狭苦しい乗りもののなかで、できるだけ快適に過ごしたい……隣り合うふたつの席の指定券を購入してひとりで使えば、隣にほかの客が来ることがなくゆったりと過ごせそうに思えます。しかし、このようなきっぷの買い方は問題ないのでしょうか。 JRのルールでは「ひとり1席」 鉄道に限らず乗りもので移動するときは、可能な限り広い場所で過ごしたいもの。利用者が少ないローカル線の普通列車で4人用ボックス席をひとりで占拠し、ゆったりとした気分で窓の外に広がる景色を堪能したり、駅弁を食べたりした経験のある方も多いのではないでしょうか。 横1列に複数の席が並ぶ新幹線車両の車内。指定席のきっぷをひとりが複数枚購入しても利用できるのは1席だけだ(2018年3月、草町義和撮影)。 これが利用者の多い新幹線や在来線特急だと、そうも行きません。とくに混雑する時期は隣の席もほかの客で埋まり、何となく狭苦しい気分になることもあります
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