「今年でデビューしてから27年という月日が経つのですが、デザインの分野でもこれまでの経験や価値観を生かせているという気持ちがあります」 そう語る篠原ともえは、デザイナーとして国際的な広告賞である『第101回ニューヨークADC賞』で2冠を受賞した。 1990年代、篠原ともえは天真爛漫なキャラクターと目を引くファッションが若い女性に支持され、“シノラー”の愛称で社会現象を巻き起こしていた。 そのような一大ブームをかつて築きながら、歌手、デザイナー、そして40代からの会社経営とキャリアチェンジをしても活躍を続ける篠原ともえ。彼女に、これまでのキャリアを振り返りながら、人生の分岐点となる活躍の背景にあった物語を語ってもらった。 歌や舞台など表現者からデザイナーへ転向 篠原ともえは1995年、16歳のときに歌手デビューし、歌や舞台などで表現を軸に活動していた。同時に高校もデザイン専攻で、短大では服飾
