あすの土曜日、いっぷう変わった書店が開業する。場所は東京の下町、日本橋浜町。2階まで吹き抜けの壁に科学、歴史、美術、建築、花、料理などの本がずらりと並ぶ。店は本格的なカフェを兼ね、食事やコーヒーも楽しめる。しかけたのは老舗企業の安田不動産だ。▼前身の安田保善社時代から、同社はこの地で貸地業を営んでいた。近年、再開発で相次ぎ巨大オフィスビルを建て、地元との交流が課題に浮上した。そこで出たのが書店兼
本連載は、「この人の『勘』や『感』の見方を知りたい!」と思った方にお会いし、仕事に「勘」や「感」は必要なのか。そして、どのように磨けばいいのかについて、成功談も失敗談も含めて聞いていくものです。それも、難しい書き言葉ではなく、わかりやすい話し言葉で。読者の皆さんにとって、未来に向けたヒントになれば幸いです。 前回の記事(TSUTAYA増田社長「感性とは“お客さんの気分”」)ではCCCの社長を務める増田宗昭さんに登場いただき、「心」とダイレクトに結びついているのが直感であり、「頭」はそれをサポートする役割を担っていると、手描きの図解入りで説明していただきました。今回は、鋭い「勘」や「感」を持っている増田さんにも、過去に無数の失敗があったこと。それが自分の成長に役立ってきたこと――増田流「勘」と「感」の意義と磨き方を綴りたいと思います。 CCCの増田 宗昭(ますだ むねあき)社長は1951年大
『新潮』編集長・矢野優さん(52歳)。純文学の世界で、その名前を知らない人はいない名物編集者である。 2003年に30代半ば過ぎという異例の若さで、この老舗文芸誌の編集長に抜擢された。そこから作家たちの代表作をいくつも手がけ、次の文学を担う新しい才能の発掘もしてきた。 その矢野さんをして「新しい時代がここから生まれるんじゃないかと思って、わくわくしている」と語らせたのが、ヤフーとの共同プロジェクトである。 フィクションの大変化が迫っている?BuzzFeed Newsのインタビューに語った。 《インターネットの登場によって、世界中で小説だけでなく、フィクションの大変化というものが間近にあるような気がしてならないんですよ。 上田さんを追いかけて、このプロジェクトを進めていくことで、文学の未知の未来に近づく気がするんです。》 上田さんは1979年生まれ。新潮新人賞でデビューし、2015年に三島由
文芸誌の売り上げが低迷するなか、大手出版社の新潮社は文芸誌で7日から連載を始めた新作の小説について、ふだん本を読まない人たちにも広く読んでもらおうと、誌面での掲載と同時にスマートフォン向けのウェブサイトでも無料で公開する新たな取り組みを始めました。 それによりますと、7日発売の月刊文芸誌「新潮」で連載を始めた三島由紀夫賞作家の上田岳弘さんの新作小説について、9か月間の連載に合わせて「Yahoo!JAPAN」のスマートフォン向けの専用ウェブサイトでも順次、無料で公開するということです。 サイトでは本のように縦書きで記された文章を片手で縦にスクロールすることで読むことができ、途中に動画の挿絵があるほか、登場人物を説明する機能もついています。毎号の掲載内容はサイトでは8回程度に分けて公開されるということです。 文芸誌の売り上げは低迷が続き、出版科学研究所によりますと、月刊誌の発行部数は去年までの
文芸春秋が新潮社に出した謝罪文。松井清人社長名で「不適切と指摘されても仕方のない行為」などと記されている ライバル誌「週刊新潮」が電車内などで掲示するために作成する「中づり広告」を、「週刊文春」が公表前に入手していた問題で、文春を発行する文芸春秋(東京都千代田区)の松井清人社長が新潮社(新宿区)に謝罪文を出したことが、関係者への取材で分かった。A4判1枚で「不適切な取り扱いと指摘されても仕方のない行為であったことを認め、今後このようなことがないよう徹底する」とする内容。松井社長が5日、新潮社を訪れて手渡したという。 この問題は新潮が5月25日号で報じて発覚。文春社員が発売2日前に取次業者「トーハン」(新宿区)本社に行き、中づり広告を借りてコピーしていると指摘し「新潮ポスターをカンニング」などと批判した。
ミステリー小説の一大ジャンルとして人気を集めている「新本格ミステリ」が日本で誕生して30年になるのを記念して、綾辻行人さんら3人の作家がトークショーを行い、30年の歴史や作品の魅力について語りました。 このジャンルが誕生して今月で30年になるのに合わせて6日夜、東京・日本橋の劇場で記念イベントが開かれ、綾辻さんと京極夏彦さん、それに辻村深月さんの人気作家3人がトークショーを行いました。 この中で3人は、この30年を振り返るとともに、さまざまな作品の魅力について語り、京極さんは「『十角館』が出たから、たくさんのミステリーが出ている今の状況があると思います」などと話していました。 講談社によりますと、「十角館の殺人」は海外も含めた発行部数が累計で110万部を超えているということで、綾辻さんは集まった報道陣の取材に対し、「30年前はまさか海外で読まれることになるなんて思ってもいなかった。今も読ま
スマホ・タブレットの普及によって、電子書籍の利用が世界的に拡がっています。ただ、日本の市場はちょっと特殊です。マンガの存在感が圧倒的なのです。「マンガやアニメは子どものもの」という国が多い中、老若男女マンガ好きの日本。電子書籍の普及を拡げる立役者となっています。 そんな日本の電子書籍市場の様子が改めて浮き彫りになったのが、(株)インプレスが毎年発行している「電子書籍ビジネス調査報告書」。その2017年版で、コミックが電子書籍市場の8割を占めていることが示されたのです。(文芸・実用書などの「文字もの」が359億円に対し、コミックが1617億円) 「ケータイコミック」によって携帯電話でマンガを読むこと、またそれに対しておカネを払うことに抵抗感があまりないことに加え、マンガは続きがあるとついつい読みたくなるコンテンツです。週刊や月刊のマンガ誌での連載から作品が生まれていることもその要因となってい
サービス終了のお知らせ SankeiBizは、2022年12月26日をもちましてサービスを終了させていただきました。長らくのご愛読、誠にありがとうございました。 産経デジタルがお送りする経済ニュースは「iza! 経済ニュース」でお楽しみください。 このページは5秒後に「iza!経済ニュース」(https://www.iza.ne.jp/economy/)に転送されます。 ページが切り替わらない場合は以下のボタンから「iza! 経済ニュース」へ移動をお願いします。 iza! 経済ニュースへ
「TOYAMAキラリ」(富山市西町)内にある「富山市立図書館」2階ロビーで9月9日、河野通和さんによる講演会「読書は続く、どこまでも」が行われる。 イベントのフライヤー 中央公論新社発刊の「婦人公論」「中央公論」をはじめ、新潮社の季刊誌「考える人」といった媒体で編集長を歴任してきた河野さんは、今年2017年4月に糸井重里さん率いる「ほぼ日」に入社し話題を呼んだ。「言葉はこうして生き残った」(ミシマ社)、「『考える人』は本を読む」(角川新書)などの著書や講演会で、編集者としての視点を織り交ぜながら、作家たちが生み出した深遠な言葉の魅力を伝えてきた。 今回のイベントでは河野さんが自身の読書体験を語るとともに、ネット社会の広まり、AI時代の到来の中にあって、なお可能性を秘めている読書の世界の豊かさについて考察する。講演終了後にはサイン会も予定されている。 同図書館の読書推進係・瀬口敦子さんは「読
平塚市は、今月10日の世界自殺予防デーを中心とする自殺予防週間(9月10日(日)〜16日(土))に合わせ、市内各地で命の大切さを訴える啓発活動を実施する。 全4館の市立図書館では、30日(土)まで「こころと命のサポートのための本」コーナーを設置。大人向けの図書だけでなく、絵本なども取りそろえている。 中央図書館では9月17日(日)と24日(日)、「こころと命のサポート映画会」を開催する。両日とも午後2時からで、無料。17日は、アルツハイマー型痴呆症と診断された義母と家族との交流を描いた『折り梅』、24日(日)は、アニメ『かんすけさんとふしぎな自転車』を上映する。 そのほか、県精神保健福祉センターでは電話や面接で相談も実施している。電話相談【電話】045・821・6937(毎週水・木曜の午後1時30分〜4時30分)、面接相談【電話】045・821・8822(平日の午前8時30分〜午後5時15
大学図書館運営への学生の関わり方について話し合う「第7回大学図書館学生協働交流シンポジウム」が5、6の両日、松山市文京町の愛媛大で開かれ、全国の学生と職員約160人がそれぞれ抱える不安や悩みを共有した。 中国四国地区大学図書館協議会が毎年開催しており、県内では初めて。6日は同大大学会館で、それぞれの取り組みなどをパネルにまとめて紹介する「ポスターセッション」があり、20大学の21図書館が発表した。 島根大は、ミーティング前に行っている、最近身近で起こったことや欲しいものなどを1分間で話す「アイスブレーク」について「ミーティングで発言しやすくなり、メンバーの成長につながった」と説明。 テーマごとに数冊の本を中身が見えないようにバッグに入れた「福袋」として貸し出した鳥取大の取り組み報告もあり、参加者は活動のヒントにしようと熱心にメモを取っていた。 初日はワークショップがあり、学生は「情報共有」
2017年9月7日、京都府立図書館が、「京都府オープンデータポータルサイト」にデータセットを掲載したと発表しています。 掲載された同館のデータセットは以下のもので、原則として、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示4.0国際のもと公開されています。 ・京都府立図書館写真 ・京都府立図書館テーマ別資料リスト「京都に関する本入門編」 ・京都府立図書館テーマ別資料リスト「京都に関する本通史編」 ・京都府立図書館テーマ別資料リスト「京都に関する本 年表史資料編」 ・京都府立図書館テーマ別資料リスト「明治の岡崎」 京都府立図書館 お知らせ http://www.library.pref.kyoto.jp/ ※「2017.09.07 京都府オープンデータポータルサイトに当館のデータが掲載されました」とあります。 京都府オープンデータポータルサイトに当館のデータが掲載されました(京都府立図書館) ht
国立がん研究センター(東京)は、全国から集めた寄付金で、信頼できるがん情報をまとめた冊子などの資料を、全国の図書館や公民館に贈るプロジェクトを始めた。 同センターは、科学的根拠に基づく情報を、インターネットや全国のがん診療連携拠点病院を通じて発信しているが、ネットが使えない人や、拠点病院が近くにない人に情報が届きにくいのが課題だった。そこで身近な公共図書館などに情報を届ける仕組みを考えた。 寄贈するのは、同センターがん対策情報センターが作成した、がんの種類ごとの解説や、家族ががんになったときの接し方のヒントなどをまとめた計58種類の冊子と、展示用のバインダーやラックのセット。 寄付は千円からで、ウェブサイト経由や銀行振り込みなどが可能。寄付先の都道府県の指定もできる。指定された都道府県への寄付金が3万円集まるごとに、1館に1セットを贈る。贈り先は都道府県立図書館と相談して決める。本年度は計
愛知県瀬戸市出身の中学3年生、藤井聡太四段(15)が最年少プロ棋士となって1年を記念した企画展「将棋」が同市東松山町の市立図書館玄関ロビーで開かれており、市民の注目を集めている。 藤井四段は昨年9月3日に行われたプロ棋士養成機関・奨励会三段リーグ最終日の成績で1位となり、同10月1日付で四段に昇段してプロ棋士となった。その後、同12月のプロ初戦で現役最年長棋士(当時)の加藤一二三九段に勝ってから公式戦29連勝の新記録を達成。同市でも藤井四段と将棋に対する関心が高まった。 同図書館は、市民から将棋関連の図書の問い合わせが相次いだことから、今回の展示を企画した。「天才棋士降臨・藤井聡太」(日本将棋連盟)など藤井四段の特集本や「プロ棋士という仕事」「将棋の駒はなぜ40枚か」などの将棋関連の本など約100冊を展示。閲覧と同時に貸し出しもしている。 また、地元の陶芸家が制作した瀬戸焼の将棋盤と駒も展
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