生物学に関するtsuka_ryoのブックマーク (33)

  • 長谷部 光泰氏、福島 健児氏:食虫植物の進化がゲノム解読から明らかに | 著者インタビュー | Nature Ecology & Evolution | Nature Portfolio

    虫植物の進化がゲノム解読から明らかに 長谷部 光泰、福島 健児 2017年3月号掲載 植物なのに、虫を捕らえ、べる虫植物。この不思議な生き物は、いったいどのように進化してきたのだろうか。このほど、自然科学研究機構基礎生物学研究所の長谷部光泰さんと米国コロラド大学の福島健児さんらは、虫植物フクロユキノシタのゲノム配列を明らかにし、さらに捕らえた虫を分解する消化酵素の進化について解明して、Nature Ecology & Evolution 3月号に発表した。虫植物の進化の謎解きに挑むお二人に聞いた。 ―― 虫植物とは、どのような植物ですか。 左から、Gergo Palfalviさん、福島健児さん、長谷部光泰さん | 拡大する 長谷部氏: 虫を「べる」ことにより、窒素やリンなどの栄養素を吸収しているのが、虫植物です。「べる」というのは、その葉を用いて、虫などの小動物を誘引、捕

    長谷部 光泰氏、福島 健児氏:食虫植物の進化がゲノム解読から明らかに | 著者インタビュー | Nature Ecology & Evolution | Nature Portfolio
  •  「生物学の哲学入門」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    生物学の哲学入門 作者:良太, 森元,泉吏, 田中発売日: 2016/08/26メディア: 単行 書は森元良太,田中泉吏という2名の若手哲学者による「生物学の哲学」の入門書だ.進化理論とそのダーウィン以降の学説史を簡単に解説し,いくつかの哲学的なトピックを選んで,これまでに議論されてきたことをまとめている. 第1章 進化理論と進化学説史 ダーウィンのOrigin(種の起源)のテーマが何かというのは,いろいろな読み方があって,ソーバーがそれで一冊書いている.ここではダーウィンの論証の鍵は生命の樹仮説と自然淘汰説の2つだと平行的にまとめている.それぞれの解説は簡潔で要を得ている.ただし自然淘汰の条件として,変異の存在,変異が適応度にかかるものであること,変異が遺伝することの3つのみをあげていて,競争の存在をあげていないのは少し引っかかる*1. ここでダーウィンの論法が「最善の説明への推論(

     「生物学の哲学入門」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  • 「生物を創る時代へ 米国で本格的な動きも?『合成生物学』の現在 」(木賀大介 氏 / 早稲田大学理工学術院 先進理工学部 電気・情報生命工学科 教授) | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    インタビュー 「生物を創る時代へ 米国で格的な動きも?『合成生物学』の現在 」(木賀大介 氏 / 早稲田大学理工学術院 先進理工学部 電気・情報生命工学科 教授) 2016.07.19 木賀大介 氏 / 早稲田大学理工学術院 先進理工学部 電気・情報生命工学科 教授 新たな生物を人工的に創り出す研究として注目を集める「合成生物学」。木賀大介(きが だいすけ) 早稲田大学教授は、生物学に訪れた変換点を次のように指摘する。 「これまでの生物学は、対象を仔細に観察し記述する博物学的なアプローチが研究の主流でした。しかし2000年以降、ヒトを始め多くの生物のゲノムが続々と解読されたことで、遺伝子やタンパク質を組み合わせた生命システムを創ることを研究の手段とする生物学が可能になってきたのです」 人工的に創られる新たな生物の出現は、私たちに何をもたらすのか? 環境や産業に役立つ微生物の創出のみならず

    「生物を創る時代へ 米国で本格的な動きも?『合成生物学』の現在 」(木賀大介 氏 / 早稲田大学理工学術院 先進理工学部 電気・情報生命工学科 教授) | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」
  • 土屋健『デボン紀の生物』 - logical cypher scape2

    生物ミステリーPROシリーズ第3弾 土屋健『エディアカラ紀・カンブリア紀の生物』 - logical cypher scape 土屋健『オルドビス紀・シルル紀の生物』 - logical cypher scape 今までは、2つの紀で1冊だったが、デボン紀は1つで1冊 何しろデボン紀は、魚類の繁栄と両生類の上陸という二大イベントがある時代だからである。 そして、表紙を飾るは、甲冑魚「ダンクレオステウス」 上野の科学博物館に所蔵されている標で、今夏開催される「生命大躍進」展のカプセルフィギュアにもなっている。 それから、度々ピーター・D・ウォード『恐竜はなぜ鳥に進化したのか』 - logical cypher scapeにも言及されている*1。 デボン紀、面白い! 1 デボン紀の窓「フンスリュック」 2 陸の“最初の窓"が開く 3 大魚類時代の確立 4 大魚類時代の舞台 5 デボン紀後期の

    土屋健『デボン紀の生物』 - logical cypher scape2
  •  「自然を名づける」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    自然を名づける―なぜ生物分類では直感と科学が衝突するのか 作者: キャロル・キサク・ヨーン,三中信宏,野中香方子出版社/メーカー: エヌティティ出版発売日: 2013/08/28メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る 書はアメリカで活躍するサイエンスライター,キャロル・キサク・ヨーンによるヒトの生得的認知傾向としての「分類する心」と,生物分類学の関わりを扱った一冊.原題は「Naming Nature: The Clash Between Instinct and Science」.後半にはかつて1980年代に燃えさかった生物分類学論争が取り上げられていて,そこも読みどころに一つになっている.なおこの後半部分はこの大論争の直接の目撃者(かつ参加者)でもある三中信宏が邦訳を担当している. 第1章には前書き的に著者の書を執筆するに至った経緯が書かれている.著者は元々生物

     「自然を名づける」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    tsuka_ryo
    tsuka_ryo 2013/10/14
    「頭は切れるが他人にもキレ」いつか使う
  • 自然を名付ける - まとまり日記

    自然を名づける―なぜ生物分類では直感と科学が衝突するのか 作者: キャロル・キサク・ヨーン,三中信宏,野中香方子出版社/メーカー: エヌティティ出版発売日: 2013/08/28メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る 分類学の歴史を、人間が地域民族に共通して持つ分類学的直観を進化的・系統的分類が最終的に凌駕する歴史として描く。 前半はリンネがその分類体系の構築に当たっていかに自らの分類学的直観(著者はこれを「環世界センス」とよぶ)に頼っていたかの描写から始まる。リンネがその自然誌的経験によってもっていた分類に対するセンスは先輩および同僚の分類学者を凌駕するものであり、それがリンネが分類学界で王にまで上り詰め君臨できた理由である。次の章ではダーウィン、特に彼のフジツボについての研究にスポットを当てる。フジツボの研究はダーウィン及び分類学の歴史に様々な意味をもっていた。言

    自然を名付ける - まとまり日記
    tsuka_ryo
    tsuka_ryo 2013/10/01
    生得的な分類能力かー。
  • Functioning ‘mechanical gears’ seen in nature for the first time

    Previously believed to be only man-made, a natural example of a functioning gear mechanism has been discovered in a common insect - showing that evolution developed interlocking cogs long before we did. The juvenile Issus - a plant-hopping insect found in gardens across Europe - has hind-leg joints with curved cog-like strips of opposing ‘teeth’ that intermesh, rotating like mechanical gears to sy

    Functioning ‘mechanical gears’ seen in nature for the first time
    tsuka_ryo
    tsuka_ryo 2013/09/13
    自然界で初めての「歯車運動」
  • 『科学を語るとはどういうことか:科学者、哲学者にモノ申す』[続] - leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek

    須藤靖・伊勢田哲治 (2013年6月30日刊行,河出書房新社[河出ブックス・057],東京,301 pp., 体価格1,500円,ISBN:978-4-309-62457-0 → 目次|版元ページ) 【書評】※Copyright 2013 by MINAKA Nobuhiro. All rights reserved 科学と科学哲学との重層的すれちがい(続) ← 「科学と科学哲学との重層的すれちがい」(2013年7月19日) 書を読んでひとつ自覚したのは,科学者側の “代表” として登場する物理学者・須藤靖さんの発言のひとつひとつにワタクシ自身があまり同感できないという点だった.とりわけ,[科学]哲学的な問題設定に対する彼の基姿勢には相当な違和感が残る.ワタクシの身近にもしこういう科学者がいたとしたら “いますぐ体育館のウラに来い” 的レベルの違和感だ.ワタクシが推測するに,伊勢田哲

    『科学を語るとはどういうことか:科学者、哲学者にモノ申す』[続] - leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek
  • 『動物が幸せを感じるとき』ーリアルで自在な動物行動学入門 - HONZ

    著者は高機能自閉症であり、動物の気持ちがわかる、という特異な才能を持つ動物学者だ(好きなら、オリヴァー・サックスの『火星の人類学者』で取り上げられたことを覚えているかも知れない)。書と前著『動物感覚』はベストセラーとなり、一昨年には、彼女を取り上げたテレビ映画が作られ、エミー賞でテレビ映画部門の作品賞を受賞するなど、大きな話題となった。 『動物感覚』はとても面白かった。彼女自身の経験から発せられる言葉の数々に引きつけられたのと同時に、私にとって常識をくつがえすような興味深い動物行動学や心理学の研究が多数引用され、また文章が非常にわかりやすかったからだ。私がもしオールタイムベスト10を挙げるならおそらくこのは必ず入れるだろう。 そして書。タイトルを見たとき、前著ほどの面白さはないような気もしたのだが(ちなみに原著のタイトルを訳すと『動物がわれわれを人間にした』。こちらのほうがHONZ

    『動物が幸せを感じるとき』ーリアルで自在な動物行動学入門 - HONZ
  • チンパンジーを使った動物実験を制限へ、米国  国際ニュース : AFPBB News

    オーストラリア・シドニー(Sydney)のタロンガ動物園(Taronga Zoo)でわが子を抱きしめるチンパンジーのお母さん(2011年9月30日撮影、資料写真)。(c)AFP/Torsten BLACKWOOD 【12月20日 AFP】米国立衛生研究所(US National Institutes of Health、NIH)は15日、チンパンジーを使った動物実験を厳しく制限すべきだとする米国医学研究所(Institute of Medicine、IOM)の勧告を受け入れ、政府が資金援助した医学実験すべてを早急に点検することを明らかにした。 医療専門家で構成され、健康に関する事案で政策立案者などへの勧告も行っているIOMは今回、チンパンジーを使った動物実験について、全面禁止こそ求めなかったものの、以下のような制限を設けるよう勧告した。 ― 倫理的観点から人体実験が実施できず、実験に利用で

    チンパンジーを使った動物実験を制限へ、米国  国際ニュース : AFPBB News
  • ブレイン・アーキテクチャ – 進化・回路・行動からの理解 | 学術と社会を繋ぐ SYNAPSE Project

    ラリー・スワンソン, 石川 裕二 訳 東京大学出版会(2010) 書は、英語版の副題 “Understanding the Basic Plan” からも分かるように、脳の基的な設計原理を探求する学術である。筆者のラリー・スワンソンは、げっ歯類の欲求や情動に関する神経回路を明らかにしてきた、脳の構造と機能における巨人の一人と言える。マウスやラットで脳の研究をしている者なら誰でも頼りにしている脳マップ、Paxinos & Watsonによる ”The Rat Brain” に多くの根拠を与え続ける科学雑誌 Journal of Comparative Neurology の編集員なども歴任している。そのスワンソンが書で試みたことは、脳の基的な設計原理を明らかにすることで、脳の機能における「一般法則」を提唱するということである。 日でも脳科学ブームが起きている昨今、このようなことが

    ブレイン・アーキテクチャ – 進化・回路・行動からの理解 | 学術と社会を繋ぐ SYNAPSE Project
  • 【裳華房】『行動遺伝学入門』

    行動遺伝学入門 -動物とヒトの“こころ”の科学- Introductory Behavior Genetics 国立遺伝学研究所准教授 医博 小出 剛・ 東北大学名誉教授 理博 山元大輔 著 編著 A5判/232頁/2色刷/定価3080円(体2800円+税10%)/2011年11月発行 ISBN 978-4-7853-5847-1 C3045 行動遺伝学は、これまで多くの研究者だけでなく一般の人々の興味も引き付けてきた。行動に遺伝的要因が関与していることがわかってから、あるいはそれ以前からも、ヒトの性格は親に似たりすることがあるのだろうかと思いを巡らす人も多かっただろう。また、身近な動物、たとえば犬やをみて、その行動の特徴の顕著な違いをもたらす遺伝的な仕組みは何だろうと思う人も多いかもしれない。このように、行動遺伝学は、これまで多くの人がペットや家畜動物、野生動物、さらにはわれわれヒト

    【裳華房】『行動遺伝学入門』
  • Metapsychology Online Reviews

  • 生物学の哲学で卒論・修論を書く人のために

  • 自分で増殖する人工細胞、東大グループが作成 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    みずから分裂して増殖する「人工細胞」を作り出すことに、東京大学の研究グループが成功した。科学誌「ネイチャー・ケミストリー」電子版に5日、発表した。 私たち生命がどうやって誕生し、増えてきたのかを探る重要な手がかりになるとして注目される。 研究グループはまず、人工的に作った100分の1ミリ・メートルほどの大きさの細胞膜の袋の中に、クラゲの蛍光たんぱく質の元となる遺伝子を入れた人工細胞を作製。温度変化などで遺伝子を複製させた後に、細胞膜の原料を加えた。すると細胞は、増えた遺伝子をそれぞれ含むように、ひとりでに分裂したという。 複製された遺伝子の量を蛍光物質の光り具合で調べたところ、複製が盛んに行われた細胞ほど分裂がはやく進み、10分間に3、4回分裂した細胞もあった。増えた遺伝子が細胞膜に刺激を与えて、分裂を促したとみられる。

  • BioEdge: Removing the ethics from bioethics

  •  日本進化学会2011 KYOTO 参加日誌 その1  - shorebird 進化心理学中心の書評など

    年の日進化学会は暑い盛りの京都で*1いつもより短く7月30日,31日という2日間の日程だった.前日29日は学会参加者は国際学会である国際分子進化学会(The Society for Molecular Biology and Evolution: SMBE)のレクチャーを丸一日聴けるという趣向になっていて,分子進化に関心のある参加者にとってはおいしい企画になっている.このためか例年よりも分子関係の発表比率が高く,行動生態を含めたそれ以外の発表は少なかったように思う. なおいつものように発表については発表者のみを紹介し敬称は略させていただく.また英語演題については私が適宜仮訳してある. 第1日 7月30日 前日に京都入りして抹茶パフェなどををいただいて英気を養ったもののやはりじわっと熱い.東京ほどではないが,関西もやはり何となく冷房温度は高めだ. 午前中はシンポジウム4.うち3はSM

     日本進化学会2011 KYOTO 参加日誌 その1  - shorebird 進化心理学中心の書評など
  • Biological Information (Stanford Encyclopedia of Philosophy)

  • 社会生物学によって生まれた新しい理論と仮説

    “社会生物学”ここ二・三十年大発展しつつある学問であるが、それはつまり、社会行動を含めた生物の形質(各種の遺伝的性質)がどのような有利性で進化し、保持されているのかを説明しようとする学問である。 この、形質の有利性は、従来の「種にとって有利であればよい。」といった一般的仮定では説明しきれない。そこで、その形質を持つ遺伝子にとっての有利性(つまり、その遺伝子が増えるかどうか)で考える。この立場からは、“生物=生存機械”つまり、生物の各個体はその種の繁栄・持続のために生きているのではなく、自分の遺伝子を最大限に子孫に伝えるために生きているように見えるのだ。 一見驚いてしまうような考え方だが、この、種から遺伝子への考え方の転換は、革命ともいえるような変化を生態学にもたらした。従来の「種にとって有利であればよい」といった考え方をしていた時には見えなかった生物の利己的特性が次々と発見されたのである。

    tsuka_ryo
    tsuka_ryo 2011/08/05
    社会性昆虫の利他的行動はどうやって進化してきたか
  • JT生命誌研究館:サイエンティスト・ライブラリー 岡田節人 「ルイセンコの時代があった 生物学のイデオロギーの時代に」

    1927 年、兵庫県生まれ。50 年京都大学理学部卒業。同大大学院を経て、54 年同大理学部助手。57 年よりエジンバラ動物遺伝学研究所(英国)、カーネギー発生学研究所(米国)にて研究。60 年京都大学講師、61 年同大助教授、67 ~85 年同大教授。84 年より岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所所長、89 年より同機構長。93 年よりJT 生命誌研究館館長、現在に至る。国際発生生物学会総裁、国際生物科学連合副総裁などを務め、国際的にも、独特の岡田節ぶしで知られている。 私自身の経歴――これを私誌という――については、これまでさまざまなところで語ってきたし、いささか興味をもってくださる方もあって、あちこちに書きもしたので、繰り返して語るのはあまり気のりがしない。しかし、今回は、わが生命誌研究館の刊行する雑誌『生命誌』のサイエンティストライブラリーのためのもので、いわば私にとっての「