2011年6月18日のブックマーク (3件)

  • Marion: temporalia

    ◆Marion "Oxford Realism: Knowledge and Perception"をざっと一読。 クック・ウィルソンやプリチャードに関する哲学史的な話が面白かといえば若干微妙ではあるものの、こうした前史に照らし合わせて見ることで、オースティンというかなり掴み所のない哲学者の一面がかなりよく見えてはくるのだろうな、という印象。マリオンによれば、オースティンらの日常言語哲学というのは、クック以来のオックスフォード実在論を「別の手段で継続」したものとのこと。まあ何にせよ、豊富なエピソードが盛り込まれていて、教えられるところが多い論文。(オックスフォードにもW・ニールのように論理学に造詣の深い人はいても講義を担当してはいなかったので、1956年にハオ・ワンが講師に着任するまでオックスフォードでは――ミルの『論理学体系』をテキストにしたような旧弊なスタイルの授業以外に――まとも

    tsuka_ryo
    tsuka_ryo 2011/06/18
    "ヘーゲル主義から抜け出るにあたりケンブリッジ派はロック以降の古典的な観念説(センスデータ理論)へ、クックウィルソンに続くオックスフォード派はアリストテレスやトマスリードを祖とする直接的実在論へ向かう"
  • ニコラス・ウェイド『宗教を生みだす本能 ―進化論からみたヒトと信仰』

    原題”THE FAITH INSTINCT”。スティーブン・ピンカーの”THE LANGUAGE INSTINCT”(『言語を生みだす能』)を意識して、その向こうを張ったものだ。 宗教を生み出し運用する能力は、言語を生み出し運用する能力と同じく、集団を内部で結束させ、他集団との戦闘などで有利にするために、進化によって積極的に選択された能であり、何かの副作用でたまたま生じたわけではない。 というのが主な主張になる。 私は、この問題に限って言えば、ある程度グループ淘汰的な見方を受け入れるべきであろうと思っているので、全体としては同意できる部分が多い。 ドーキンスやピンカーが宗教の適応的意義を軽視しすぎている、という意見には、ほぼ完全に同意する。 厳しい戒律やタブーなど、宗教の持つ一見理不尽な要素も、それを行うコストによってフリーライダーの侵入を阻むためのものだ、という説明は、まあ常識的とい

    tsuka_ryo
    tsuka_ryo 2011/06/18
    後半に行くに従って、だんだん失速している。根拠に乏しいまま、ただ「〜だっただろう」とこれまでと同じようなことを繰り返す部分が多くなってくる
  • 蚊とりん - エコデア

    蚊がもたらす害は大きく2つあります。1つは「かゆみ」、もう1つは「感染症」です。 刺されただけでもその「かゆみ」は不快ですが、媒介される「感染症」によって、世界中で多くの方々が苦しんでいるのも実情です。 近年、地球温暖化【二酸化炭素の増加 ⇒ 温室効果 ⇒ 気温・海水温の上昇】による生態系の変化に伴い、 熱帯感染症(デング熱・ウエストナイル熱・チクングンヤ熱など)を媒介する蚊の生息域の北上と拡大が懸念されておりますが、 すでに国内のごく身近に生息する種においてもこれらの感染症を媒介する能力をもち、その個体数の早期削減が望まれているところです。 しかしながら、主たる駆除手段としては薬剤散布に頼るしかなく、健康被害や生態系へのダメージが問題となっています。 このような現状を踏まえ、雨水や池の水などの自然水だけでボウフラの捕獲及び駆除を行うために考案したのが「蚊とりん」であり、 関係する多くの方