ブックマーク / www.asahi.com (450)

  • ロケットの再利用、JAXAが実験へ 垂直離着陸に挑戦:朝日新聞デジタル

    繰り返し打ち上げることができる「再使用ロケット」の実験を、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が来年にも始める。高価なエンジンを回収して繰り返し使えば、打ち上げコスト削減につながる。欧米も実用化を進めており、日も開発を急ぐ。 JAXAによると、実験に使うロケットは全長7メートル、重さ約2トン。液体水素と液体酸素を混ぜてエンジンで燃焼させ、4トンの推力を使って垂直に離着陸する。 高温などに繰り返しさらされるエンジンの耐久性などを調べるため、秋田県能代市の施設で今夏から燃焼試験を始め、来年3月にも高度100メートル程度までの上昇と着陸を目指す。2019年度後半には高度5キロへの飛行を目指す。 こうした技術は、米ベンチャ…

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  • 農地でアパート建築ラッシュ 規制緩和受け、需要は無視:朝日新聞デジタル

    負動産時代 賃貸アパートなどを業者が一括で借り上げ、家賃もオーナーに一括で支払われるサブリース(一括借り上げ・転貸)契約により、都市郊外などに続々と建ったアパート。「需要」とかけ離れた建築ラッシュは、まちづくりにも影を落としている。

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  • 遊郭あった吉原、街全景の写真発見 全焼前の明治に撮影:朝日新聞デジタル

    江戸最大の遊郭があった吉原(東京都台東区)の全景を収めた1枚の写真がみつかった。明治時代半ばごろに撮影されたとみられ、専門家は、1911(明治44)年に全焼する前の吉原の街の全貌(ぜんぼう)をとらえた貴重な写真として注目する。 縦10・2センチ、横14・6センチ。絵はがきの前身としてつくられた鶏卵紙を使った写真だ。今年6月、インターネットのオークションに出品されていたのを、都内在住の収集家、浅田正春さんが入手した。 台紙の裏面には、「東都吉原」「浅草公園地早取写真師」「江崎礼二製」などと記されていた。1883年に乾板写真の撮影に成功し「早撮りの江崎」と言われた著名な写真師の江崎礼二が、浅草寺の近くに1890(明治23)年に開業した12階建ての凌雲閣(りょううんかく)の展望台から撮影したとみられる。 写真の手前には、明治維新まで羽後荘藩主だった六郷家の下屋敷や蓮田、田畑がみられ、その奥に吉

    遊郭あった吉原、街全景の写真発見 全焼前の明治に撮影:朝日新聞デジタル
  • 十大弟子像、元は柔和な表情? 変更の痕跡判明、興福寺:朝日新聞デジタル

    奈良・興福寺の国宝十大弟子像(脱活乾漆造〈だっかつかんしつづくり〉、734年)の舎利弗(しゃりほつ)像について、口を閉じている顔が原型の段階では口を開き、穏やかな表情だったことが、九州国立博物館などのX線CTスキャン調査で分かった。同じ時期につくられた興福寺の国宝阿修羅(あしゅら)像(同)でも表情変更の痕跡が明らかになっており、奈良時代の仏師の苦労の跡を知る発見として注目される。 十大弟子像は釈迦(しゃか)の高弟10人の肖像彫刻で、同寺には舎利弗像など6体が現存。奈良時代の天平6(734)年に西金堂(さいこんどう)が建立された際、聖武(しょうむ)天皇(在位724~749)の皇后で、仏教の信仰があつかった光明(こうみょう)皇后(701~760)の発願で、粘土の原型に麻布をかぶせ、漆を重ねながら整える「脱活乾漆造」の技法でつくられた。 2009年に東京と福岡で開かれた「国宝 阿修羅展」に合わせ

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  • 原発新増設「とても競争力持てない」 IEA元事務局長:朝日新聞デジタル

    田中伸男・元国際エネルギー機関(IEA)事務局長が23日、都内のシンポジウムで講演し、原発を新設・増設した場合、「(経済性の)競争力は太陽光発電に比べてない」と指摘した。 田中氏は原発メーカーなどでつくる日原子力産業協会理事を務めるなど原発推進派として知られる。シンポジウムは自然エネルギー財団が主催した。 田中氏は「IEAが昨年の報告で『多くの国で太陽光が最も安くなる』と指摘したことにショックを受けた」と発言。海外で再生可能エネルギーの価格破壊が進み、1キロワット時あたり数円の事例も出ていることなども指摘した。 一方、原発は東京電力福島第一原発事故以降、安全対策費がかさみ、コストが上昇している。原発の新増設について田中氏は「1基1兆円以上かかり、べらぼうに高い。とても競争力を持てない」と述べ、新増設に否定的な見方を示した。 原発再稼働が進まない現状について「国民の理解がないから」だとし、

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  • フォロワー5千人以上は「メディア」 エジプトで可決:朝日新聞デジタル

    フォロワーが5千人以上いれば、フェイスブックやツイッターなどの個人アカウントも「メディア」とみなす――そんな法案が16日、エジプト国会で可決された。エジプトではメディアの政権批判が厳しく規制されている。これに加えて市民の表現の自由も制約を受けることになりそうだ。 AFP通信などによると、法案は定数596の議会で3分の2の議員が賛成して可決された。近年のエジプトでは、当局が政権に批判的な記事を虚偽報道や大衆扇動と判断し、記者を数カ月も拘束する例が相次ぐ。この法律でメディアとみなされた個人も、同様に扱えることになる。 ムバラク独裁政権が倒れた2011年の「アラブの春」では、民主化デモの連絡手段に普及途上のフェイスブックなどが使われた。政権にとって、フォロワー数の多い個人はうとましいという事情がありそうだ。(神田大介)

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  • 対策のたび公文書が消えていく きわどい案件は私文書に:朝日新聞デジタル

    財務省の公文書改ざん問題などを受け、政府は近く罰則強化などの再発防止策をまとめる。だが、現場の職員からは「制度が厳しくなれば、ますます詳しい記録を残せなくなる」との音も聞こえる。これまでも、対策を打つたびに各省庁が公文書の範囲を狭めてきた歴史があるだけに、中途半端な改革では逆効果になりかねない。 消えた「白表紙」 公開制度で廃棄 森友学園との国有地取引に関する公文書の改ざんや意図的な廃棄が発覚した財務省。国会などでは、前代未聞の隠蔽(いんぺい)工作に批判が高まったが、省内では、近畿財務局が改ざん前の文書に残していた記録の内容に驚きが広がった。安倍晋三首相の昭恵氏付職員や複数の政治家秘書とのやりとりが実名で細かく記されていたためで、「あんな生々しい記録を残すとは」(幹部)との声が漏れる。 しかし、以前は政策決定プロセスを細かく記した「白表紙」と呼ばれる記録が省内のあちこちにあったと複数の

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  • 脚本家の橋本忍さん死去 「七人の侍」黒澤8作品に参加:朝日新聞デジタル

    「羅生門」「七人の侍」「日沈没」「砂の器」など、映画史に残る名作、ヒット作を数多く手がけた脚家の橋忍(はしもと・しのぶ)さんが19日午前9時26分、肺炎のため東京都世田谷区の自宅で死去した。100歳だった。葬儀は近親者のみで営む。喪主は長女綾(あや)さん。 兵庫県生まれ。会社勤めをしながら伊丹万作監督に学ぶ。1950年、芥川龍之介の小説を脚色した「羅生門」が黒澤明監督の手で映画化され、脚家デビュー。この作品がベネチア国際映画祭で最高賞の金獅子賞を取り、注目を集めた。黒澤監督の脚チームの一員となり、「生きる」「七人の侍」「蜘蛛(くもの)巣城(すじょう)」「隠し砦(とりで)の三悪人」など計8の黒澤作品に参加した。 骨太のエンターテインメントを得意とし、「張込(はりこ)み」「黒い画集 あるサラリーマンの証言」「ゼロの焦点」など松清張の社会派推理小説の脚色は十八番だった。 映画製作会

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  • ゲノム編集でDNA消失、新技術の信頼ゆらぐ 英チーム:朝日新聞デジタル

    遺伝子を自在に操作できるゲノム編集技術の一つ「クリスパー・キャス9」を使うと、DNAの一部が意図せずに消えてしまう恐れがあることを英国の研究チームが発見した。医療への応用が期待される新技術の信頼性がゆらぐ結果で、チームは、編集された遺伝子を徹底して調べるべきだと警鐘を鳴らしている。 科学誌「ネイチャー・バイオテクノロジー」に17日、発表した。チームは今回、マウスのES細胞(胚(はい)性幹細胞)やヒトの網膜細胞を使ってキャス9でゲノム編集を実施。すると、編集を狙ったDNAの塩基配列の周辺で、狙いとは別に数千塩基分の配列が消えたり、ほかの塩基配列が組み込まれたりしていた。 キャス9が医療現場で利用され、多くの細胞にゲノム編集をすれば、こうした変化が数多く起き、重大な病気になりかねないと指摘している。例えば、誤ってがんの発症を抑える遺伝子の機能が失われれば、がんになりやすくなる恐れが強まるとみら

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  • 絶滅危惧種の淡水魚イタセンパラ、淀川水系で2万匹超え:朝日新聞デジタル

    国の天然記念物の淡水魚「イタセンパラ」の生息数が、淀川水系で今年、2万匹を超えたと国交省淀川河川事務所などが発表した。 イタセンパラは、淀川水系や富山平野、濃尾平野の限られた場所に生息。環境省のレッドリストで絶滅危惧IA類に指定されている。 淀川では川岸に沿って並ぶ池のようなワンドという場所にかつては大量にいた。しかし、ブラックバス類などの外来種にべられて数が減り、2005年以降、淀川水系では稚魚の姿が見られなくなった。 そこで、大阪市旭区の城北ワンドでボランティアの市民らが外来魚の駆除を定期的に実施。13年10月に大阪府立環境農林水産総合研究所生物多様性センター(寝屋川市)で飼われていた500匹を放流した。その後、順調に定着し、今年は昨年の約2・3倍の2万767匹の稚魚が確認された。(鍛治信太郎)

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  • iPS細胞から作製の血小板、献血と同等の実用品質に:朝日新聞デジタル

    iPS細胞から、実用に使える品質の血小板をつくることに成功したと、京都大などのチームが13日、発表する。チームは2020年の製品化をめざしている。京都大iPS細胞研究所の江藤浩之教授は「(今回の成果で)研究開発での準備は終わった」としている。 血小板は血を固める働きがあり、出血した際や、貧血の患者への輸血に使われる。現在は献血でまかなわれているが、少子高齢化の影響もあり、将来は不足が懸念されている。 京都大やベンチャー企業はiPS細胞から血小板の大量作製を計画。これまでの研究でも血小板の作製に成功していたが、献血で得られるものに比べると、品質が低いのが課題だった。 チームは、体内で血小板がつくられる際の血液の流れを解析。その結果、一定の流れではない「乱流」が生じていることがわかった。iPS細胞からつくった血小板のもととなる細胞を液体中で培養する際、同様の乱流を再現し、加えてみると、献血と同

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  • 仏で肉屋襲撃相次ぐ 菜食主義者犯行か、壁にメッセージ:朝日新聞デジタル

    フランスで肉屋が襲われる事件が相次ぎ、あらゆる動物性品を避ける完全菜主義者による犯行との疑いが出ている。業界団体によると、6月下旬までに50件ほどの被害が確認されており、肉屋の店主たちがたまらず政府に直訴。警察による保護を求めている。 パリ郊外ジュイアンジョザスで今月2日の未明、肉屋を営むカルル・ピテルさん(48)の店舗兼住宅が襲われた。店のガラス扉が割られ、外の壁には「人間至上主義にストップを」とスプレーで描かれていた。 人間が生物の頂点に立つかのような発想を否定する、一部の完全菜主義者がしばしば使うメッセージであることから、その関係者による犯行との疑いが出ている。 ピテルさんは「にも自由がある。肉をやめろと誰が強制できるのか。肉屋を攻撃しても仕方ない」と語った。 AFP通信などによると、仏では4月以降、北部リールなどで肉屋の店舗が血を模した液体で汚されたり、ガラスが割られたり

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  • 文系女子高校生3人、アメンボの新種発見 60年ぶり:朝日新聞デジタル

    長崎県立長崎西高校の生物部の女子生徒3人が、大村湾で新種のアメンボを見つけたと報告する論文をまとめ、カナダの国際学術誌(電子版)に掲載された。3人とも文系コースを選択する3年生。既知の種だとする専門家の解釈に疑問を抱き、根気強く調査や観察を重ねた。和名は「ナガサキアメンボ」と名付けた。アメンボの新種発見は60年ぶりという。 新種を報告したのは、朝鍋遥さん(18)、平野安樹子さん(17)、桃坂瞳さん(17)。生物部顧問の長嶋哲也教諭(59)や、アメンボを含むカメムシの仲間に詳しいアメリカ自然史博物館の研究協力員、安永智秀さん(54)=長崎市=らの指導を受けて研究し、連名で論文をまとめた。 3人は昨春、大村湾沿岸に生息する、絶滅危惧種を含む数種のアメンボについて研究を始めた。既存の論文によると、沿岸にすむアメンボは全て胴体が丸い種で、細長い種はいない。ところが、現地調査を始めるとすぐに、胴体が

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  • クロールのバタ足、速くなる効果なし むしろ水の抵抗増:朝日新聞デジタル

    水泳のクロールで速く泳ごうとすればするほど、キック動作(バタ足)は前に進む力に貢献しにくくなる――。こんな研究結果を、筑波大と東京工業大の研究チームがまとめた。秒速1・3メートル(100メートルのタイムで76秒92に相当)より速くなると、足の動きで生じる水の抵抗が大幅に増えるという。生体工学の専門誌「ジャーナル・オブ・バイオメカニクス」(https://doi.org/10.1016/j.jbiomech.2018.05.027)に論文が掲載された。 研究チームによると、クロールのバタ足は下半身を持ち上げて水平に近い姿勢をとるためには必須で、抵抗を減らすのに貢献していると考えられてきた。 クロールで速く泳ごうとすると腕の回転も増やす必要がある。しかし、腕とキックの動きは連動しているため、キックの回数も増加してしまう。実験では、ワイヤを付けた水泳選手に水槽内で①腕と足で泳ぐ②腕だけで泳ぐ③体

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  • ガンジーもタージマハルも… インドで進む歴史書き換え:朝日新聞デジタル

    インドのモディ首相が就任して4年。この間、自国の歴史の書き換えが進んでいる。ヒンドゥー教徒以外はインド人ではないとの考えに傾き、神話と史実を混同する。イスラム教徒など少数者に対する排外意識を強めかねない。(ニューデリー=奈良部健) インド西部ラジャスタン州で一昨年、公立校の社会科教科書から初代首相ネールの記述が削除された。建国の父、ガンジーの暗殺も触れられていない。 「ガンジーとネールは最も時間をかけて教わったものです。子どもたちにしっかり学んでほしいのですが」と同州アジュメールの主婦ミナ・カプールさん(45)は話す。 ガンジーとネールは、モディ氏率いる与党インド人民党のライバル政党、国民会議派のメンバーだった。現在の会議派総裁は、ネールのひ孫ラフル・ガンジー氏が務める。 人民党の支持母体でモディ氏の出身団体でもある「民族義勇団(RSS)」は、ヒンドゥー教の伝統による社会の統合を目指す。モ

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  • 本好きで読書家の男性、本棚の下敷きに 死亡の85歳:朝日新聞デジタル

    「助けてください!」。後藤さんと同じ6階に住む自営業の和田秀之さん(65)は、地震発生直後に女性の声を聞いた。助けに後藤さんの部屋に入ると、幅約1メートル、高さ約1・8メートルの木製の棚が倒れ、が散乱していた。別の若い男性と2人で棚を起こしたが、下にいた後藤さんの意識はすでになかったという。茨木署によると、後藤さんはと2人暮らし。は別の部屋で就寝中で無事だった。 近所の人たちは、後藤さんが道を歩きながらを読む姿を覚えている。同じ6階に住む女性(83)は「読書家だったから、棚に囲まれて暮らしていたのだと思う」。和田さんは「好きで、『やさしいおじいちゃん』という印象の人だった。ショックです」とうつむいた。 後藤さんと40年来の付き合いがあるという2階に住む女性(82)は、と仲良く買い物に行く姿もよく見かけたという。6階に住む田中秀雄さん(47)は、あいさつすると、いつも笑顔で

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  • 「この世界の片隅に」支えた鉛筆画集 43枚の消えた町:朝日新聞デジタル

    広島の爆心直下に住んでいた男性が、原爆で失われたかつての街並みを描いた鉛筆画集が4月、7年ぶりに復刊し、発行元に全国から問い合わせが相次いでいる。国内外でヒットしたアニメ映画「この世界の片隅に」の制作で参考にされたことで知られ、復刊を求める声が広がっていた。 「元安川と陳列館(現在の原爆ドーム)の間の道路をバスが通りよった」 「虎屋旅館の前に下りてくる階段は横町の有田ドラッグの所から続いていて」 画集「消えた町 記憶をたどり」は、広島市の森冨茂雄さん(88)の43枚の鉛筆画を、証言を記した文章とともに収めている。看板が並ぶ商店街、民家がひしめく川べりなどを、記憶をもとに描いた。屋根瓦、土手の石垣、橋脚のれんがなども細かく表現している。 森冨さんは山口県生まれ。1936年、父が広島市中心部の寝具店を買い取り、近くの家に家族で移り住んだ。爆心地となった島病院(現・島内科医院)のそばだ。15歳だ

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  • 日本列島ほぼ全域描く、最古級の地図発見 広島の博物館:朝日新聞デジタル

    14世紀中ごろの室町時代(南北朝時代)に描かれたとみられる、州から九州のほぼ全域が記された日地図がみつかった。広島県福山市の県立歴史博物館が15日発表した。現存する最古の日地図は京都・仁和寺(にんなじ)所蔵の「日図」(1305年)とされるが、西日が欠けており、全体が残った地図では最古級。日地図の変遷をたどるうえで重要な発見と注目される。 博物館によれば、確認されたのは「日扶桑(ふそう)国之図」(縦122センチ、横57センチ)。広島出身の収集家から博物館に寄託された。国内68カ国が描かれ、地図の欄外には国名と郡名、人口や田畑の面積、寺の数なども記された。近畿を中心に九州を上に描き、京都から各地へ街道が伸びている。当時は「琉球(りゅうきゅう)」と呼ばれ、日中国などとの中継ぎ貿易で栄えた沖縄も記されている。沖縄を「龍及(りゅうきゅう)国」と表現する鎌倉時代の地図の特徴と、港町の

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  • 絶滅危惧オオアジサシ、西之島で集団繁殖 噴火経て復活:朝日新聞デジタル

    断続的に噴火している東京・小笠原諸島の西之島で、絶滅危惧種の海鳥オオアジサシが集団繁殖していることがわかった。社機「あすか」に同乗した森林総合研究所の川上和人・主任研究員が5日、確認した。2013年の噴火以降、繁殖は見られなくなっていたが、5年ぶりに繁殖地が復活した。 オオアジサシは国内では西之島と沖縄県・尖閣諸島でのみ繁殖する絶滅危惧種。西之島では島の中央付近で150~200ペアが繁殖していたが、13年からの噴火で営巣地が埋まり、繁殖集団は確認できなくなっていた。 5日に上空を飛行したところ、噴き出した溶岩や噴出物がたまって新たにできた島北部の海岸に、約180羽が身を寄せ合って休息する様子が確認できた。なかには卵を抱く個体もいた。噴火以前にいた個体が戻ってきたと考えられるという。 川上さんは「噴火後に少数のオオアジサシが飛ぶ様子は時々見られたが、群れがどこに行ったのかわかっていなかった

    絶滅危惧オオアジサシ、西之島で集団繁殖 噴火経て復活:朝日新聞デジタル
  • 山梨)「垈」は山梨独自の漢字?:朝日新聞デジタル

    山梨に赴任して2年半が過ぎた。取材の上で今でも苦労するのが、難読地名の数々だ。先日、県内の地名で使われる「垈(ぬた)」という字は山梨独自の漢字だと聞いた。当なのか? 調べてみることにした。 県内で「垈」を使う地名は大垈(甲斐市、身延町)、垈(市川三郷町)、砂垈(富士川町)、藤垈(笛吹市)、相垈(韮崎市)などがある。朝日新聞の過去の記事を検索できるデータベースで「垈」を探すと、171件がヒットし、国内の記事は全て山梨県に関するものだった。 「垈」はやはり山梨独自の漢字なのか――。さっそく「垈」の地名を持つ自治体の担当者に電話をかけて質問をぶつけたが、回答は「珍しいが、普通に使われている漢字だと思う」「他の都道府県についてはわからない」。すぐ答えにたどり着くのは難しそうなので、「垈」の意味から探ってみることにした。 「大垈」がある甲斐市の生涯…

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