徳島県つるぎ町立半田病院のランサムウェア調査報告書が2022/6/16に公開されました。担当者が1人などIT界隈(私も)をざわざわさせてる内容をまとめてみました。
![すだちの国からIT界隈をざわざわさせる、徳島県つるぎ町立半田病院のランサムウェア調査報告書(災害拠点病院でIT担当者が1人)。](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c697a5e65f6c802d1616175ffc9b5407c43ebbc9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fs.togetter.com%2Fogp2%2F1bc84fa4a8adaa9d8eaf23f135e081a1-1200x630.png)
5/18 追記色々情報が出てきたので答え合わせ。 前提として、 接種番号は自治体が発番する。そのため、このシステムは、入力された接種番号が正しく存在する番号かどうかさえ確認するすべはない(形式的に間違っている番号はわかる)。 接種番号は自治体が発番するため、接種番号と接種者の情報を紐付けられるのは自治体のみ。接種番号に対応する郵便番号や生年月日も、このシステムはわからない。 接種券は、このシステムが開発着手する前から印刷されていた。チェックディジットやハッシュは、その時点で接種番号の仕様に含まれていなかった。 大規模接種会場の予約システムなんて話が裏で進められ始めたのが今年の1月。接種券の印刷・送付の通達が出たのは去年の12月。 その通達では、券番号として、自治体内で一意であることしか定められていなかった。 このシステム、ひいては大規模接種の目的は、早期にワクチン接種を完了させること。 し
「ワクチン接種開始」それはよその国の話 コロナウイルスの大規模流行が始まってから1年あまりが経過しました。 mRNAという技術がワクチン開発に応用・実用化されることで英米系薬品会社が飛躍的で目覚ましい研究開発が進んで、わずか開発着手から1年足らずで有望なワクチン開発に成功、世界ですでに4000万人が接種を済ませるという人類の凄さを感じさせる事案となりました。 我が国においては、一部の大阪府のあまり有望ではない医療系企業がようやく小規模治験に乗り出した程度で、これら諸外国のワクチン開発競争からはすでに脱落をしています。 まともな開発会社もなければ、コロナ関連論文で世界的に重要な知見を示すこともできず、我が国の研究開発体制についてはいま一度観直しが必要なところではないかとも思います。 基本的にはこれらの海外の製薬会社からのワクチンを調達したり、国内提携の医薬品メーカーが日本国内でワクチン製造を
フォーカルジストニア&脳動脈奇形(AVM)の記録 鍵盤楽器奏者の指の障害『局所性ジストニア(Focal Dystonia)』と、そのジストニア発症の後、しばらくのちに偶然発見された全く無症状の『脳動脈奇形(AVM)』。この二つの別々の疾患を正面から体当たりしちゃってみる試み。 日々、COVIDハンターとして、微力ながら市中病院で働いております。身の危険は感じておりますが、自分にできる範囲でこの未曾有の国難に少しでもお役に立てたらいいなあと思い、防護服を着たり脱いだりする生活を粛々と送っております。 さて。先日こんな事例がありました。 外来で発熱でいらっしゃった30代の男性の方。 2度ほどコロナ相談窓口の保健所に相談したけど、PCR検査はやってもらえなくて、3回目に電話したら「●◎病院へいけ」とうちの病院の名前を名指しで言われたとのことで....。 いや、いいんですよ、来ていただいて。ただう
今、実は重苦しい気持ちでnoteを書いています。夜中の3時。もう寝たいです。2-3日前から見えていたことですが、これから起きることが相当ハードで書く気が起きなかったというのが正直なところです。 但し、いよいよ小池都知事が緊急記者会見にて重大局面宣言を出し、かつそれが国民によく理解されていない気がするので書きます。 1. 世界中の人々の疑問「何故日本の感染拡大だけがこれほどペースが遅いのか」 理由として疑われたのは、PCR検査数が少なく本来もっと市中感染は広がっているのに、政府が意図的に?(オリンピック開催への固執等?)感染者数を少なく見せているのではという疑念が国内外におきました。 但し、これは僕が「③コロナ禍、具体的にどうしたら良いのか」で指摘したとおり、結果として原因不明の肺炎の死者数(=新型コロナ死者数)が少ないことから、逆に推定しても感染者数そのものも「これまでは」実際に少なかった
「バグを排除しようと圧力をかけると、バグが報告されないプロジェクトになる」 この寸言は、よく忘れられる。シックス・シグマや日経ナントカに染まった管理者が、バグを目の敵にし、バグゼロの号令をかける。不具合が表面化すると、たまたまそこに詳しいだけの担当を犯人扱いし、なぜなぜ分析を強要し、ccメールや全体会議で晒し者にする。 なぜなぜ分析とは、「なぜそれが起きたのか?」「その原因の原因は?」と、原因を幾重にも掘り下げる手法のこと。5段階も遡及すると、たいてい「私の不注意でした」となり、対策は「意識を入れ替える」という小学校の学級目標になる。反面、もっと深刻な「仕様変更が電話口で伝えられていた」とか「アジャイルの名のもとにテストが省略されていた」などは放置される(なぜなら、「人」を原因にしたいから)。 こんな冗談みたいな施策を続けていくと、スケープゴートになった人はどんどん心をすり減らし、不具合の
『 DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル』をとうとう買った。 21600円という価格はさすがに痛い。古書が出回るのをジリジリしながら待っていたのだが、一向にその気配がない。発売されて2カ月以上たち、もう待つわけにはいかなかった。なにしろ、診断・分類体系の事実上の国際基準なのだ。 今のところ、購入しているのは専門家ぐらいだろう。そして、その専門家が時折「 19年ぶりの大改定で自閉症概念はこう変わった」と発言しているのを耳にした。大御所たちの発言は多分嘘だろうと思っていたが、実際にDSM-5 の「自閉症スペクトラム」の項目を読んで、大御所たちの発言全てに目を通した訳ではないが、僕が耳にしたものに関しては「恥を知れ」と言いたくなる真っ赤な嘘が多かった。 何が嘘なのか。それは、 「アメリカ精神医学会が自閉症概念を厳密なものに限定しようとしている」と言うきわめて基本的な事をはっきりと伝えていな
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