たとえばSNS、テクノロジー、文学の3つの専門分野の大学生を招いて、若者が図書館に求めることを議論してもらう。子どもたちには「未来の理想の図書館」を工作してもらい、そのアイデアを収集。実際の建設を請け負うためのコンペに参加する建設会社に、少なくともひとつは子どもたちのアイデアを建築に生かすことを義務づけた。 13年間の対話を通じて練り上げたアイデア こうした対話の中からさまざまなアイデアが生まれ、「スマートシティ」オーフス市の象徴となる施設とするべく、実際に機能として備わっている。 たとえば、オーフス自動貸し出し機・返却機、スマートフォンに合わせたオンライン予約システム、周辺地域にある18の図書館の蔵書のデータベース化などを実施。さらに、返却された書籍や他の図書館と送り合う書籍の仕分けに「ロボット仕分けシステム」を採用。また、100台収容の「自動駐車システム」を導入した駐車場を付設するなど
![13年の議論で生まれた「驚異の図書館」の裏側](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6fd11aa5c94881f669025c70672fc18a36ed154e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftk.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fa%2Fa%2F1200w%2Fimg_aada9bff157d6244924f3a3246cd1c0b317902.jpg)