須坂市立須坂図書館は、傷ついた本の展示コーナーを設けている。秋の読書週間(27日~11月9日)を前に、本を大切に扱う意識を広げようと企画。「本が泣いています」と書かれた張り紙の下に、痛々しく傷ついた本が並んでいる。 小説や絵本、雑誌など16冊を展示。黄色い蛍光ペンで線を引かれたり、落書きされたりしたページを紹介している。誤って洗濯機に入れてしまい、ページが固まった本も。利用者が破いたページに自身でセロハンテープを貼った本は、破れた部分が黄色く変色。図書館は、破れたページは専用のテープで直すため「そのままカウンターにお持ちください」と呼び掛けている。 8月下旬から館内で閲覧できるようにした雑誌は、映画のクーポン券が切り取られた。文平玲子館長(55)は「本は利用者みんなの財産。大切にする気持ちを失わないでほしい」と話している。 展示は26日まで。問い合わせは須坂図書館(電話026・245・07
佐久穂町生涯学習館「花の郷(さと)・茂来(もらい)館」の館内全体で、町図書館の本が読めるようになった。飲み物を味わったり、勉強に利用したりしながら、ゆったりと図書館の本に親しめる。 茂来館には、町図書館が入るほか、中学・高校生らが勉強するスペースや、樹齢約100年のカラマツ材テーブルが置かれた憩いの場とともにコーヒーなどを提供するカフェがある。図書館内では飲食が禁止されており、「コーヒーを飲みながら本を楽しめるブックカフェのような場所をつくりたかった」と町図書館。11月下旬から茂来館内で本を読めるサービスを始めた。 一部の雑誌は図書館外に置き、通常、館外への持ち出しを認めていない美術書や辞書など約5千冊も、茂来館内であれば閲覧できるようにした。 茂来館では、コンサートや各種サークルの練習もあるため、待ち時間や待ち合わせの合間にも気軽に図書館を利用してもらいたい考えだ。 図書の持ち出しには、
長野市立南部図書館(篠ノ井御幣川)は22、23日、市民らに図書館や本に親しんでもらい、利用者増と文化の普及につなげようと、「第18回南部図書館まつり」を同館で開く。「あなたにこの謎解けますか〜おすすめ推理小説あります」と銘打ち、ミステリー関連のお勧め本を並べ、書籍リストを配布。メインの講演会には安曇野市出身の推理小説家、遠藤武文さんを招く。 遠藤さんは、2009年に刑務所内の密室殺人のトリックを解き明かすデビュー作「プリズン・トリック」で第55回江戸川乱歩賞、10年には第15回信毎選賞を受賞。図書館まつりでは23日午後2時から、「推理小説の愉(たの)しみ」と題し講演する。この日は午前10時半と午後1時に、軽井沢町の絵本作家accototo(アッコトト)さんのワークショップ(体験型講座)もある。塗り絵の下絵模様のバッグを作り、材料費500円。 他に、読み聞かせをする「おはなしの部屋」や工作の
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く