ちょっと前のSF文壇を騒がせた話ですけど、「オルタ裁判」ってのがありまして。 1997年に、評論家・翻訳家の山形浩生氏が、「オルタカルチャー日本版」というムック誌上において、評論家の小谷真理氏の著書について、実際には夫の巽孝之氏が書いているのではないかとして「小谷真理が巽孝之のペンネームなのは周知の事実」などと揶揄したんですね。で、小谷氏は山形氏と版元に謝罪文と損害賠償を求める訴訟を起こし(4年後に小谷氏の勝訴で結審)、この揶揄を「歴史的に、女が文章が書くのを男性が抑圧してきた、『テクスチュアル・ハラスメント』の一種だ」と批判したのでありました。 叩かれる女たち―テクスチュアル・ハラスメントとは何か 作者: 長谷川清美出版社/メーカー: 廣済堂出版発売日: 2002/05メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (3件) を見るその経緯や、フェミニストの意見など