牧草地に浮かび上がったヒツジによる「うし」の文字=千葉県富津市のマザー牧場で202011月29日、浅見茂晴撮影 2021年のえと「丑(うし)」にちなみ、千葉県富津市の観光施設「マザー牧場」で、200頭のヒツジが人文字ならぬ「ヒツジ文字」でうしを表した。 新型コロナウイルスの影響で客足が落ちた同牧場が、動物の越冬のための餌代と管理費をまかなうため、10月19日に始めたクラウドファンディング(CF)での寄付が1…
のいち動物公園(高知県香南市野市町大谷)で5月に生まれた三つ子のビントロングの名前が「マヨ」「ネー」「ズー」にそれぞれ決まった。母「ケチャップ」、父「ソルト」にちなみ、子どもたちも親しみやすい調味料の名前が付けられた。 ビントロングは、ハクビシンなどと同じジャコウネコ科で夜行性の動物。東南アジアに生息し、長い尾を木に巻き付けて樹上の果物を食べる。また、肛門近くからポップコーンのよう…
18日午前10時半ごろ、京都市伏見区桃山町因幡のアニメ制作会社「京都アニメーション」第1スタジオ(3階建て)で男が放火し、爆発を伴う火災が発生した。京都府警によると、33人(男性12人、女性20人、不明1人)が死亡、男を含む36人が病院に搬送され、17人が入院した。建物内には男も含め76人がいたといい、残る7人は無事だった。警察庁によると、放火事件の被害者数では平成以降、最悪という。 府警捜査1課によると、男が玄関から建物内に入り、1階で「死ね」と叫んでガソリンとみられる液体をまいて火を付けた。従業員が男の後を追い、建物から数十メートル離れた場所で伏見署員が男の身柄を確保したが、重いやけどをしており入院した。免許証によると関東地方在住の41歳で、同社での勤務歴はなく、調べに「自分が火を放った」と話したという。府警は同社に恨みを抱いていた可能性があるとみて、放火殺人の疑いで捜査…
逮捕、起訴された男がサイトで注文した偽造運転免許証。大きさやデザインは本物と酷似している=愛知県常滑市の県警中部空港署で2018年12月3日午後4時44分、井口慎太郎撮影 インターネット上で運転免許証の偽造を請け負うサイトが存在し誰でも注文できる状態になっている。愛知県警は実際に注文した男を逮捕したものの、海外にサーバーが置かれていることなどから、運営者は特定できていない。偽造運転免許証を身分証明に悪用した犯罪も相次ぐ一方、こうしたサイトの閲覧防止などの対策は追い付いていない状況だ。【井口慎太郎】 名古屋税関の職員が2018年10月26日、中部空港島にある中部外郵出張所で、中国から国際郵便で送られてきた封書の中に「運転免許証」を見つけた。通報を受け県警が調べると、大きさや形は本物と酷似していたが、「交」の文字の透かし模様がなく、ICチップも埋め込まれていない偽造品と分かった。
2020年東京五輪・パラリンピックの暑さ対策として急浮上したサマータイム(夏時間)導入論議は、夏の終わりとともにしぼみそうだ。自民党は27日、研究会を設けて検討を始めたが、今年度は中間報告にとどめる方針。推進派からは「もっと早く議論していれば……」とぼやきが漏れた。【野間口陽】 この夏、サマータイムが注目されたのは、猛暑に加え、五輪組織委員会会長の森喜朗元首相が8月、安倍晋三首相に直接要請したのがきっかけだった。首相から「党で先行して議論してほしい」と指示された遠藤利明元五輪担当相は、森氏と近い党内の文教族議員に働きかけを開始した。 しかし、サマータイムはもともと世論の賛否が分かれ、過去にも浮上しては流れた経緯がある。欧州連合(EU)の欧州委員会は今年8月、制度廃止を加盟国に提案することを決めた。タイミングの悪さは否めず、岸田文雄政調会長は「党の方向が定まらない中、政調会長のもとで特命委員
西日本豪雨で11府県に出された大雨特別警報の対象は186市町村にも及んだ。2013年度に制度化されてから10回目の発表となった大雨特別警報で、気象庁は前代未聞の規模で「最後通告」を発していた。その切迫感が自治体や住民には十分に伝わらず、「平成最悪」の広域豪雨災害となった。 7月5日朝。登庁した気象庁の黒良(くろら)龍太・主任予報官は自席のパソコンで目を通した予報資料に驚いた。梅雨前線の停滞で日本列島の広い範囲で今後3日間、24時間雨量が200ミリを超える。見たこともないデータに「大きな河川が氾濫するかもしれない」と焦りを募らせた。 報告を受けた上司の梶原靖司・予報課長は、梅雨前線による大雨では異例の記者会見を開くべきだと考えた。しかし、危険が及ぶ地域を細かく特定するデータはない。庁内には「警戒を呼びかける会見として成立するのか」と懸念もあったが、橋田俊彦長官が「やりましょう」と決断した。
伊藤忠彦副環境相のツイッターへの投稿。「EM菌団子を半田運河に投入しました」と書き込んでいる=ツイッターから 20年以上前から水質浄化などに効果があると宣伝されながら、科学的な裏付けがないと指摘される「有用微生物群」(EM菌)について、伊藤忠彦副環境相(54)=自民、衆院愛知8区=がフェイスブックやツイッターに「(イベントで)運河に投入した」と投稿したところ、研究者を含む多くの人から批判が寄せられ、伊藤氏は一部の投稿を削除した。 EM菌は1990年代に琉球大教授(当時)が有用性を提唱したが、2016年2月、当時の丸川珠代環境相が国会で「水質浄化に効果があるとの科学的検証データを承知していない」と答弁している。伊藤氏は毎日新聞の取材に「恥ずかしいが、過去の対応を知らなかった」と釈明した。
サントリー食品インターナショナルの「クラフトボス」シリーズ。左からブラック、ブラウン、ラテ=東京都中央区で2018年4月、岡部恵里撮影 サントリー食品インターナショナルは19日、ペットボトル入りコーヒー「クラフトボス」シリーズ(500ミリリットル)の新商品「ブラウン」を発売する。2017年4月の「ブラック」発売から1500万ケース(24本入り)以上売れたシリーズ開発の裏側に迫った。【岡部恵里】 ターゲットを絞り込み 「当初のターゲットは漠然と『缶コーヒーをあまり飲まない若者』でした」。同社ブランド開発第2事業部の桜井弓子さんは、開発当初をこう振り返った。若者受けを考え、おしゃれなパッケージで売り出せば短期のヒットは望めたものの、息の長いヒット商品を生み出したいと、ターゲットをさらに絞り込んだ。開発チームは民間研究機関のデータから、働く人の数が1990年代以降産業別でどう変化したかを推計。情
地域に根ざす執筆もっと 小野渉さん(49) --インターネット上の百科事典「ウィキペディア」に執筆したきっかけは。 ◆2003年に日本版のウィキペディアができてから見ていましたが、近所の「酒折宮」や「不老園」をはじめ、地元を取り上げた記事が少なく、貧弱だったのが気になりました。読んでいるうちに自分でもできそうだと思い、09年11月にアカウントを取得しました。最初に書いたのは「山梨学院小」でした。これまで約80の記事を執筆し、12年からは国内45人しかしないウィキペディアの「管理者」も務めています。
「伊藤勝子」のアカウントで6月7日深夜に投稿された写真の盗用に関する謝罪。プロフィルの写真は盗用したものから差し替えられた=伊藤勝子さんのツイッターから引用 プロフィル顔写真が第三者と指摘受け、開設者が謝罪 「75歳 初めてのスマーホに挑戦中」--。スマートフォン(スマホ)を書き間違えるなど、どこかたどたどしい投稿でSNSのツイッターで人気を集めていた「おばあちゃん」のアカウントが、なりすましの可能性を指摘されている。プロフィルに使用した顔写真が第三者の写真と指摘され、ツイッター開設者は7日に謝罪した。「実在する人なの?」。ネット上には真相を求める声があふれている。【大村健一/統合デジタル取材センター】
給食でおなじみの「ミルメーク」。粉末や液体などさまざまな形で提供されている=東京都千代田区の毎日新聞東京本社で2017年2月17日午後7時56分、大村健一撮影 これほどまでに「懐かしい」と「何それ?」に反応が真っ二つに分かれる商品も珍しい。主に学校給食向けに販売している牛乳調味品「ミルメーク」が今年1月に50周年を迎えた。「コーヒー味」「いちご味」などの粉末や液を牛乳に混ぜることで、栄養を補助し、より牛乳をおいしく飲むために開発された。インターネット上のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)でも郷愁を誘う食材として人気だ。半世紀の歩みや秘話を製造元の大島食品工業(名古屋市守山区)に聞いた。【大村健一/デジタル報道センター】
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