JR常磐線土浦駅と直結する駅ビル「プレイアトレ土浦」(土浦市有明町)の2階南側に先月31日、書店やパン屋などが開店した。駅ビルの「第3弾のオープン」となった。2020年春には4~5階に宿泊施設も開業する予定だ。 書店は全国展開している「天狼院(てんろういん)書店」。入り口には幅約3メートル超の半円…
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アマゾンの小売り事業を支える大事なパートナーは「デリバリープロバイダ」と呼ばれる地域限定の配送業者だ。宅配最大手のヤマトホールディングスが悲鳴をあげるきっかけとなった急増するアマゾン経由の荷物配送は、このデリバリープロバイダが担っている。 だが今年に入り、全国で9社しかない、そのデリバリープロバイダのうちの1社がひっそりと名前を消した。 アマゾン依存からの脱却を迫られる 5月30日、東証1部に上場する中堅物流企業のファイズが決算説明会を開いた。 「(アマゾン向けの)一本足打法でいいのか。顧客の分散化を進めていかなければいけない」。ファイズの榎屋幸生社長はこう語り、「アマゾン依存」から脱却する必要性について言及した。 ファイズは昨年までアマゾンのデリバリープロバイダのうちの1つだった。人材派遣会社・ヴィ企画の3PL(物流の一括請負)部門が独立する形で2013年に設立され、アマゾンを主要顧客と
三田市立図書館(兵庫県三田市南が丘2)が所蔵する障害者向けの点字・録音図書の大半がインターネットで検索できないとして、市民でつくる運営評価委員会が「障害者について理解する機会を妨げる」などと対応の見直しを求めていることが分かった。図書館を運営する指定管理者は「以前は開示していたが、一般図書との混在を避けようと考えた」と説明。市は「障害者と健常者で差別をしているような誤解を与える」と判断し、近く改善を促す方針を固めた。(門田晋一) 図書館側によると、所蔵する約2700点の点字・録音図書の9割以上は開架せず、インターネットの蔵書検索でも開示していない。市民が借りたい場合は館内にある紙の目録を見て窓口で申し込むが、障害者やその家族以外は、点字・録音図書の研究目的などを除いて断っているという。 点字図書を販売する「日本点字図書館」の点字文芸作品を見ると、県内では少なくとも三木市と豊岡市が図書館の蔵
日本電気(NEC)と日教販は5日、いわゆるエドテック分野への対応にいっそうの強化を図るべく、デジタル教科書・教材や学習アプリなどデジタル学習コンテンツの流通や普及に向けた協業を開始することを発表した。 "Education"と"Technology"とを組み合わせるエドテック(EdTech)は、従来の書籍など"紙"による教材を超えて、デジタルが持つ機能を教育の分野に取り込む領域。音や映像を使った教材はもちろん、クラウドやアプリを使ったオンラインでの提供、インタラクティブ&コラボレーティブな学習から、ARやVRなどを使ったものまで、ジャンルを問わず多くの分野で提供がはじまりつつある。 1949年設立、各種教科書や専門教材、教育用機器などの取次販売を手がける日教販は、教育用図書の専門取次会社としてスタート。学校や図書館向けの機材のハードからソフトまでを取り扱い、「教育」という大切な分野の良書や
平成の後半は「出版不況」という言葉をよく聞いた。 事実、出版科学研究所の「日本の出版統計」によれば、書籍の推定販売額は1996年をピークに低落傾向が続いている。 電子書籍の普及や書店数の減少など様々な変化が起きている中で、新たな潮流として注目を集めているのが、一人や少人数の仲間とともに、自分たちが面白いと思う本作りに邁進する「小さな出版社」の存在だ。 そのワクワクするような個性的な本作りについては、全国の出版社55社が出版しているおもしろい本を紹介するブックガイド『一度は読んでほしい 小さな出版社のおもしろい本 2019』(三栄書房刊)を読むとわかるだろう。 例えば、福岡県の書肆侃侃房。創業は2002年。「かつては福岡で出版を本格的に始めるのはリスキーだった」と代表の田島安江さん。しかし、「今では時代が追いついてきたという気がします。ネットやSNSが普及しはじめ、地方にいても支障はない。む
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