1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/27(日) 14:05:10.40 ID:zKJemEHj0 「先に行ってごめん。みんなも早くきてね」 三浦八重子さん(70)は見送りに出た避難所の仲間一人ひとりにこう声をかけながら、携帯カイロを配った。 この日、岩手県が進める被災者の内陸部への集団疎開が本格的に始まった。 「釜石2号車」の行き先は盛岡市の温泉旅館。2~3カ月間滞在する予定だという。 三浦さんは「みんなを残して行くわけにはいかない」と、いったんは断った。 しかし、同じ集落の高齢者の大半が移ることになり、決心した。 「避難所に残る人がいる。地元を離れるのは心が痛む」と漏らした。 佐々木センさん(87)は、避難所の出入り口付近で寝泊まりしていた。 寒さに震える日々。「これ以上ここにいたら体がもたない」と疎開を決めた。 それでも「生まれ育った土地と家を離れるのは