雑記, 歴史認識, 差別, ウヨ 少し前の話になってしまったが、NHKが、日本帝国主義の植民地統治下の台湾で、日本の植民地支配を受けた世代の老人の対日観を通じて、台湾植民地統治が、当時の日本にとってどのようなものであったか、台湾を当時の日本がどのようにみなしていたかを取り上げた番組を製作し、否認主義者、『美しく無垢な僕たち日本人』という物語に浸りたい人たちから、非常な反発と憎悪を向けられた。 インタヴューを受けた柯徳三氏は、日本植民地支配に対して『良いところ悪いところ半々』という感想を吐露しており、またNHKの番組は『日本人なのに日本統治の悪いところだけ流した』『NHKは中国共産党の手先か?』ということもいっている。無論、彼の証言は貴重なものだが、われわれは彼の何の根拠もない陰謀論や、『日本人なら日本統治のよい面もたくさん流すはず』というような俗論に惑わされる必要はない。そして、彼の証言の