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ゲーム理論による社会科学の統合 (叢書 制度を考える) 作者: ハーバート・ギンタス,小川一仁,川越敏司,佐々木俊一郎,成田悠輔出版社/メーカー: エヌティティ出版発売日: 2011/07/14メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 328回この商品を含むブログ (17件) を見る 本書はNTT出版による業書「制度を考える」の一冊.著者のハーバート・ギンタスはゲーム理論家で行動科学者ということだが,多くの学際的な活動で知られる.本書もその邦題からわかるように非常に学際的な性格の強い書物であり,本書を貫くギンタスの主張は「ヒトの行動にかかる学問は,社会科学,生物学,心理学,経済学という分野ごとに分断化され,相互に相容れないモデルを使っているが,それは大変嘆かわしい状況である.そして行動科学は,ヒトを拡張された合理性を持つプレーヤーと扱い,社会規範を入れ込んだゲーム理論によって統合が可能で
私たちの社会は、割り当てられた役割と規範的制約のなかで個々人が行為することによって形成・維持されている。本書では規範とゲームに着目し、言語ゲーム論や言語行為論を土台としながら人間の社会性を論じるための理論的なアプローチを提案する。法哲学や経済学などの成果も取り込みつつ「社会の哲学」を構築する、画期的な試み。 まえがき Ⅰ 言語哲学を基盤にした社会的現実性の分析 第一章 言語ゲームと法 1 ヴィトゲンシュタインの言語ゲーム 「言語ゲーム」って何? 2 ハートの法哲学 ハートが言語ゲームに付け加えたもの 第二章 言語行為論と行為の社会理論 1 サールの言語行為論とその修正 「言語行為論」って何? 2 ハーバマスとサールの論争 少しすれ違っているみたいだ 3 ハーバマスの普遍語用論を批判する いいところと悪いところ 第三章 サールの社会存在論 1 サールの社会存在論の構想 「社会存在論」って何?
標準的な意思決定理論・ゲーム理論のテキスト。意思決定理論・ゲーム理論の理論的な内容を解説し、それらを検証・例証するために、実験室やフィールドにおける行動実験や歴史的・人類… ゲーム理論による社会科学の統合 [著]ハーバート・ギンタス 社会科学の統合とは何と強気な。アシモフの未来SFには人類史の将来を予測する、歴史心理学なる統合人間科学が登場するが、ついにそれが実現……とまではいかない。が、著者はゲーム理論がその基盤となると断言するのだ。 すごいぜ、と本文を開くと、いきなり細かい式や証明がずらずら並んで涙目だが、とりあえずは飛ばしても大丈夫。基本的に著者は、合理的個人の相互作用を描くゲーム理論モデルを使えば、各種の基本的概念が基礎付けられることを示す。後半の章でそれを組み合わせた複雑な社会事象の説明を例示。そして十二章以下で、統合に向けての大きな道筋をいくつか素描してみせる。 統合対象分野は
現代社会には、気候変動やテロのようにグローバルな問題、またダムや発電所などの建設をめぐる地域の問題に加え、感染症など社会生活に広く影響する問題があふれている。こうした多様な意見がぶつかりあう場面でこそ求められるのが「合意形成学」である。社会学、工学、情報学など多彩な分野から、領域横断的に合意形成を見通す1冊。 はじめに 序章 合意形成学の構築[猪原健弘] 序.1 合意形成学の必要性 序.2 合意形成の理論 序.3 合意形成の方法 序.4 合意形成の実践 序.5 【学】としての合意形成 序.6 本書の構成 第I部 合意形成の理論 第1章 社会理論における合意形成の位置づけ――社会統合から社会編集へ[今田高俊] 1.1 合意形成をどのように問題とするか 1.2 合意形成のための戦略―構造-機能分析の視点 1.3 了解志向的行為による合意形成―ハーバーマスの対話的理性 1.4 その先の合意形成―
ゲーム意味論(ゲームいみろん、Game Semantics)とは、ゲーム理論的概念(プレイヤーの勝利戦略の存在など)に基づいた論理の意味論の手法である。1950年代後半にパウル・ローレンツェンが提唱した。その後、様々なゲーム意味論が研究されており、ゲーム意味論はプログラミング言語の形式意味論にも適用されてきた。 古典論理[編集] 最も単純なゲーム意味論の応用として、命題論理への適用がある。各論理式を2人のプレイヤーの間で行われるゲームに見立てる。プレイヤーは「立証者; Verifier」と「偽証者; Falsifier」と呼ばれる。立証者はその論理式内の全ての論理和の「所有権」を有し、偽証者は同様に全ての論理積を所有する。このゲームの「手」で行うことは、論理演算子を所有するプレイヤーがその演算子の一方の枝を選ぶことである。ゲームはその選ばれた部分論理式について続行され、その論理式を制御して
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