ワールドカップが開催されるたび、タイも日本や世界中の国と同様に国全体が非常に盛り上がります。ただ、日本とは事情が違う。タイだけに限らず東南アジアは全般的に同じですが、ワールドカップの試合は賭博の対象になっているのです。 タイではムエタイや闘鶏など、認可された施設以外での賭博は違法です。しかし、サッカー賭博は異様なまでの盛り上がり方で、普段から欧州サッカーの試合が対象となっています。ワールドカップ開催時には特別な枠が設けられることでしょう。通常のリーグ戦などでも週末はスポーツバーなどで熱を帯びた応援をしているくらいですから、今年も異様なまでに盛り上がるのは間違いありません。 タイのサッカー賭博は、街中の商店やバイクタクシーが元締めとなって賭け金を受け付けます。賭け方にはさまざまあり、大きく分けると、賭け金が少額のタイプと、無制限に賭けることができるタイプがあります。前者は小遣いで楽しむ程度で
街頭テレビや「ゴム」のボール! ルワンダの生活文化とサッカー とうとうやってきました、ロシアワールドカップ! アフリカからは日本がグループHで対戦するセネガル(FIFAランク28位)をはじめ、チュニジア(14位)、モロッコ(42位)、エジプト(46位)、ナイジェリア(47位)が出場しています。どのチームも、ランキング60位となった日本より格上なんですね。 私のいるルワンダでも、サッカーはバスケやバレーを抑えて一番人気のスポーツ。私が日本人と知ると、「ホンダ!」「カガワ!」と声をかけてくる人も多いほど。海外の試合を観ている人もいるんだなあと実感しますが、農村部ではまだまだ自宅にテレビがある家庭は限られています。 その代わり、バーやアリメンテーション(食料品や生活用品などを売っているよろず屋)に寄り集まって観戦する光景はよく目にしますね。戦後の日本で、近所の人たちが集まって力道山のプロレス試合
軍隊でサッカーをした話は女性が嫌う 朝鮮半島は南北が分断されていることもあり、男性は兵役が義務。一部の例外を除き、30歳になるまでの間に軍隊へ行かなければなりません。入隊する時期は人それぞれ。多くの若者たちは大学へ入学したあとに休学して入隊します。 かつては兵役の期間が3年ありましたが、現在は通常であれば2年弱。とはいえ、入隊中は携帯電話すら使うことができず、兵役を終えて帰ってきた男性たちは、まさに浦島太郎状態。頭のなかは軍隊でのことばかりで、しばらくはその話しかできなくなります。 そんななか韓国でよく言われる話があります。それは「女性が嫌う話ベスト3」。下から順に挙げていくと、3位が「サッカーの話」、2位は「軍隊の話」、そして1位が「軍隊でサッカーをした話」です(順番は諸説あり)。 軍隊やサッカーは、女性にとってはどちらも関係ない話。しかも、これらは男性に会うたびに必ず聞かされる話なので
16大会連続ベスト8進出のぶっちぎり記録を持つ国、ドイツ えっと私、ドイツに15年間住んでいますが、全然サッカーファンじゃありません。スタジアムで試合を見たことも、これまでに一度しかありません。ですから、サッカーについて書く資格などこれっぽっちもないことは、百も承知です。でも、世界各国のライター陣が参加する『海外ZINE』でサッカーワールドカップを取り上げるとなれば、ドイツ在住者としても参戦せねばなるまいと思ったんです。 なんせ2014年までのワールドカップでドイツが優勝した回数は、西ドイツ時代を含めれば4回、ベスト8進出に至っては16大会連続だそうじゃないですか。2000年に入ってからの成績は2002年準優勝、2006年(開催国ドイツ)3位、2010年3位、そして2014年は優勝しています。 これはまさに、ワールドカップの常連国。当然ながら(ドヤ顔な表現ですね)、今年2018年の大会にも
サッカー後進国・ベトナムでもW杯は大盛り上がり! その理由とは? 世界中が熱狂するサッカーの祭典・ワールドカップの夏がやってきました! でも、それって出場できない国の人たちに関係あるの? はっきり言って、筆者が長年暮らすベトナムは、アジアの中でもサッカー後進国。男子のフル代表(ナショナルチーム)がワールドカップに出場したことは過去に一度もなく、6大会連続で出場している日本から見れば、どうしても格下感は否めません……。 しかし、東南アジア諸国ではサッカーが非常に盛んで、ことサッカー熱に関しては、日本人の想像をはるかに超えるものがあります。日本では、野球やサッカー、バスケ、相撲など複数のスポーツが人気を分け合っていますが、ほとんどの東南アジアの国において、スポーツと言えば、「一にも二にもサッカー!」。 フランス植民地時代にサッカーが伝わったとされるベトナムでも、もちろん掛け値なしの一番人気スポ
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