「宗教法人ほどおいしいビジネスはない」。取材に応じた人資産家は悪びれもせず語った。日本人が知らぬ間に水面下で進行している人による「買収」……。その驚きの実態を明かす。 前編記事『突如、菩提寺が寺に…!檀家からは「仏罰が下る」の声…!日本の寺と神社を人が「爆買い」する「驚きの理由」』より続く。 「住職は派遣で十分」JR松戸駅からタクシーに乗り込み、寺の門前に到着。テニスコート2面分はあろうかという広い境内に入り、本堂や併設されている墓地を早足で見て回りながら、王さんはこう語った。 「寺を買う動機は、ビジネスとして手堅いと思っているからです。日本はすでに多死社会に突入しており、葬儀や法要のニーズは年々高まっている。読経する僧侶を手配する『便』など、さまざまな法要ビジネスが始まっていることからもそれは明らかでしょう。 私がこれまで内見してきた寺は、1000万円から3億円のものまでピンキリ。狙って