京都市中京区の島津製作所三条工場内で、東西約21メートル、南北約9メートルと平安京跡では最大級の建物跡が見つかり、市埋蔵文化財研究所が3日発表した。9世紀前半(平安時代前期)とみられ、担当者は「名前は分かっていないが、大納言クラスの貴族の大邸宅と考えられ、貴重な発見だ」としている。 当時は「右京三条三坊五町」と呼ばれた区画(約120メートル四方の方形)の一部で、政治の中枢だった平安宮に近い一等地という。工場建設に伴い発掘調査していた。 4棟の建物跡が見つかり、最大級の建物は1辺約90~150センチの四角い柱穴が20カ所以上あり、ひさしもある建物という。
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