福岡市・天神の商業施設「イムズ」に4月26日、紀伊国屋書店がオープンした。「本との出会いをデザインする」がテーマで、約1000平方メートルにおよそ15万冊をそろえている。売り場の3分の1を「レディースゾーン」としているのが特徴だ=写真=。 イムズの客層の中心となる20~40歳代の女性を意識し、同ゾーンには女性スタッフが選んだ約2万5000冊を集めた。ファッションや料理、ペット、園芸など分野は多岐にわたり、店員の女性(28)は「棚の上部は、本の表紙が見えるように置き、ジャンルが分かりやすいようにした」と話す。販売用の爪磨きなどの雑貨や花もある。 紀伊国屋書店は2007年に「天神コア」を撤退して以来、10年ぶりに天神地区で店を構えた。小森圭悟・天神イムズ店長は「居心地の良い内装で、女性ならではのレイアウトをしている。仕事帰りなどに気軽に利用してほしい」としている。