毎年恒例の記録用の記事です。業界24年目。今年は新型コロナの影響もあり海外出張はすべてキャンセル、オフィスに行ったのも3月以降は数える程度でした。もっとも最近は海外出張が多くてオフィスにいないことも多かったので、仕事場が海外から自宅に変わっただけの違いしかありませんでした(笑)。 www.sem-r.com 以下、今年の感想など。(どうでも良い話ばかりです) 日本語文章のリハビリ問題 私の文章を書く速度は、おおよそ 5,000文字/30分です。時間あたり1万文字。平均的な速度を知らないのですが、たぶん平均よりは速いと思います。正確にいうと「それくらいの速度だった」という過去形です。最近は海外出張が多くてメール程度なら日本語より英語の方が速いくらいになってしまい、日本語文章を書くのも遅くなってしまいました。 たとえば、以下2つの記事はリハビリのために時間を計測して書きました。 www.sem
SEO業界23年目 SEO業界で仕事して23年にもなってしまったので、最近の仕事のことを書いてみます。 公開日時:2019年06月21日 16:17 大学を卒業した後に生きていくための手段としてSEOの仕事を始めてから2019年7月1日で23年を迎えることになりました(関連:私がSEOの世界に足を踏み入れたきっかけ)。子どもが生まれてから大学卒業して働きはじめるくらいの時間です。先日、米国西海岸で開かれたSEOベテラン勢が集う小規模ミートアップでも最長23年でしたので、世界的に見ても業界歴が最も長い人間の一人だと思います(※ 名前を存じ上げないのですが、24年の人が米国か英国に数名いるはず)。 正直に言うと、私は現在の、とりわけ日本のSEO業界に辟易しています。なぜなら、私が駆け出しのころお世話になった、米国の二人の専門家から繰り返し教えられたことが次の2つの事だからです。 SEOは、優れ
こんにちは、SEMカフェ主宰の小西です。 好きな油はセラミック粒子の混ざった合成油です。 10年くらいずっとリスティング広告の運用代行を中心にお仕事しております。 だいぶ初めのころに爆発的な結果を出して自信がついてしまって天狗になったこともありましたが、2015年あたりからはプログラムの恩恵を感じて、これは大半が自分の腕による成果ではないぞとも思うようになり、2017年ごろにはこれはあと2年以内には広告屋全員廃業してもおかしくないんじゃないかとも思い、でもそんな予想は当たらなかったので今はまだ僕も広告運用代行の仕事ができています。 そんな僕個人の勝手な考えとは関係なしに、広告主のプロモーションに関わるお仕事をしていれば仕事の仕方も内容も自然と変化していくものです。 今も広告運用代行は中心としても、それ以外の割合がとても多くなりました。 いやぁほんと広告屋なのに広告管理画面以外を触っているこ
そろそろ広告運用ばっかりやってるわけにもいかないここらで一旦落ち着きたくて、今のAdWordsの大事なところまとめた こんにちは、先月末に忘年会をしてきました、SEMカフェ主宰の小西と申します。いつだって忘れて生きていきたい。 前からですが特にこの2〜3年くらい、リスティング広告、というか主にAdWordsですが変化が激しく、実際にやり方とか仕組みとかが変わっていっている人も多いですね。僕もその1人です。僕もあれこれ聞いて調べて試して、ということを割と激しめにしてきました。 同時に、実証したことを情報発信してフィードバックも得てもっと学ぼう、と非公開も含め勉強会やセミナーなどをそこそこ実施してきました。4月の札幌でのセミナーでなんとなく一段落して、この2〜3年くらいでわかったこと、AdWordsのここ数年の変化や今の動きや今後の予想などをまとめてブログにでも書こうかな、と思っていたのですが
Webの課金コンテンツの占いライター、コミュニティ誌の編集者などを経て、アユダンテ株式会社でチーフSEMコンサルタントを務める寳(たから)洋平氏が今回の主役だ。 異色の経歴を持つ寳氏だが、「占いコンテンツ」と「リスティング広告」には共通点が多く、占いコンテンツのライター経験がこの業界に入るきっかけになったという。 現在は、4名の部下を抱えるチーフコンサルタントとして活躍。社内外からの信頼も厚く個性を生かしたチーム運営を実践している。 変化の激しいSEMや運用型広告の世界。自分の成功体験が今の正解ではありません。上司然として命令するよりもチームメンバーが働いていて「楽しい」を一緒に創る伴走者のような存在でチームを盛り立てたい。 と語る寳氏にこれまでのキャリアや人材育成について話を聞いた(以下、発話は敬称略)。 聞き手:株式会社ツルカメ 森田雄氏と株式会社イマジカデジタルスケープ 林真理子氏。
「この検索語句で検索する(した)人はどんなことを思って検索したんだろう?」 検索連動型広告の運用者は常にこんなことを考えています。検索連動型広告はユーザーの検索結果画面に広告が表示されます。そのため、 ユーザーが何を思って検索しているのか、検索の意図やニーズを把握することはとても大事です。 これは極端な例ですが、「お中元」と検索する人は何を贈ろうかと考えている人だけではなく、お中元の起源であったり、時期だったり、マナーについて調べている人も多く含まれます。それらを加味すれば、「お中元」というキーワードを完全一致で高額入札してしまったとしたら大損害になりかねませんよね。そこで今回は検索語句からユーザーが何を思っているか、どんな意図で検索しているか把握する方法を紹介します。本記事は以下の検索語句を例にしてユーザーニーズは何なのか?を汲み取っていきたいと思います。 自然検索上位ページから読み取る
これまで数年間リスティング広告プレイヤーとして、この業界にいると「この人すごいなぁ」という方々に何人も会ってきました。そういった方々を観察していると、共通した”ある能力”を持っているんじゃないかと感じるようになってきました。その”ある能力”をあえてコトバにすれば「課題設定能力」。今回はその「課題設定能力」について考察していきたいと思います。(人によっては当たり前過ぎる話かもしれません) 課題設定能力とは? まずは問題と課題の定義について。 問題とは目標(あるべき姿)と現実との差異になります。例えば、理想とする体型があり、現実の体型がそれよりも太めであった場合、理想と現実にギャップが発生しています。”太っている”が問題になります。 問題があれば解決していかねばなりませんが、”太っている”という問題に対し”痩せる”ではなかなかやせられないよですね。なぜなら”痩せる”では具体的に何をするのかが決
――グーグルは、どういった意図でこの変更を加えたと考えますか? グーグルの考え方として、「PCとスマートフォンで何か異なることをする」というものはありません。広告においてもオーガニックにおいても変わらないグーグルのスタンスです。従って、PCでもスマートフォンでも同一のUXを提供したかったのではないかと、私は考えていますし、実際に多くの人がそのようにコメントしましたよね。 とはいえ、UX統一だけを純粋に狙った変更なのかというと、それはそうとは言い切れないでしょう。 広告枠数は減らしましたが、この変更によりグーグルに入る収益は上がっていくと考えるのが自然です。少なくともグーグルは「UXが高まればAdWordsの売り上げを減らしてもいい」と考えてはいないと思います。 広告表示が9%減少、クリックも5~7%減少 右広告枠はもともと弱かったので影響は限定的――この変更は、広告主にとって良いことなので
Google、ウェブ検索結果右側の広告枠を廃止へ グーグル、検索結果の右側に表示していた広告を廃止。この変更はすでに全世界で展開中。モバイルと一貫した検索体験を提供する、モバイルファーストに沿った戦略か。 公開日時:2016年02月20日 10:50 Search Engine Land によると、米Google がデスクトップPCの検索結果画面の右側の広告枠を撤廃することが明らかとなった。 この大きな変更は全世界で実施され、2月20日時点で日本国内および米国内の検索結果の右側の広告が表示されなくなったことを確認している。ただし、例外として PLA広告のみ引き続き表示される(また、広告ではないがナレッジパネルも引き続き表示される)。 ※ 全世界で変更を適用中のため、ブラウザによってまだ広告が右枠に表示されることがあります 一方で、検索結果上部の広告枠については、需要の高い商業検索クエリに限
NHKの朝のニュース「おはよう日本」の中の、「まちかど情報室 」というコーナーをご存知でしょうか? 日常生活で感じる、ちょっとしたお悩みを解決しようと考えられたユニークなグッズと、それを面白く紹介しようと頑張るNHKアナウンサーのグダグダな感じの掛け合いが、ちょっとクセになってしまうコーナーなのですが、職業柄、「こんなにユニークな商品を多くの人に買ってもらうには、結構な知恵と工夫が必要だろうなぁ」などと思いながら見てしまいます。 たとえば、6月6日に紹介されたこの商品。 ドリンクホルダー付ヘルメット 両手を空けたままビールやジュースが飲めるということで、サッカーワールドカップの応援グッズとして紹介されましたが、一方で、ネット通販サイトを見ると、「パーティグッズ」「宴会グッズ」として売られています。 その商品説明には「2つのドリンクが同時に飲めるホルダーが付いているので、コーラと青汁を同時に
リスティング広告プレイヤーの人口は、 思っているよりも少ないのではないか? これは、筆者が前々から考えていたことです。詳しい統計があるわけではないけれども、SEO人口と比較するとやはり少ない気がします。とあるSEOブロガーさんは一時期毎日記事を書き続けていましたが、ユニークユーザー数4000人という数字が最大で、それよりも増える兆候がなかったと聞きました。それを考えると、やはりリスティング広告プレイヤーの人口は少ないのかもしれない。 2013年現在の僕のブログのユニークユーザー数がおおよそ1500人ほどですから、構造上などの問題を省いたとしても半分以下になる計算ですね。 そんな貴重なリスティング広告プレイヤーの貴重な生の本音を集約しました。 筆者は2013年の今年、ウェブ解析士協会のエキスパート講座を担当し、全国5都市(東京、大阪、名古屋、福岡、札幌)を各2回ずつ訪問し、延べ100名以上の
[対象: 全員] 告知していたとおり、外部向けのAdWordsキーワードツールが提供を終了しました。 キーワードツールからキーワードプランナーへ 外部向けのキーワードツールにアクセスすると、廃止を伝えるヘルプページ(もしくはAdWordsへのログインページ)にリダイレクトされます 今後はキーワードプランナーを利用することになります。 キーワードプランナーはAdWords内で利用できるツールです。 したがってAdWordsアカウントが必要です。 キーワードツールだけにあった機能 キーワードツールにあって、キーワードプランナーにはない機能がいくつかありました。 たとえば、「入力した語句を含む候補のみを表示」のチェックボックスオプションです。 この絞り込み自体はキーワードプランナーでもフィルタで設定可能です。 しかしチェックボックスがあると簡単に絞り込みができます。 英語版のAdWordsコミュ
単調で、過酷なSEMSEM(検索エンジンマーケティング)の業界ができて10年以上(90年代後半からSEOをやっている人は15年くらい)経ちますが、基本的にSEMは離職率の高い職場だと言われています。 人によって転職する理由はもちろんさまざまです。苛烈な労働環境を理由にする人もいれば、他の分野に興味を持った、他社のマーケティングではなく自社のマーケティングをやりたいなど、10人いれば10通りの理由があると思います。 よく聞く転職理由の一つに「SEMは単調でつまらない」というものがあります。「26歳女子、ITドカタからの卒業」という某ブログのタイトルは、現場の悲哀を端的に表した秀逸な表現ですが、この「ITドカタ」という表現からにじみ出る単調かつ過酷になりがちなSEMの現場環境が、この10年ずっと離職率が高いままの理由の一つでもあるのかもしれません。 SEMというジャンルでもっとも厚く雇用を支え
自社運用していることで余計なコストが発生していませんか? リスティングで効果をあげるためには、キーワードの単価設定や追加、広告文の変更など日々の細かい調整が必要です。 これらの作業を自社で行う事で、かなりの時間と人件費が発生していませんか? 我々LIGはリスティング広告の運用スペシャリストです。 これらの作業を我々に任せることで、是非本業に注力してください。 今のリスティング代行会社で、期待以上の成果がでていますか? 我々LIGは、WEB制作会社としての独自の目線と様々な運用実績をもとに品質スコア及び品質インデックスの最適化を運用の早い段階で行い、費用対効果の高いCPAを実現できます。 初めてのリスティング、不安はありませんか? リスティング広告を初めて行う場合、代行会社に御社の大切なお金を預けて運用を任せる事になりますが、弊社では預からせていただいた金額で最大限の効果を発揮できるよう、日
無料のリスティング広告のキーワード掛け合わせツール、「KARABINER」 2012年03月16日リスティング広告、便利なツール紹介 リスティング広告のキーワード掛け合わせにはさまざまな方法があるかもしれません。まぁ、この辺りって結構人それぞれですよね。 中にはエクセルのCONCATENATE関数を使って地道にやっている方もいれば、サービス事業主が提供している何らかのツールを使っている方もいらっしゃるかと思います。 今回うちで作成したKARABINERは現在のリスティング広告の仕組みで活用できるキーワードの掛け合わせを簡単に作成してくれるツールで、リスティング広告プレイヤーのさまざまな状況を補完してくれるツールです。 ちなみにKARABINERは元々はうちのスタッフ用に作成しようとしていたものでしたけども、どうせならリリースしちゃえという流れです。 何度もテストを繰り返して、一番使い勝手が
by 401K 今やその存在抜きではいろいろなことが成り立たないぐらいに人々の生活に浸透しているGoogle。その2011年の収益は379億ドル(約2兆9000億円)で、このうち96%が広告収入でした。これはGoogle Adwordsがそれだけ売れているということですが、では、どこがGoogleの広告枠を買っているのでしょうか。 Who Buys All Those Google Ads? | Visual.ly 分野別で分けるとこのようになります。 ◆第1位 金融&保険:40億ドル(約3054億円) State Farm(自動車保険):4370万ドル(約33億3700万円) Progressive(自動車保険):4310万ドル(約32億9100万円) GEICO(自動車保険):2370万ドル(約18億1000万円) Quicken Loans(住宅ローン):2110万ドル(約16億11
SEM業界で働く上で最初に勉強して欲しいこと (1) 「検索ビジネスを理解する」 4月なので新しく検索エンジンマーケティング業界で働く方向けのコラムを。最初に勉強してほしいこと、(1) 検索会社のビジネスを理解すること。 公開日時:2011年04月13日 18:35 新年度を迎えるこの時期、新たに入社してきた新人向けに研修をいくつか担当しているのですが、今回はその中から毎年話をしている、「検索エンジンマーケティング業界で働く上で理解して欲しいこと、これから最初に勉強してほしいこと」について触れます。新社会人に限らず、これからSEM業界で働くことになりましたという方には参考になるかも知れません。 1つ目。「検索ビジネスを理解すること」です。 1. 検索ビジネスを理解すること SEM業界は非常に進化のスピードが速く、毎月どころか週単位で検索技術、広告技術、その他周辺領域から様々な種類の新機能・
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