子ども食堂やフードバンクの問題を考える際、注意しなければならないことがある。子ども食堂に通う子供の親御さん、あるいはフードバンクに食品をもらいに行く方に、仕事はあるのか、低賃金で苦しんではいないか、という問題。その問題さえ解決すれば、子ども食堂やフードバンクは、本来不要。 確かに、今日の食事に事欠く、という人に食品を届けるのは重要。その機能として、子ども食堂やフードバンクの存在意義があるのはその通り。しかしこれは緊急事態対応。中長期的には、なぜ食べるのにも事欠くような子供や大人が発生しているのか、という点に目を向けなければならない。 だから、本当に必要なのは、子ども食堂に通う子どもの親に何らかの形でアプローチし、もっと賃金の良い仕事を紹介するとか、フードバンクに来た方には、もし仕事の面で不安・不満があるなら、その相談に乗り、改善を図ることが大切。 しかし、どうも世間では、子ども食堂やフード