◆A・フォード「行為と類種関係」(1/3) ・Anton Ford, "Action and Generality," in Anton Ford, Jennifer Hornsby & Frederick Stoutland (eds.), Essays on Anscombe's Intention (Harvard University Press, 2011) [pdf] とりあえず冒頭の三分の一ほどを訳してみたもの。 この論文の主題である"generality"とは、よりgeneralな類(genus)とよりspecificな種(species)との間の関係如何に関わる問題である。こうした趣旨を汲んで、"generality"は基本的に「類種関係」と訳した。(ただし、種のspecificityとの対比で類のgeneralityについて語られる箇所は「類的性格」と訳した。) *