マネーフォワードは同社が提供する全SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)のデータ基盤を8年かけて順次刷新、各SaaSごとにデータベース(DB)を分割する取り組みを2025年6月までに完了した。市場へのサービス展開の速さを優先して抱え込んでいた「技術的負債」を専任エンジニアを投入することで「返済」していった。 モノリシック構造のDBが技術的負債に 2012年の創業当初、マネーフォワードは家計簿サービスを中心にクラウド会計や請求書発行などのSaaSを矢継ぎ早に展開してきた。複数のSaaSで共通して利用するデータが多く、先に展開していたSaaSのデータ基盤を利用することで新サービスを素早く展開できるメリットがあった。マネーフォワードの中出匠哉取締役執行役員グループCTO(最高技術責任者)は当時のシステム構成について「スピーディーにサービスを増やす原動力だった」と話す。 結果的に一つのDB(

