フォーメーションをブレイクするタイ空軍の戦闘機。三次元を活用し、それぞれ異なった姿勢で配置することで躍動感を演出する。スピードは極めて速いので、シャッターは連続ではなく、シングルでその一瞬を的確に切り取る。 航空写真と言うと、どのような世界を想像されるでしょう。自動車の写真と言われれば、きっと車が颯爽と走る姿を思い浮かべるでしょう。それは走ることが車の本質だからです。同じように、航空機の本質は空を飛ぶことに現れます。ですから、飛行機の飛んでいる姿を捉えたものが、航空写真の本来の姿なのです。ところが飛行機に搭乗して上空に上がり、滑空する飛行機にカメラを向ける空対空の撮影を行うのは、実際には費用や資格の面で通常非常に難しいのが実情です。いわゆる航空写真家と言われる方も空港での離着陸を撮影されているのが一般的です。飛行機の離着陸の姿は車で言うと車庫入れの部分にあたる訳で、空を飛ぶ姿を見せるのでな
![世界の写真家たち - vol.9 Katsuhiko Tokunaga 徳永 克彦 | ニコンイメージング](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/83aecf16946b8b669368e8c0a21b856837e2ca3e/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.nikon-image.com%2Fenjoy%2Flife%2Fnps%2Fmagazine%2Fworldphotographer%2Fimg%2Fogp_worldphotographer_index_00.jpg)