バーゼル規制は、銀行に対する健全性規制の国際統一基準として1988年に初めて策定(バーゼルⅠ)されました。その後も世界情勢や金融業の発展等に合わせ徐々に内容の充実が図られてきており、2010年に策定されたバーゼルⅢでは、2008年のリーマンショックを契機とした世界金融危機を踏まえ、自己資本比率規制の強化や流動性比率規制の導入等が行われました。また、2017年には、リスクアセット(自己資本比率の分母)の計測における銀行間のバラつきを軽減することを目的とした見直しが行われ(バーゼルⅢ最終化)、世界金融危機後の規制改革は概ね完了しました。 拡大図 みずほフィナンシャルグループは、グローバルなシステム上重要な銀行(G–SIBs)に指定されていることから、一部規制についてより高い水準が求められています。規制の要件に対して、当社は十分な水準を維持しており、今後導入される要件についても、着実な資本蓄積と