10月13日の全国図書館大会第21分科会「出版と図書館」については、当事者でもあるので発言しておきたい。 このとき、みすず書房持谷寿夫氏、文藝春秋松井清人氏、岩波書店岡本厚氏とともに登壇した。資料としては、http://jla-conf.info/103th_tokyo/index.php/subcommittee/section21のページに原稿があるのでご覧いただきたい。この資料は、大会の前にここにアップされており、前日12日の朝日新聞東京版の朝刊社会面(日経が夕刊)にこれを紹介する記事が出た。朝日の記事は「文庫本「図書館貸し出し中止を」 文芸春秋社長が要請へ」というものである。これをきっかけにして、マスメディアでの取材の事前申込みがあったといい、行ってみるとNHKとTBSのカメラが入り、他に数社の新聞社から記者が来ているのが分かった。 当日のNHK総合の午後7時と11時のニュースで放
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子どもたちに本を読む楽しさを伝えようと、武蔵野市の図書館が、半世紀にわたり「読書の動機づけ指導」活動を続けている。学校と図書館などが協力して毎年三十数冊を選び、小学3年生を対象に、教室に出向いて児童に本を紹介する事業だ。50周年を記念して29日には「ミルキー杉山のあなたも名探偵」シリーズなどの児童書で知られる作家、杉山亮(あきら)さんが読書の魅力について話すイベントも開かれる。 「読書の動機づけ指導」は1967年秋、当時の武蔵野市立図書館長の発案で始まった。3年生が選ばれたのは「言葉の意味が理解できるようになり、まだ自分の好みが固まっていない時期。いろんなことが吸収できる年齢」が理由だ。 児童文学者や学校の先生、図書館職員が集まり、絵本、日本人作家、外国人作家の物語、科学自然、ノンフィクション、詩のそれぞれの分野から、読書指導にふさわしい本を毎年三十数冊を選定する。 5~6月、児童文学者ら
徳島市幸町3のイノベーションセンター徳島に27日、民間の「電子図書館」が開設される。センターにタブレット端末を持参するなどして閲覧する仕組みで、利用は無料。当面は専門書を中心に45冊を用意することにしており、運営する一般社団法人「みる会図書館」は「気軽に利用して」と呼び掛けている。 閲覧できるのは、情報関係の技術書や人文系の学術書など。タブレットなどの端末に専用アプリをダウンロードした上でセンターでパスワードを入力し、館内の無線LANサービス「Wi―Fi(ワイファイ)」を受信できる状態で利用する。書籍そのものの貸し出しはしない。 当面は試験運用とし、システムに不備が見つかればその都度修正。11月27日に正式オープンさせる。蔵書は年内に100冊まで増やすことを計画している。 電子図書館の開設は、みる会の佐野誠一理事(34)=徳島市大松町大久保=が、既設の公立図書館の開館時間や本のラインアップ
すごい人が、どんな風に図書館と付き合っているか(付き合ってきたか)が分かるインタビュー集。 結城浩さんの『数学ガール』、荻上チキさんの『シノドス』、ビブリオバトルの谷口忠大さん...... その仕事の「結果」は知られているが、各人が「どのように」その仕事に取り組んできたか、結果から知るのは難しい。実は、そこには図書館というシステムが深くかかわっている。本書では、こうしたトップランナーたちが、図書館でどのように鍛えられてきたか、さらに、この情報空間に何を求めているかが、語り尽くされている。インタビューイーは以下の通り(敬称略、掲載順)。 落合陽一 清水亮 前野ウルド浩太郎 三上延 竹内洋 谷口忠大 結城浩 荻上チキ 大久保ゆう 大場利康 花井裕一郎 原田隆史 インタビュアーは図書館情報学の専門家なので、この情報空間をいかに利用するかというテーマが中心となっている。だが、図書館とのかかわり方を
京都府立久美浜高等学校図書館では、国立国会図書館国際子ども資料館の資料協力で『絵本で知る世界の国々-読んで旅する七大陸-』と題した展示が一般公開で開催されました。 普段なかなか学校図書館のテーマ展示を見学することはできないため、この貴重な機会に見学に伺ってきました。 久美浜高校図書館ではこのような一般公開での展示以外にも、普段から工夫を凝らした様々な展示を開催しています。 実際に訪れてみると、そうした展示はもちろんのこと、にぎやかで楽しい掲示やPOPで館内が彩られ、楽しく図書館を利用できるようにというアイディアや工夫がたくさん散りばめられていました。 久美浜高校図書館で司書を務める伊達深雪さんは、同図書館の司書を一人で15年間務めているそうで、今回は伊達さんに図書館を案内していただきながら、こうした図書館を作り上げるアイディアがどのようにして生まれているのかについてお話を伺いました。 図書
友人たちとの話の中で、図書館での資料複写(厳密には資料撮影)のルールってどうなってるの? という話が出たので、備忘のために、確認に使えそうな情報源をまとめます*1。すべての館種は網羅できていませんが、ご了承ください。 概要を知るには 著作権法 国立国会図書館 著作権情報センター 詳細を知るには 日本図書館協会 全国公共図書館協議会 国立大学図書館協会 専門図書館協議会 その他 全国学校図書館協議会 私立大学図書館協会 楽譜コピー問題協議会 概要を知るには 著作権法 著作権法 基本はこちら。一般的な図書館(政令で定められている図書館)での複写については、著作権法第31条第1項第1号が根拠となっています。 国立国会図書館 著作権にかかわる注意事項|国立国会図書館―National Diet Library 実際の複写可能な範囲(=著作権法第31条第1項第1号に規定されている「著作の一部分」)な
2018年2月20日(火)、「本の世界を旅するホテル」をテーマにした宿泊施設が愛知県名古屋市にオープンします。 ホテルの名前は、「ランプライトブックスホテル名古屋」。場所は名古屋市営地下鉄東山線・鶴舞線の「伏見駅」から徒歩3分ほどで、名古屋駅へもすぐに出られます。 1階には24時間営業のブックカフェがあり、「旅」と「ミステリー」を中心とした約3,000冊の本と、書籍がいつでも購入できます。席数は30席ほど。こちらは宿泊客以外も利用可能です。 また、客室にもホテルおすすめの本が置かれ、目に優しい照明、読書専用ソファといった“快適に本を読むための客室”で、ゆっくりとした読書時間が楽しめます。部屋はシングルを中心に、全部で70室。8,000円から宿泊可能です。 「ランプライトブックスホテル名古屋」で選書およびディスプレイを担当したのは、「マルノウチリーディングスタイル」や「スタンダードブックスト
『広辞苑』は一九五五年に初版を刊行、それから六〇年余が経ちました。この六〇年の間、改訂を重ねてまいりましたが、この度、一〇年ぶりの改訂新版となる第七版を刊行する運びとなりました。『広辞苑』は長い年月を経て、読者の皆様に愛され、信頼を厚くし、いまや「国語+百科」辞典の最高峰、「国民的辞典」と言われるまでに成長しました。 日本語の語彙と表現は、古代から現代に至るまで、日本語を使う無数の人々によって大きく豊かに育てられてきました。この日本語という沃野を耕してきたのは人々の自由な心です。言葉は、自由な発想から芽吹き、人々の手で自由に選びとられ、愛され、そして縦横に駆使されることによって、広がり、深められ、定着していきます。 二〇一七年五月に亡くなられた作家の杉本苑子さんは、随想『春風秋雨』で、「葬式も墓も無用、骨は海にでも撒いてしまってほしい」と書き、続けて、文学者の墓の自分の名の下に、 「使い古
岩波書店は24日、広辞苑を10年ぶりに改訂した第7版を来年1月12日に発売すると発表した。1万項目を追加し、計25万項目を収録する。「がっつり」「のりのり」など若い世代が使う口語を加える一方、「給水ポンプ」「スーパー特急」など時代の変化で説明が不要になった言葉は削除した。 広辞苑は「国語辞典と百科事典を1冊に」とのコンセプトで、新村出(いづる)氏の編集で1955年、20万項目収録の初版を刊行。91年の第4版以降、改訂のたび項目を増やしてきたが、「日本語として定着した言葉」を厳選してきた。 224人の専門家に執筆・校閲を依頼。2008年に刊行した第6版で見送った言葉と、その後に収集した言葉など、計10万項目の候補から、検索エンジンや新聞記事データベースなどで使われる頻度を調べて1万項目に絞った。 広く口語で使われている「がっつり」などを収録したほか、「クラウド」「フリック」といったIT・ネッ
サービス終了のお知らせ SankeiBizは、2022年12月26日をもちましてサービスを終了させていただきました。長らくのご愛読、誠にありがとうございました。 産経デジタルがお送りする経済ニュースは「iza! 経済ニュース」でお楽しみください。 このページは5秒後に「iza!経済ニュース」(https://www.iza.ne.jp/economy/)に転送されます。 ページが切り替わらない場合は以下のボタンから「iza! 経済ニュース」へ移動をお願いします。 iza! 経済ニュースへ
須坂市立須坂図書館は、傷ついた本の展示コーナーを設けている。秋の読書週間(27日~11月9日)を前に、本を大切に扱う意識を広げようと企画。「本が泣いています」と書かれた張り紙の下に、痛々しく傷ついた本が並んでいる。 小説や絵本、雑誌など16冊を展示。黄色い蛍光ペンで線を引かれたり、落書きされたりしたページを紹介している。誤って洗濯機に入れてしまい、ページが固まった本も。利用者が破いたページに自身でセロハンテープを貼った本は、破れた部分が黄色く変色。図書館は、破れたページは専用のテープで直すため「そのままカウンターにお持ちください」と呼び掛けている。 8月下旬から館内で閲覧できるようにした雑誌は、映画のクーポン券が切り取られた。文平玲子館長(55)は「本は利用者みんなの財産。大切にする気持ちを失わないでほしい」と話している。 展示は26日まで。問い合わせは須坂図書館(電話026・245・07
出版業界の不況が叫ばれるようになって久しい。出版市場を調査している出版科学研究所によると、2016年の書籍と雑誌を合わせた推定販売金額は、前年比3.4%減となる1兆4709億円で、12年連続で前年を下回る結果となった。 そんななか、10月13日に開催された「全国図書館大会 東京大会」において、文藝春秋の松井清人社長が図書館側に対し、「文庫の貸し出しをやめてください」と要望を出し、賛否を呼んでいる。 出版社、図書館ともに文庫本の貸し出しには消極的 そこで、松井氏の発言について、全国図書館大会に参加した出版業界関係者に話を聞いた。 「松井社長の訴えには、2013年から16年までの4年連続で文庫本の売り上げが減少したという背景があります。13年は2.5%減程度でしたが、14年から16年は年6%以上も売り上げが落ちているのです。販売が伸びない状況のなか、図書館が文庫本を積極的に貸し出しするケースや
日本ファシリティマネジメント協会の機関誌「JFMAジャーナル」の最新号の特集は『まちづくりを担う公共図書館とFM』だった。 本の貸し出しを主目的としてきた公共図書館の役割が総合文化センターへと変わり、まちづくりや地域振興に役立つ事業が全国で実施されている。特集は八つの事例を取り上げている。農業支援に力を入れる紫波町図書館や、生涯学習センター・市民活動センター・青少年センターと複合化した武蔵野プレイスなど、特集が紹介する事例は興味深い。 日本図書館協会の森茜理事長も寄稿しいるが、寄稿の大半は「図書館は指定管理者制度にはなじまない」という主張に費やされている。最大の理由は、司書という専門職の雇用維持であった。なお、「JFMAジャーナル」の主要部分はネット上で無償公開され、森氏の寄稿も無償の範囲に入っている。 日本図書館協会はかねてより指定管理者制度に反対してきた。しかし同協会の2015年調査で
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