「読書通帳」で借りた本の記帳をする児童=2020年1月31日午後4時35分、山梨県の都留市立図書館で、小田切敏雄撮影 山梨県の都留市立図書館は2月から金融機関の預金通帳に見立てた「読書通帳」のサービスを始めた。市教委は「読書の記録としての通帳を使って読書貯金をたくさん積み立ててほしい」と呼び掛けている。 利用者は借りる図書を選んで館内カウンターにある通帳印字機器を操作して記帳する。通帳には利用日、図書名、著者、資料コードが印字され、通帳1冊に3…
2019年12月3日に経済協力開発機構(OECD)による15歳が対象の学習到達度調査(PISA、18年実施)の結果が公表され、日本は読解力が前回(15年実施)の8位から15位に低下したと伝えられた。毎日新聞12月6日朝刊の「余録」では「この成績低下、思い当たるふしがあるのがつらい。何しろ本を読まない、スマホに没頭する、長文を読んで考える習慣がない」と述べつつ、幕末・明治の読書習慣をたたえている。果たしてこれは妥当だろうか。 全国学校図書館協議会が毎年行っている学校読書調査によると、今回対象の15歳を含む高校生の1カ月の平均読書冊数は15年で1・5冊、18年で1・3冊と微減だが、今回私が確認した過去30年間分の同調査ではずっと1冊以上2冊未満の間にある。18年の15歳が目立って本を読まなくなったとは言えないだろう。
第31回読書感想画中央コンクール(全国学校図書館協議会、毎日新聞社など主催、文部科学省など後援)の県内審査が1月に行われ、中央審査に送られる県代表作品計13点と入選作品19点が決定した。【青山郁子】 読書で得た感動を絵画で自由に表現することで、子どもたちの読書力、表現力を養うのが目的。自由読書と指定読書の2部門があり、小学校低学年▽同高学年▽中学校▽高校――の4部門に、今年は計28校から540点の応募があった。 そのうち高校の部の県内審査は、黒部市三日市の県立桜井高で行われ、各校での1次審査を経た107点について、富山短大の中山里美准教授と桜井高の中嶋宏文教諭(美術担当)が、対象図書の表紙や挿絵のイメージの影響を確認しながら丁寧に審査した。
全国の人に活用してほしい 1万3000冊、久留米大に寄贈へ 古賀邦雄さん(75)=久留米市 九州一の大河、筑後川のほとりで、半世紀にわたり全国を回って集めた水、河川、ダムに関する本1万3000冊を所蔵する「古賀河川図書館」(久留米市高野)を主宰してきた。河川の研究者やNPO法人関係者、大学生らが利用してきた貴重な全所蔵本を3月までに久留米大学御井キャンパス(同市御井町)の図書館に寄贈する。 大牟田市出身。小さい頃から川で泳ぎ、魚釣りをして自然に親しんだ。大学卒業後に水資源開発公団(現独立行政法人水資源機構)に入り、ダム建設などで用地業務を担当した。元々本好きで就職後、私費で河川の本を集め始めた。東京本社時代には東京・神田の古本屋街にも通った。「水や河川、ダムという言葉が表紙にあると全部集めた」と振り返る。省庁や自治体の職員からも工事誌など非売品の贈呈を受け、約20回転勤した先でも集…
四日市市の森智広市長は27日の定例記者会見で、市議会議員説明会で示している、新図書館を近鉄四日市駅東側の商業施設「スターアイランド」(同市諏訪栄町)=2月末で営業終了=跡地に整備する方針について「(土地建物を所有する)近鉄側の意向は全く入っていないのがもどかしい」と述べ、あくまで市の独自案だったことを明かした。今後の交渉は「先方ありきの話なのでどうなるか分からないが、駅東側で決められるよ…
盲学校で学ぶ生徒により読書を身近に感じてもらおうと、日本点字図書館の職員による出前授業が2019年12月、東京都立文京盲学校で開かれた。サピエ図書館や点字図書館などの活用法を学んだ。 視覚障害のある子供たちが本を読みたいと思っても、学校の図書室や地域の図書館には、点字図書や拡大文字の本が少なく、出かけるまでには移動の問題が伴う。インターネットは情報収集に活用されるが、内容の正確さや信用度に課題があるサイトもある。生徒たちが高等教育に進めば、リポート作成などで調べ学習も必須になることなどから、対面朗読やレファレンス(図書資料の利用や調査)など、同館で行われているサービスも紹介された。 この日は情報科目の授業として行われ、2年生10人が参加。視力の程度で読んだり聞いたりと読書の方法が異なることに触れた後、図書情報を集める方法などについても説明された。2017年の1年間では約7万5000冊の本が
◆「広重の絵本 遠くへてくてく」結城昌子著/小学館 歌川広重の「東海道五十三次」 名画に親しめる構成 本書はアートディレクターで絵本作家の著者が、1993年から構成と文を担当している「小学館あーとぶっく」シリーズの14冊目です。このシリーズは子供が古今東西の著名画家の名画に、楽しく親しめるように構成されています。 今回初めて日本の画家として、浮世絵師の歌川広重(1797~1858年)の代表作「東海道五十三次」が絵本になっています。日本橋から京都・三条大橋までの道中を「歩き」と「あいさつ」をキーワードに、てくてく歩きます。絵の中に登場する飛脚や行商人たちが発する言葉を漫画の吹き出しのように想像することで、200年程前の人々の息遣いが感じられることでしょう。<県立図書館より>
第31回読書感想画中央コンクール(全国学校図書館協議会、毎日新聞社など主催)の県審査会が開かれ、入賞者が決まった。 入賞したのは次の皆さん。(敬称略) 小学校低学年の部 <指定読書>優秀=角田芯太郎(青森・合浦1)三上佳凜(八戸・白銀南2)▽優良=小林竜也(青森・合浦1)高山紋弥(八戸・白銀南2)▽入選=清野沙恵(青森・佃3)和島心美(八戸・白銀南2)広田璃子(青森・合浦1)▽佳作=坪谷莉子(青森・合浦1)大水明紗(同)福士俐月(同)石沢佳悟(青森・佃3) <自由読書>優秀=渋谷美涼(弘前・城東1)山上百葉(青森・甲田2)▽優良=塚原聖斗(八戸・是川2)斉藤梨花(青森・甲田2)▽入選=上川原遥輝(十和田・南2)佐藤蒼悟(青森・浪館3)小田切研(八戸・大久喜3)▽佳作=下沢怜桜(八戸・是川2)佐藤陽向(青森・甲田2)小橋晃士郎(同)斉藤汐音(青森・浪岡野沢3)竹駒一翔(八戸・大久喜3)
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