておしまいにしようという主張ではない - 法華狼の日記
    toya
    toya 2017/02/05
    「サブキャラクター描写の古臭さを自覚的に物語として昇華し、作品全体の世界観を強固にしている」(読んだのになぜかブクマしていなかった)
  • 史学科を中退して「日本は韓国を植民地支配なんてしてないけど?」という記事を書いたブロガーが、以前に「歴史好きは大学で歴史を学ばないほうがいい」という記事も書いていた件 - 法華狼の日記

    もちろんid:gaou2氏は「歴史が好き」ですらないのだろうが、ある意味で納得はできた。 歴史好きは大学で歴史を学ばないほうがいい - コバろぐ 要するに、歴史が好きなんじゃなくて歴史学が好きじゃないと大学ではもたない。 そして歴史学が好きになろうと思ったら、とてもじゃないけど歴史を楽しむことはできません。少なくともぼくは出来なかったです。 たとえば「能寺って結局黒幕誰や!?」って問われたときに、史料を探って重箱の隅をつつくように仮説を検証してるよりも、みんなでワイワイあーでもないこーでもないってやってるほうが性に合うんです。 事実に反しても楽しさを優先したいなら、最初からフィクションの方向に行くべきだった。 もっとも、gaou2氏の歴史観はフィクションとしても視野がせまいし、陳腐にすぎる。 日韓国を植民地支配なんてしてないけど? - コバろぐ 日韓併合の正当化という古くから珍しくも

    史学科を中退して「日本は韓国を植民地支配なんてしてないけど?」という記事を書いたブロガーが、以前に「歴史好きは大学で歴史を学ばないほうがいい」という記事も書いていた件 - 法華狼の日記
  • 大半が心因性と判断できる病気に対し、どの局面でそう説明するべきか - 法華狼の日記

    関連する私個人の汚い感想は最後の段落で書く。 NATROM氏の主張『化学物質過敏症は臨床環境医によってつくられた「医原病」だと思う』への批判 - Togetter NATROM氏は「ホメオパシー」の夢をみるか? - Togetter このエントリで書くのは、前者のまとめから派生した後者の論争について。 最初に全体の感想を書くと、私の解釈した争点が正しかったとして、むしろ現場の臨床医一個人という立場でこそ答えにくいことも多いのではないか、とも想像する。 はてなブックマークでも指摘があるが*1、前者のまとめが臨床医と患者の論争と考えると、断言できることを言外ににおわしたり、微妙なところを断言せざるをえない背景もあったのでは、とも想像できる。 ただ、おそらく両方のTogetterをまとめている[twitter:@momomo_ensemble]氏は、[twitter:@yunishio]氏が化学

    大半が心因性と判断できる病気に対し、どの局面でそう説明するべきか - 法華狼の日記
    toya
    toya 2013/06/18
  • 世話になっている知人の友人の息子の悩み - 法華狼の日記

    その息子は、かつてそこそこの大企業につとめていたものの、心を壊して実家に戻ったという*1。 そのまま親の収入で生活し、携帯ゲームで時間をつぶして、一ヶ月で数万円も携帯代に消費してしまっていたという。きちんと心療内科へ通うべきではないのかとか、ずっと家にいるならパソコンでインターネットすれば良いのではとか、役に立たない一般論をいうしかなかった。 しかし家族から生活の苦しさを訴えられたりして、とあるコンビニで深夜勤務をすることになったそうだ。1日11時間労働で、収入はいいというが、この時点で何かおかしい。 だが給料日が近づいたころ、息子の疲労を懸念して親が労災病院へ連れて行ったところ、心の治療が必要と診断されたという。だが、つとめている店長に伝えたところ、「あなたの息子と契約しているのだから、親が入ってくるべきではない」とつっぱねられたそうな。 そして息子は行方不明になった。調べてみると家に帰

    世話になっている知人の友人の息子の悩み - 法華狼の日記
    toya
    toya 2012/05/27
  • 人を殺して切断して懲役7年の判決となる社会は、君達が望んだものではなかったか - 法華狼の日記

    渋谷妹殺害事件について、精神鑑定をほぼ受け入れた地裁判決が出た。もともと検察の求刑も懲役17年だったのだが、さらに軽い懲役7年だ。逆に、弁護側の主張よりは重い刑であることも注意しておく。 http://mainichi.jp/select/today/news/20080527k0000e040067000c.html 東京都渋谷区の歯科医宅で06年、長女の短大生、武藤亜澄さん(当時20歳)が殺害、切断された事件で、殺人と死体損壊の罪に問われた兄の元予備校生、勇貴被告(23)に対し、東京地裁(秋葉康弘裁判長)は27日、懲役7年(求刑・懲役17年)を言い渡した。死体損壊罪については無罪とした。 判決は勇貴被告の責任能力について「殺害時には完全責任能力があったものの、死体損壊時には心神喪失の状態にあった可能性が否定できない」と判断した。 公判では、勇貴被告を精神鑑定した鑑定医が「殺害時は心神耗

    人を殺して切断して懲役7年の判決となる社会は、君達が望んだものではなかったか - 法華狼の日記
  • 1