技官のMさんにチケットをいただいたので、東京女学館へ緒方貞子さんの講演を聞きに行く。ガールスカウトの皆さんが続けてきた「ピースパック」プロジェクト10年記念とのこと。聖心・青学・女学館と名門校が建ち並ぶ地域は、さすがにいい雰囲気。 ピースパックとは難民の子どもたちに贈られるプレゼントで、ノートやスケッチブック、鉛筆に消しゴム、色鉛筆かクレヨン、なわとび、ミニカーなどが入っている。これらをすべて揃えるには2千円以上は優にかかる。子どもたちが少ないお小遣いの中からピースパックを用意するという体験は、「自分には要らないもの」を「施す」慈善事業とはまったく違う何かを教えるだろう。 さて、緒方さんはグレーのワンピースに珊瑚のネックレスをゆったりと垂らして、まあなんとも素敵な方だった。現在の難民および難民を取り巻く情勢をわかりやすくお話しになり、質疑でも小気味よく応答されていた。なんてかっこいい。先日