米IT企業にサイバー攻撃 世界に被害拡大の恐れ 2021年07月04日18時12分 3日、米ミシガン州の空港で、専用機に乗り込むバイデン大統領(AFP時事) 【ワシントン時事】米IT企業がサイバー攻撃を受け、同社のソフトを利用する企業に身代金が要求される被害が広がっていることが3日までに分かった。影響は米国外でも確認されており、世界各地に拡大する恐れがある。バイデン大統領は3日、関係当局に調査を指示した。 米で石油輸送停止 国内では中国軍関与か―サイバー攻撃 標的となったのは、ITシステム管理ソフトを提供するカセヤ。ハッカーは2日までに同社のシステムに侵入し、サーバーを通じて顧客企業のデータを暗号化して身代金を要求する「ランサムウエア」を仕組んだ。ロイター通信は、4日の米独立記念日に伴う連休を狙ったサイバー攻撃だった可能性があるという専門家の見解を報じた。 カセヤの顧客企業はさらに幅広い企